記事一覧

樽前山 ~外輪山一周~

ああ暑い。とにかく暑い。札幌だって暑いのです。エアコンのない部屋で一日仕事をして、耐え切れずに金曜日に大通のビアガーデンに行き、流れで居酒屋、カラオケと...朝帰りです(T_T)。家に帰っても眠いのに暑くて寝れないし、糸が切れた凧みたいになってホゲーっとして土曜日が過ぎていきました。で、日曜日、さすがに疲れていたのか昼まで寝てました。そして、ようやく復活。

もう12時前ということで行ける山も限られているし、ライブカメラ映像の樽前山がいい感じだったので樽前山に決定。登山口13時40分発という、私にとっては超スロースタートです。思えば樽前山に登るのは2009年の7月以来だから3年ぶりです。当時の感覚から3時間ちょっとで外輪山一周できるだろうとスタートしました。

ファイル 151-1.jpg

もうタルマイソウ(イワブクロ)も終盤といった感じで、花と言えば他にウラジロタデとミヤマホツツジ、イワギキョウを見たぐらいで、なんだか寂しい感じでしたが、おかげで階段道をズンズン進んでいけます。白いタルマイソウも多く見掛けました。40分程で東山分岐です。ここから私の大好きな稜線のスタートです。少々雲が多いですが、風も気持ち良くて最高です。ドンドコ標高をあげて賑やかな東山を足早に通り過ぎ、静かな外輪山歩きに入ります。思えばこんなに晴れている日に樽前山を歩くのは初めてです。樽前ドームもクッキリです。

ファイル 151-2.jpg

西山に近づくに連れて低木や巨岩など地形がバラエティに富んできて、東山からは丸みを帯びておとなしく感じた樽前ドームも男前に表情を変えていきます。「すごい、すごい!」、前回、霧の中にうっすらしか見えなかったドームがこんなになって見えるんだと、感激しながら進みます。

ファイル 151-3.jpg

西山に到着です。こんなに立体感あふれる感じに見えるんですね。これはいいです。風不死岳もはっきりと見えます。実際に登ると「もう、この時期にあそこは絶対登りたくない」と思うものの、こうやって見ていると行きたくなってくるのだから不思議なものです。支笏湖の眺望の良いタルマイソウ群落地(行き止まり)につながる不思議なルートもありましたね。一回、騙されて行きましたけど、騙されて良かったと思った記憶があります。

ファイル 151-4.jpg

西山からは地図上はピークから南に折れる道がありますが、実際には地図のルート上には踏跡すらなく、更に西の稜線に踏跡が続いています。これを辿るとどこに行くんだろうという興味が湧きましたが、もう時間もないので次の楽しみに取っておくことにします。あとは、更に男前になった樽前ドームを見つつ、奥宮で御参りをして帰路につきます。7合目登山口近くのベンチのある広場に着く頃には陽も随分と傾き、風不死岳の稜線上に美しく輝いていました。

ファイル 151-5.jpg


7合目登山口(13:40)→東山分岐(14:20)→東山(14:25)→途中ティータイム→風不死分岐(15:05)→西山(15:45←ティータイム→16:10)→樽前山神社奥宮(16:30)→東山分岐(16:45←ティータイム→17:00)→7合目登山口(17:25)

大雪山永山岳 銀明水周辺の花

2012年7月22(日)に撮った大雪山永山岳ルートの写真を厳選してお届けします。

今回歩いたイズミノ沢コースからの永山岳は、前半は木々が密集して秘境を行く探検隊のような印象ですが、標高が1700mを超えて銀明水が近づくと一気に大雪山系らしい見事な原生花園が拡がります。この日はここで紹介する花以外に、コマクサ、メアカンキンバイ、マルバシモツケ、ミヤマリンドウ、エゾツヅジ、ハクサンチドリ、エゾウサギギク、ミツバオウレン、チングルマ、エゾノハクサンイチゲ、ウコンウツギ、ミヤマキンバイ、ウラジロナナカマドが咲いていました。

ファイル 150-1.jpg
チシマツガザクラ: 先週見たいと言っていた大群落がありました。右も左もぜ~んぶチシマツガザクラです。すごかったです。


ファイル 150-2.jpg
エゾヒメクワガタ: ヒメというだけあって、茎の上に青紫の小さい花をつけます。アンテナのように飛び出した雄しべと雌しべが特徴的で可愛いです。


ファイル 150-3.jpg
イワギキョウ: 夏から秋にかけて咲く岩場の名優です。真っ直ぐに咲いたり、横向きに咲いたりしてますが、ちょうど蓄音機のらっぱのようにきれいな曲線で咲いていたのがありました。やっぱり曲線は美しいですね。


ファイル 150-4.jpg
エゾカンゾウ: 海岸近くや湿原など色んなところで見られる花ですが、今回見た場所は標高1860m付近で、こんな高いところにも咲いているのかと驚きました。エゾゼンテイカ、ニッコウキスゲなど名前を多く持つ花です。


ファイル 150-5.jpg
ヨツバシオガマ: 以前に隊長さんがやっていた真上アングルで4連のヨツバシオガマを撮ってみました。失敗したなと思うのは、上の一つもフレームに入れて5連でカシオペア座みたいにすれば良かったと...

大雪山永山岳 湿っぽい花(アナタ)をフォーカスしちゃう!?

2012年7月22(日)に撮った大雪山永山岳ルートの花の写真を厳選してお届けします。

今回歩いたイズミノ沢コースは、さすがに沢沿いということでジメジメした密林といった感じで、いつもの大雪とは一風変わった草木がいきいきとしていたのが印象的でした。


ファイル 149-1.jpg
水芭蕉の葉: 早速花ではないですが、この巨大な芭蕉様の葉っぱはこのコースの名物と言っても過言ではないので外せませんでした。愛山渓の登山口を入ったあたりでいっぱいいらっしゃいます。


ファイル 149-2.jpg
エゾノレイジンソウ: 同じキンポウゲ科のダイセツトリカブトに似た印象を受ける花です。ダイセツトリカブトと違って、妙に長いのと、花がいっぱい付いてるので写真の構図決めが大変なのです。三十三曲分岐で見ました。


ファイル 149-3.jpg
モミジカラマツ: 花はカラマツソウと良く似てますが、モミジのように深く裂けた葉が特徴的で背丈も小さいですね。愛山渓登山口から滝ノ上分岐までの区間で多く見られました。


ファイル 149-4.jpg
ミソガワソウ: 色はとてもきれいなんですけど、何と言うか外観がアッカンベーをしているような感じで変わった花だなぁという印象でした。村雨の滝付近で咲いていました。


ファイル 149-5.jpg
ウコンウツギ: 今年に入って一杯色んな場所で見ているんですが、なんというか見た目も色合いも地味で写真にもうまく写ってくれなかったんですが、今回、滝ノ上分岐を永山岳方面に進んだところで咲いていたのは本当に見事だったです。クリーム色の明るい色がきれいでした。

愛山渓倶楽部~愛別岳

前日予報だと全道的に天気は良好ということで、東大雪の石狩岳に行くつもりで朝2時に起床したものの、念のため天気予報を確認したら十勝方面の天気が今一つに...そこで予報の良かった旭川方面にの山ということで、去年、登頂できなかった愛別岳(http://www.saboten.sakura.ne.jp/~suzu/cgi-bin/diarypro/archives/81.html)に行くことにしました。

元々東大雪に行くつもりだったので余裕綽々です。朝6時30分には愛山渓倶楽部に到着して出発します。駐車場の車はそれほど多くないようですが、既に7組ほどの先発隊がいます。今回は、まだ通ったことがなくて永山岳へのアクセスが良さそうな沢沿いのルートにします。曇天の上、上空にはガスが掛かり、鬱蒼とした暗い林の中を歩きます。巨大に成長した水芭蕉の葉が不気味さを際立たせています。そんな中でも花が咲いていて、モミジカラマツがとても多く見られました。

三十三曲分岐を超えると沢沿いに高巻して進んでいきます。たまに、渡渉がありますが、岩伝いに特に苦になるような感じでもないです。沢沿いではエゾノリュウキンカ、チシマノキンバイソウなどが見られました。分岐を過ぎて沢沿いを進んでいくと昇天の滝が前方に見えてきます(写真)。いや、なんというか秘境を行く探検隊のような印象です。地図を見ていると昇天の滝のそばを通るのかと思いきや突然登山道は右に折れて再び林の中です。すると目の前にまた滝が現れました。一瞬、方向感覚がわからなくなりましたが、先程とは別な滝、村雨の滝だそうです。この滝の脇を登って行くロープ場を2つ超えて、しばらく行くと滝ノ上分岐です。ロープ場の岩は結構滑りやすいので素直にロープにつかまりました。

ファイル 148-1.jpg

滝ノ上分岐から比布・北鎮方面も、しばらくは高い熊笹や低木が多くて鬱蒼とした感じが続きますが、時折、開けて景色が拡がります。沼ノ平が見えました。向こうは晴れてきつつあるようです。このあたりではウコンウツギがきれいでした。標高1600mまで登って行くとナキウサギの「ピチッ」と言う声が聞こえます。偶然にもハイマツの間の小さな岩場でジーっとしているところを目撃しました。同じペースで登っていた女性と一緒に観察です。フレームにもきっちり収まってくれました。今日は比較的涼しいから外に出てきてくれたんでしょうか?

ファイル 148-2.jpg

標高が1700mを超えると見事な原生花園が拡がります。先週見たいといっていたチシマツガザクラの大群落がありました。登山道周囲がチシマツガザクラで白くなっています。コマクサやミヤマリンドウ、エゾヒメクワガタ、イワギキョウ、ヨツバシオガマなども咲いていました。驚いたのはこんなに高い稜線でエゾカンゾウが咲いていたことです。大雪山系でエゾカンゾウを見たのは、高根ヶ原以来です。ちなみに銀明水は涸れています。更に標高を上げると季節を遡るように、綿毛だったチングルマが咲いてきます。三本枝だけになっていたエゾノハクサンイチゲも見事に復活です。

ここまでの区間、花のあるところで止まっては撮影の繰り返しで、全然進みません。永山岳に着いた頃には既に10時20分になっていました。時折ガスが取れるものの、中々晴れてこないので半ばあきらめムードで昼食にします。こんな天気では誰も愛別まで登ってないだろうし、もうここで引き返そうかと思っていたら、偶然、愛別岳に行くという旭川の男性と出会いました。念願の同行者の出現にかなり前向きな気持ちになり、先に行くと言って出発した彼を追いかけて愛別岳分岐まで行ってみます。分岐で彼と合流...真っ白な雲の中に向かう断崖の道を見てお互い躊躇しますが、ここまで来たのだから行くだけ行ってみようということで合意...

ファイル 148-3.jpg
ファイル 148-4.jpg

不幸中の幸いか、プチ高所恐怖症の私にはありがたいことに、20mほどしかない視界のおかげで、あの谷底に落ちていくような風景が全然見えなくて恐怖感はほぼゼロ。同行者がいるのも心強く、風も穏やかで、前回引き返したポイントを知らない間に通過して、ピークへの登りに取り掛かります。先人のブログで右巻きで行くという情報を得ていたので、それらしい踏み跡をたどります。標高差は大したことないのに結構な急斜面が続き息が切れます。もう終わりかと思って斜面を登ると、また次の斜面が出てきて全然終わりません。もうダメと途中で休憩したところは、山頂から50mほど手前でした(^^;。休憩中に地図を見てそのことに気付き、「だったら進もう」と小休止に留めて出発、ここから先は大した斜面もなく愛別岳のピークに到着。そして記念写真を撮ってもらいました。もちろん背景は真っ白ですが(^^;。

ファイル 148-5.jpg

彼は昼食、私はティータイムということで、山頂の巨岩に腰を落ち着けて話しながら過ごします。ナキウサギがトコトコと通り過ぎました。単独だと何とも落ち着かないガスの中の山頂も、同行者がいると全然のどかに感じます。本当に彼に感謝したいと思います。

そのまま下りも共に降りました。途中、不明瞭な安足間岳のピークらしき最も標高の高い点を踏んで元来た道を戻ります。帰りは三十三曲から降りようかとも思いましたが、沼の平まで登る元気ががなかったのと、彼の靴が愛別の岩場で破けてしまったため、水たまりの少ない沢沿いのルートで行くことにして、また鬱蒼とした林の中を延々と歩いて下山しました。

愛山渓倶楽部(6:25)→登山口(6:30)→三十三曲分岐(6:55)→滝ノ上分岐(7:50)→銀明水(9:35)→永山岳(10:20←昼食→11:00)→安足間岳(11:15)→愛別岳分岐(11:20←考え中→11:25)→愛別岳(12:00←ティータイム→12:30)→愛別岳分岐(13:10)→安足間岳ピーク(13:20)→永山岳(13:40)→銀明水(14:00)→滝ノ上分岐(15:00)→三十三曲分岐(15:40)→登山口(15:55)→愛山渓倶楽部(16:00)

今回のあこの燃費:14.1km/L

大雪山緑岳~高根ヶ原手前 色鮮やかな花たち

2012年7月15日(日)に撮った大雪山緑岳の花の写真を厳選してお届けします。

ツツジの仲間大集合とかやろうかと思ったんですけど、エゾノツガザクラ以外にコケモモと今回紹介する2種ぐらいしか写真がなかったので「全然集合してないじゃん」ってことであきらめました。ああキバナシャクナゲもそうでしたね。そんなわけで板垣新道から三笠新道分岐に至るまでの区間で色鮮やかに咲いていた花達になりました。何枚も写真があるのに、ついつい撮ってしまう魅力ある花も多いです。


ファイル 147-1.jpg
チシマツガザクラ: とても小さい花で、遠目だと「何かな? まぁ、いっか」って素通りしてしまいそうですが、寄って見てみると赤白緑にピンクと何ともカラフルなのです。密集して咲くとすごいことになりそうですね。そんな光景見てみたいです。これはツツジ科です。1860mケルンで見ました。


ファイル 147-2.jpg
チシマノキンバイソウ: 対称的に大きな花です。花期を少しでも外すと、しおれて花弁が微妙な感じに曲がってたりするんですけど今回はパーフェクトです。白雲岳避難小屋から高根ヶ原に少し下ったあたりに大群落があります。


ファイル 147-3.jpg
チングルマ: 大雪山系と言えばあちこちで見られるこの花ですよね。この花もしおれるのが早い気がします。中でも大輪のものがあったので写真に撮りました。写真だとこの大きさが伝わらないのが残念ですね。板垣新道で見ました。


ファイル 147-4.jpg 
ミヤマアズマギク: この花もカラフルです。日光の関係で紙細工みたいに見えますが、ちゃんと本物ですよぉ。結構、色んなところで見られますが、探して歩くとないんですよねぇ。この花も板垣新道です。

ファイル 147-5.jpg
エゾツツジ: 鮮やかな赤紫です。写真の株は板垣新道ですが、緑岳の稜線や高根ヶ原ルートでも目立った花です。所々にポツポツといった感じで咲いています。もちろんツツジ科です。

大雪山緑岳 根暗な花(キミ)にもスポット当てちゃう!?

2012年7月15日(日)に撮った大雪山緑岳の花の写真を厳選してお届けします。

これまで陽の光をいっぱい浴びて輝いている花ばかりをアップしましたが、今日は林の中やハイマツの影など、少し暗い場所でひっそりと咲いている花にスポットライトを当ててみました。全部、大雪高原温泉~第一花畑周辺で見ることが出来た花です。


ファイル 146-1.jpg
ミツバオウレン: その名の通り三つ葉の白い花です。ハイマツや少し高い草木の下に隠れているお茶目さんです。草を掻き分けてこんにちはしました。ここは比較的、陽が当たってますが、本当に真っ暗なところにもいますよね。


ファイル 146-2.jpg
コミヤマカタバミ: クローバーっぽい葉っぱが可愛いのです。花は残念ながら開いていませんでした。樹林帯を好むようですね。図鑑で名前を見たとき、小宮山さんが発見したのかと思ったんですけど、正解はコ・ミヤマ・カタバミですね。片喰の深山タイプの更に小さいものってことのようです。

ファイル 146-3.jpg
オオバミゾホオズキ: ラッパの形の黄色い花が特徴的でした。湿っぽいところが好きらしいですね。確かにそうでした。見晴台近くで、この子の写真を撮ってる間に蚊に何ヶ所も刺されました。オオバって言うほど葉が大きくない気がしますが...


ファイル 146-4.jpg
ゴゼンタチバナ: 丸木のステージでスポットライトを浴びたところを撮影です。今日は輝いてるよ~♪、と思ってたら雲が出てきてゴゼンタチバナショーはすぐに閉幕してしまいました。ゴゼンタチバナさんらしい一幕でした。


ファイル 146-5.jpg
ゴゼンタチバナ(緑花): 緑っぽい花を付けたゴゼンタチバナです。先程のと同じ種だと思うんですが、この緑花は、更に日の光の当たらない暗いところに生息している個体に多く見られるような印象を受けます。写真撮るにも周囲が暗くて暗くて手ブレで何枚駄目にしたことか(^^;。

大雪山緑岳 第一花畑でツガザクラ三昧

2012年7月15日(日)に撮った大雪山緑岳の花の写真を厳選してお届けします。

今回の山行で大雪高原温泉ルートの第一花畑の主役は、何といってもツガザクラでしょう。エゾノツガザクラとアオノツガザクラが共生しているので、変種、雑種も多くて、花好きな人ならば、これを見分けながら歩いているだけでも、あっという間に時間が経つことでしょう。


ファイル 145-1.jpg
コエゾツガザクラ?:全体的に色がやや薄く、毛が殆どなくてツルっとした表面をしているのでコエゾツガザクラだと思います。ざっと見た感じだと第一花畑のエゾノツガザクラは殆どこの種ではないかと思います。花の色はエゾノツガザクラ、毛のないところはアオノツガザクラゆずりに見えますので、これらの雑種なのでしょうか。


ファイル 145-2.jpg
エゾノツガザクラ(白花):エゾノツガザクラの白花です。これも花に毛が殆どないので、コエゾツガザクラの色が更に淡くなったものなのでしょうね。


ファイル 145-3.jpg
アオノツガザクラ:明るい緑が美しい花です。第一花畑の群落はものすごいです。ピンク系ののエゾノツガザクラは雑種ばかりなのに、こちらは元々の種がちゃんと残っているということは、種としてはこちらのほうが強いのでしょうか。


ファイル 145-4.jpg
ニシキツガザクラ?:一見するとコエゾツガザクラのようですが花の上側が白いのです。絞り模様が特徴的で、オレンジっぽい個体もありました。この個体は図鑑に載っていたニシキツガザクラよりも色が濃いですが、そもそも変種なので何が正しいのかよくわからない感じがします。


ファイル 145-5.jpg
エゾノツガザクラ:ここまで雑種ばかりなので板垣新道で咲いていた正真正銘のエゾノツガザクラの写真も載せておきます。色が濃くて毛がはえています。

大雪山緑岳の動物たち

2012年7月15日(日)に出会った緑岳の動物達です。

まずはナキウサギ。緑岳の巨岩帯で出会いました。警戒しているのか、距離も遠く、常に岩場のバックにして隠れていて、ろくでもない写真しか撮れなかったのでトリミングしてあります。たまに顔を出すのですがすぐに岩に隠れてしまいます。そして最後は岩穴目掛けて走り去って行きました。

ファイル 144-1.jpg
ファイル 144-2.jpg
ファイル 144-3.jpg

そしてエゾシマリス。緑岳山頂が随分静かになった13時過ぎに、山頂ケルンに登る姿を捉えました。上向いている写真はナキウサギのようです。「ピチッ」って言いそうです(^^;。1分ほど山頂ケルンを堪能した後、走り去っていきました。

ファイル 144-4.jpg
ファイル 144-5.jpg

大雪高原温から緑岳と高根ヶ原

月曜日の天気予報が微妙になってきたのもあって日帰りで大雪高原温泉から緑岳、そして高根ヶ原方面に行ってきました。先週の暑寒別岳で肩紐が破れたのでザック新調しました。ドイターのフューチュラ26、これ極めていいです。あと、軌跡と高度表示ぐらいできればいいなと思ってついでに買ったGPSはユピテルのASG-2も、高度がGPS測位らしく、これまで使ってきた気圧式高度計よりは格段に精度が期待できそうです。

大雪高原温泉を出発すると平均傾斜30°の坂道の始まりです。以前、ここに降りたときは(http://www.saboten.sakura.ne.jp/~suzu/cgi-bin/diarypro/archives/4.html)このルートは登り使わないと誓ったのですが、登ってみると案外楽です。私には一気に標高あげるようなルートは合っているみたいです。第一花畑までの森の中はゴゼンタチバナ、ミツバオウレン、オオバミゾホオズキなどが咲いていました。標高1400mほどの見晴らし台に立つと高根ヶ原の断崖が綺麗に見えました。

ファイル 143-1.jpg

森を抜け青空がのぞく第一花畑に立つと、予想通り雪が溶けていて、木道周囲が花満開です。エゾコザクラ、ミヤマキンバイ、キバナシャクナゲ、エゾノツガザクラなどに加えてアオノツガザクラとチングルマの大群落が見事でした。エゾノツガザクラとアオノツガザクラがセットで咲いているので、白花や雑種なども豊富です。

ファイル 143-2.jpg

第一花畑からロープ場までは雪渓の上を進むことが多くなりますが、傾斜も緩やかな雪渓なので恐怖感はゼロです。第二花畑は雪が溶けたばかりですが、数週間後ぐらいにはこちらも見頃になるでしょう。雪のおかけで時間差で花を楽しむことができて嬉しい限りです。この先の巨岩帯までは間ではミヤマキンバイ、ミツバオウレン、エゾコザクラ、フキノトウ、マルバシモツケ、コケモモ、ミヤマリンドウ、メアカンキンバイなどが咲いていました。特にロープ場近くの崖の岩場限られたスペースに咲いているエゾコザクラには、高台から見下ろされるという不思議な経験をしました。景色も最高です。音更山、石狩岳の他、mottiさん(http://motti110.exblog.jp/)がトライしていたニペソツ山までもきれいに見えました。

ファイル 143-3.jpg

ロープ場を越えると間もなく巨岩帯です。巨岩帯と言っても緑岳の名前の由来ともなったハイマツが多く生えていますから、所々で花も咲いています。ムカゴトラノオ、イワブクロ、コマクサ、エゾイワツメクサ、イワヒゲ、コケモモ、チシマキンレイカの他、ゴゼンタチバナも太陽に照らされながら頑張っていました。人間も頑張って登っています。さすがに息が切れてきます。時折、ナキウサギの鳴き声が聞こえます。ここから見る高根ヶ原も最高です。

ファイル 143-4.jpg

緑岳山頂も青空です。風は相変わらず強いでずが、こんなに天気のいい日は初めてです。ここで黒岳から赤岳、銀泉台に向け歩いているyahさんに連絡を取ります。アンテナ3本立ってるのにメール送信ですら困難な状態で、双方向通信のありがたみが良くわかりました(^^;。そんな状況のため、とりあえずメールだけ送って高根ヶ原に向けて出発です。二週前に歩いた道ですが随分と雰囲気が変わってすっかりイワブクロの独壇場です。その他はエゾツツジ、クモマユキノシタ、チシマキンレイカ、エゾタカネツメクサ、ミヤマキンバイが細々と咲いています。エゾオヤマノエンドウも僅かながら咲いていました。

板垣新道も様変わりです。エゾノハクサンイチゲは大半が終わりでしたが、雪渓近くのチングルマはものすごいことになっていました。白雲岳避難小屋から高根ヶ原方向に折れてすぐのところにはチシマノキンバイソウの大群落です。それが終わるとまたチングルマ、トカチフウロと群落が続きます。それらを写真に収めながらなので全然進みません。

ファイル 143-5.jpg

結局、時間的に高根ヶ原までは辿り付けず、標高1860m地点にある大きなケルンを今日の折り返し地点とします。このケルンには色々と思い出もあるのです。ここで食事にしましたが、ここは平らな石を積上げて作ってあるので食事にも最適です。先程、ピークを踏んだ緑岳は沢を挟んで対岸に...通る人も殆どなく静かなことこの上ない中、遠く下の方から沢の音が聞こえます。高根ヶ原には行けなかったけど、まあ、ここで満足です。

食事の後は忠別岳と高根ヶ原に別れを告げて来た道を戻ります。yahさんが歩いているだろう稜線が見えますが、結局、最後まで連絡取れずじまいです。途中、人の少なくなった緑岳の山頂でティータイムにしました。チョロチョロと動くものがケルンに登ったと思ったらエゾシマリスでした。彼も人がいなくなった山頂を謳歌しているようです。山頂は風が増していますが岩陰に入ると日射しがポカポカと気持ち良くて、もうしばらくのんびりしていたかったですが、曇り始めてきたので下山を始めました。途中の第一花畑からは三脚と一眼を持った寡黙な男性と出会います。特に何を話すわけでもないんだけど、一緒に花の写真などを取りつつすごく楽しく下山しました。


大雪高原温泉(7:15)→第一花畑(8:00)→緑岳(9:55)→板垣分岐(10:15)→白雲岳避難小屋(10:40)→1860mケルン(11:15←昼食→11:35)→白雲岳避難小屋(12:15)→板垣分岐(12:30)→緑岳(12:50←ティータイム→13:20)→第一花畑(15:10)→大雪高原温泉(16:10)

P.S. 花の他、ナキウサギとシマリスの写真もありますので、また、追い追いアップします(^^)。ヤマレコには先程アップしておきましたので、早くみたい人はそちらをどうぞ。

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-206645.html

高原温泉~緑岳&ほんの少し高根ヶ原

今日は大雪高原温泉から緑岳、そして高根ヶ原に向けて時間の許すかぎり歩いてきました。高原温泉ルートの第一花園はアオノツガザクラとチングルマの大群落。これだけでも行った甲斐がありましたが、白雲小屋から高根ヶ原に向けてのトカチフウロの群落も堪能です。さすがに花を堪能しながら日帰りだと高根ヶ原まで辿りつけず、緑岳を逆側から眺めてきたに留まりました。それでも16GBのSDカードが満タンになってしまいました。もう800枚を越えて何枚になったのか検討もつきません。

ファイル 142-1.jpg

あと今回からGPSを持ち歩き始めました。日帰りザックもオニューです。前回の暑寒別で肩紐が破れました。ザックを買うなら破れかぶれで前から欲しかったものもついでに買っちゃったというわけです。今回、緑岳の山頂でカメラバッグの金具がもげてしまったので、それも次回の山行には新しくなっているかもです。私の愛しいNIKON1が地面直撃しそうになりました。やめて!お願い...まぁ、その辺の話もボチボチできたらいいなと思いますが。

今回のあこの燃費:13.8km (帰りの高速で早く帰りたくて飛ばしました。あこにゃんもお疲れです。)

暑寒別岳の花 ~その1~

2012年7月7日(土)に撮った暑寒別岳の花の写真を厳選してお届けします。


ファイル 140-1.jpg

シラネアオイ:5合目標識から10分ほど登ったあたりに大輪の花を見つけました。こんなにきれいな状態で見たのは初めてです。

ファイル 140-2.jpg

エゾウメバチソウ:山頂付近で見れました。白い花がきれいです。

ファイル 140-3.jpg

エゾシオガマ:山頂付近で多く咲いていました。形からしてシオガマギクの一種なんだろうと思っていたら、そうでした。白いのは初めてみたので良かったです。

ファイル 140-4.jpg

ミヤマリンドウ:まだ7月7日ですよ。もうすっかり花開いちゃって、この花が咲くともう少しで夏も終わりかあって感じで寂しくなります。いや、でもまだ夏始まったばかりだし。

ファイル 140-5.jpg

チングルマ(綿毛):ミヤマリンドウと同じく綿毛を見ると、もう少しで夏も終わりかあって感じで寂しくなります。いや、だからまだ始まったばかりだし(^^;。

暑寒別岳の花 ~その2~

2012年7月7日(土)に撮った暑寒別岳の花の写真を厳選してお届けします。


ファイル 141-1.jpg

トカチフウロ:分類上チシマフウロの白に近いものをトカチフウロと言いますよね。この花完全に真っ白なんですけど...まだ、写真の花はほんの少し紫掛かって見えるけど、他に本当に真っ白なのもありました。完全な白花をシロバナノチシマフウロというそうですがどうなんでしょう? 山頂近くで見ました。たくさん咲いてます。

ファイル 141-2.jpg

マシケケンゲ:増毛山地の固有種らしいですが、先週見たエゾオヤマノエンドウにそっくりです。エゾオヤマノエンドウに比べて花の毛がなかったり、1株についてる花の量が多いとか、違いはそんなところでしょうか? 違いが微妙過ぎてパッと見た目には同じものとしか(^^;。山頂近くで見ました。

ファイル 141-3.jpg

フギレオオバキスミレ?:最初見たときジンヨウキスミレかと思ったけど葉の形が違いすぎるので何だろうと思ったらオオバキスミレの変種らしい。うぉ、出たっ変種! フギレスミレとも似ていて、でもフギレスミレよりも葉の切り込みが大きいので多分そうかと...もうこれ以上はお手上げっす。暑寒の花は変わったのが多いですね。山頂に登るロープ場で見ました。

ファイル 141-4.jpg

マシケオトギリ?:どう見てもハイオトギリにしか見えんのですが...タルマイソウとイワブクロみたいな関係かと思ったら、ちゃんと違いがあるらしい。が、全然わからん!

ファイル 141-5.jpg

チシマギキョウ:大雪山系ではあまり目にしないので、私にとっては、昔、トムラの近くの北沼で見た以来なので非常に珍しいのですが、暑寒別ではいっぱい咲いていました。さすがイワギキョウのお仲間ということで岩をバックに映えますね(^^)。

暑寒別岳 ~不本意ながら体力測定登山~

管理人の相性の悪い暑寒別岳、晴天予報も出ていることだし、今回こそ大丈夫だろうと行ってきました。極限られた巷では体力測定登山というのがはやっているようですが(^^;、そんなのは私のスタイルではないと思っていたのに、今回虫に煽られて不本意ながらやっちまったです。

ファイル 139-1.jpg

暑寒荘のまわりは微妙ですが晴れています。しかし山頂方向はモクモクの雲が...うーんやっぱり暑寒とは相性悪いなぁと思いながら出発です。この時期は虫が酷いという話だったので、蚊取り線香や虫除けスプレー、虫除け剤などひっぱり出してきました。夏に低山に行くことがなかったので、どれもこれも3年ぐらい前のやつです。蚊取り線香は結構効いているようですが、止まると虫が寄ってきます。いや~な感じです。しかも片道10kmを考えると樹林帯はとっとと抜けておこうとペースをあげます。3合目辺りからは山頂が見えます。なんだか今回は大丈夫そうな感じです。

ファイル 139-2.jpg

しかし暑い。佐上台から先は樹林帯の中の連続した登りでもう蒸し蒸しです。途中でフラッと来たので何回か休みつつ登っていきます。5合目までに一組の夫婦を追い抜きました。後に、この御夫婦には非常に御世話になるのです。5合目から少し登るとシラネアオイが咲いていました。丁度、見頃です。こんなに綺麗な状態を見たのは初めてでした。

ダケカンバの林を抜け、ロープ場を越えてハイマツ帯に出る頃にはもうボロボロです。7合目を越えてようやく滝見台です。前回来たときのタイムを記録してないので、写真のタイムスタンプを見て比較できる3合目と滝見台のタイム比較をして見ました。殆ど変わってない。むしろ今回のほうがコンディション悪くて途中の小休止を考えると体力的には向上したのか?

前回:2007年9月30日 3合目(8:46)→滝見台(10:04) 1時間18分
今回:2012年7月07日 3合目(9:17)→滝見台(10:34) 1時間17分

ファイル 139-3.jpg

滝見台を越えて扇風岩までの間に巨岩あったので、そこでいよいよ本格的に休憩です。ここは虫も少なくてゆっくりできました。しかしながらここで持ってきた蚊取り線香が燃えつきてしまいました。もう8合目だから大丈夫だろうと思っていたが、この考えがあまかった。8合目から雪溶けから日が浅いせいか、ジメジメした地帯が続き、蚊、ブヨの大群が待ち構えていたのです。そんなこととは知らない私は扇風岩に張りつくチシマギキョウをきれいだなぁなどとのんきに観察していましたが、ここから先、低木の樹林帯に入ると、蚊、ブヨの大群の攻撃を受ける始末に...まるで坊ノ岬沖の戦艦大和のようです。ちょっとでも止まろうもんなら、装甲板(服)を突き抜けてブヨの針がチクチク差してきます。蒸し蒸しする中、虫の攻撃を受けて蓄積する一方の疲労を抱えてイライラが最高潮に達しますが、特攻あるのみです。最後のロープ場を越えるとようやく開けた台地に出て、もう山頂はすぐ傍にあることを予感させます。

ファイル 139-4.jpg

あとは快適な稜線を山頂標識まで歩くのみです。途中で御年配にお会いしましたが、やはり虫が多くて休めないのが辛かったと言っていました。稜線の向こうには大きなケルン、そこが山頂と思っていたら違うようで、更に虫のいそうな低木の林を越えたところにお社と山頂標識がありました。ここまで3時間25分。山渓のコースタイムを1時間近く上まわって到着です。ああ~疲れたぁ、今回は少しガスってますがちゃんと視界があります。まぁ、私と暑寒別の相性を考えたら上出来だろうと...南暑寒岳もバッチリです。

ファイル 139-5.jpg

昼食後は花を見ながらのんびり下山します。山頂付近にはタカネトウウチソウ、ミヤマアキノキリンソウ、ミヤマオグルマ、チシマギキョウ、ハクサンチドリ、エゾシオガマ、ウメバチソウ、ミヤママズマギク、マルバシモツケ、レブンサイコ、トカチフウロ、エゾツツジ、マシケケンゲ、マシケオトギリ(ハイオトギリ?)などなど...まぁ種類の多さはすごいです。驚いたのはまだ7月になったばかりなのにミヤマリンドウが咲いています。あとエゾノハクサンイチゲは既に散り、チングルマが綿毛に...先週に大雪で満開の花を見てきたばかりなのに「もう綿毛かい!」...季節が1ヶ月以上早い感じがします。

山頂付近の花を堪能した後は、再び虫の待つ地帯に突入です。登りで虫の攻撃を受けつつ、花のある箇所はチェックしていたので、素早く花の写真を撮っては移動していきます。ウコンウツギやフギレオオバキスミレ、カラマツソウ、サンカヨウ(一部は実になってる)、リンネソウ、ミツバオウレン、ミヤマホツツジ、マイヅルソウなどなどです。他にも多数咲いてますが、種類がよくわからないので割愛です。

ここでポケットに入れていたグローブ(暑いから脱いだ)がないことに気がつきました。まだ全然使えるのに手痛い出費だなぁと思っていたら、行きに追い抜いた御夫婦と出会ったときに、何と拾ってダケカンバの枝に掛けておいてくれたというではありませんか。いやぁ、ありがたやありがたや。ということでダケカンバの枝に掛かっていたグローブを無事に回収しました。その後は、汗だくで気持ち悪くて早く温泉に入りたくなって、また駆け足モードで下山していきました。

温泉は岩尾温泉あったま~る...食堂が11~15時営業に短縮されていました。御飯食べられなくてショックです。あと帰ってから身体がかゆいのなんのって...幸いブヨには刺されなかったみたいだけど、顔と両腕と両足共に数ヶ所ずつ刺されたようで(T_T)。もう、しばらく虫の多い山は遠慮したいです(^^;。花の写真はまた後程アップします。


暑寒荘(8:20)→佐上台(9:05)→5合目(10:00)→扇風岩(11:00)→暑寒別岳(11:45←昼食→12:20)→扇風岩(13:55)→5合目(14:45)→佐上台(15:20)→暑寒荘(15:50)


今回のあこの燃費:14.9km/L (一般道利用としては今までの最高記録です。ここまで走ってくれるとほんとに嬉しいです。ご褒美に洗車でもしてあげましょうか(^^))

大雪山初夏の花 ~銀泉台・赤岳編~

2012年7月1日(日)に撮った花の写真を厳選してお届けします。

小泉岳から赤岳までの稜線は、エゾノツガザクラ、ミネズオウ、チングルマ、ミヤマキンバイ、イワウメ、エゾタカネツメクサ、チョウノスケソウ、ホソバウルップソウが見られました。何だかよくわからなかったのはメアカンキンバイっぱい白花です。何なんでしょうか、この花は??

ファイル 138-1.jpg
ミネズオウ:見落としがちですが、とても小さいくて可愛い花です。

ファイル 138-2.jpg
チングルマ:花に綿毛に紅葉と一年中楽しませてくれますが、この時期の白い花が一番綺麗です。

ファイル 138-3.jpg
?????:メアカンキンバイっぱい謎の花です。花の形はミヤマキンバイっぽいですし...ほんと不思議です。葉の写真も撮ってくれば見分けがついたんですけどね。


赤岳から銀泉台までの区間も花が楽しめるルートですが、今回は初夏ということで雪渓が多くてルート上はボチボチといった感じでしたが、雪渓の向こう側にはキバナシャクナゲやエゾコザクラの大群落を見ることができました。咲いていたのはエゾノツガザクラ、メアカンキンバイ、キバナシャクナゲ、エゾコザクラ、エゾノハクサンイチゲ、チングルマ、ヒメイソツツジ、コマクサ、ゴゼンタチバナ、ハクサンチドリ、フキノトウなど

ファイル 138-4.jpg
エゾコザクラ:このルートで下から上までずっと見られます。色といい、形といい、折り紙で作ったみたいな人工的な感じがとっても好きです。

ファイル 138-5.jpg
ゴゼンタチバナ:木々に囲まれた暗いところが好きなゴゼン様。ひっそりと咲いている姿が大好きです。

大雪山初夏の花 ~緑岳・小泉岳の稜線編~

2012年7月1日(日)に撮った花の写真を厳選してお届けします。

板垣分岐から緑岳まではイワウメ、エゾオヤマノエンドウ、チョウノスケソウ、ホソバウルップソウ、コマクサなどが咲いていました。風衝地ということで低い草花ばかりで、ホソバウルップソウも背丈の小さいものが多い印象を受けました。彩りはあって楽しいものの、それほど目を引く花もないって感じでしょうか。

反面、板垣分岐から小泉岳の稜線は花盛りで、ミヤマキンバイ、チョウノスケソウ、コマクサ、ホソバウルップソウ、チシマキンレイカ、イワブクロ(ツボミ)、イワウメ、エゾオヤマノエンドウ、エゾタカネスミレ、キバナシオガマなどが見れましたが、中でもすごかったのは稜線が黄色く見えるほどのエゾタカネスミレ。チョウノスケソウやイワウメもきれいで立ち止まっては写真を撮りといった感じでした。

ファイル 137-2.jpg
チョウノスケソウ:もう一つの目的の花。チングルマと似ているけど、チングルマよりも花弁がしっかりして見映えがしますね。

ファイル 137-1.jpg
コマクサ:可憐です。見るにつけ風にフルフル揺られて、花がもげないだろうかと心配になります。葉っぱもなんだか頼りなげですよね。

ファイル 137-3.jpg
イワウメ:まさしく岩にビッシリです。背が低いので中々いい写真撮れませんけど、好きなんですよね、この花。

ファイル 137-5.jpg
エゾタカネスミレ:何かみんなでワイワイ言いながら集合写真撮ってるみたいです。

ファイル 137-4.jpg
ホソバウルップソウ:何とも大雪山の景色に合う不思議な花です。

大雪山初夏の花 ~白雲岳避難小屋・板垣新道編~

2012年7月1日(日)に撮った花の写真を厳選してお届けします。

白雲岳避難小屋では面白いぐらいに通年通して色んな花が見られます。それが、なんか不自然な感じが少しして、人の手が入っていそうな気が若干しますが...今回はミヤマキンバイ、キバナシオガマ、チシマキンレイカ、エゾオヤマノエンドウなどが咲いていました。

ファイル 136-1.jpg
キバナシオガマ:下から上にかけて緑の葉と黄色い花の比率が変わっていく姿が美しいです。


板垣新道ではエゾノハクサンイチゲ、エゾコザクラ、ジンヨウキスミレ、キバナシャクナゲ、チングルマ、エゾオヤマノエンドウ、チョウノスケソウ、エゾタカネスミレ、イワウメ、ホソバウルップソウ、キバナシオガマ、エゾタカネツメクサが咲いていました。エゾノハクサンイチゲでも花を一つしかつけないイチリンハクサンイチゲも見られました。

ファイル 136-2.jpg
イチリンハクサンイチゲ:他のより小さくて一輪しか咲いてない姿が可愛いです。

ファイル 136-3.jpg
エゾノハクサンイチゲ:朝日に茎や葉の毛が輝いてものすごく美しかったので、思わず何枚も撮ってしまいました。

ファイル 136-4.jpg
エゾオヤマノエンドウ:今回の山行の目的の花。この辺りのはあまり群落を作らずに点々としています。

大雪山初夏の花 ~北海沢・北海岳・北海平編~

2012年6月30日(土)に撮った花の写真を厳選してお届けします。

北海沢ら北海岳への登りではイワブクロ(ツボミ)、メアカンキンバイ、エゾノツガザクラ、キバナシオガマ、キバナシャクナゲ、エゾノツガザクラ、ミヤマキンバイ、チングルマが咲いていました。


ファイル 135-1.jpg
キバナシャクナゲ:キバナといいつつもほのかな黄色なんですよね。

ファイル 135-2.jpg
ミヤマキンバイ:開き方がメアカンよりも控えめです。こちらのほうが安心して見ていられます。


北海平ではエゾノツガザクラ、エゾノハクサンイチゲ、エゾオヤマノエンドウ、ミヤマキンバイ、スゲの仲間(名前不明・黒いの)が咲いていました。北海平は荒涼とした大平原という印象でしたが初夏のこの時期はこんなに花が咲くんだなと予想外の出来事にものすごく驚きでした。エゾオヤマノエンドウは今回の山行の目的でもあったので、写真も一杯撮ったんですが、群落がすごすぎて、うじゃーと構図も何もない絵になってしまったので割愛です。

ファイル 135-3.jpg
エゾノツガザクラ:可憐な花は大好きだけど、雑種が多くて分類が難しい。これはコエゾツガザクラですか?

大雪山初夏の花 ~黒岳編~

2012年6月30日(土)に撮った花の写真を厳選してお届けします。

8合目から9合目あたりで見られたのはミヤマキンポウゲ、エゾノハクサンイチゲ、ウコンウツギ、9合目から山頂にかけてはカラマツソウ、エゾタカネスミレ、チシマノキンバイソウ、トカチフウロ、エゾノツガザクラ、メアカンキンバイが咲いていました。この日は雪渓の影響で8合目より下は花は皆無だっただけに余計に嬉しい気持ちになりました。

ファイル 134-1.jpg
カラマツソウ:白くて細い花がきれいです。

ファイル 134-2.jpg
トカチフウロ:パラボラアンテナっぽいの形が好きです。


黒岳を越えて黒岳石室までには、イワヒゲ、イワウメ、コマクサ、メアカンキンバイ、チングルマ、ヒメイソツヅジ、キバナシャクナゲ、エゾノツガザクラ、エゾコザクラなどが咲いていました。風衝地らしい草花に加えて、岩場とかで風がない場所では低木が生えています。

ファイル 134-3.jpg
イワヒゲ:岩にビッシリついてますが以外と絵になるのです。

ファイル 134-4.jpg
メアカンキンバイ:もうこれ以上ないというぐらいに花開く姿に、花が取れちゃわないかいつも心配しています。

ファイル 134-5.jpg
ヒメイソツヅジ:ボンボリが愛らしい。

大雪山系山開き <2日目 白雲岳避難小屋~銀泉台>

朝5時30分起床...かなり眠いけどお腹すいたので起き出す。ヒサゴを目指す兵庫の二人パーティはもういない。4時ぐらいに出発すると言っていたのでさもありなん。飲み過ぎたみたいでボーっとしている、さぁ、今日はどうしようかと地図をみながら検討する。結局、体力的に辛そうな高根ヶ原はやめて、緑岳から小泉岳あたりを時間掛けて散策することにする。

少し早いけど出発するかと7時前に荷物をまとめて1Fに降りたのは良いが、管理人さんにお茶を御馳走になりしばし休息...いよいよ出発と外に出たらミヤマキンバイ、キバナシオガマ、チシマキンレイカ、エゾオヤマノエンドウなど小屋の周囲の花がきれいに咲いていたので写真などを...もうテン場は数張を残すのみ。かなり出遅れた。

ファイル 133-1.jpg

緑岳に向けてようやく出発した後も、板垣新道に咲くエゾノハクサンイチゲ、エゾコザクラ、ジンヨウキスミレに立ち止まり、ようやく雪渓渡ったと思ったら、イチリンハクサンイチゲに、チングルマ、チョウノスケソウ、エゾタカネスミレと花盛り。板垣分岐まで約1時間も掛かってしまった。板垣分岐に出ると急に風が強くなってきた。強い風にも負けずイワウメやエゾオヤマノエンドウ、チョウノスケソウなど低い草花が元気に咲いている。ホソバウルップソウもこの辺りのは背が低い。彩りの多い稜線を歩いて緑岳到着。緑岳の岩場を少し降りて高根ヶ原を見てみる。少し霞がかっているがきれいに見える。

ファイル 133-2.jpg

その後は小泉岳を目指してきた道を戻って行く。風衝地ということもあってイワブクロやコマクサなども目にする。途中、昨日、小屋で一緒に飲んだ男性と出会う。デジ一眼や三脚などかなり重装備...これから町内会があるので早めに高原温泉から下山すると言っていた。板垣分岐を過ぎるとチョウノスケソウが多く見られた。この花も今回の山行の目的だったりもする。これまでも見ているハズなのに、何故かこの花を写真だけが一枚も見当たらなかった。チングルマと微妙に似ているので素通りしてしまってたのかもしれない。

途中、緑岳と高根が原を見渡せる岩に腰を落ち着けて休んでいると、鳥の声が聞こえてきたのでシャッターを切った。後で確認したらギンザンマシコのオスのようだ。V1の110mm望遠端だと一杯一杯。フォーカスも甘いし、もう何枚か撮ろうかなと思っていたら、見慣れた3人パーティがやってきた。そちらに気を取られていたらギンザンマシコは何処へか...3人は、昨夜、管理人さんグループで一緒に飲んだヤジさん、ミナさん、ヨッシーさん。この場でようやく自己紹介してようやく顔と名前が一致した。ヤジさん、ミナさんは引き返して高原温泉、ヨッシーさんは銀泉台らしい。

ファイル 133-3.jpg

彼らと別れ花を堪能しながら歩いて行くと御一行様集団がやってきた。やっぱ山開きだろうなと思って先導のガイドさんに話を聞くと、やはり銀泉台から高原温泉へ向かう大雪山開きの縦走登山会だそうだ。銀泉台ルートも花が良かったそうで、コマクサ平のコマクサもすごく良かったらしい。そんなに良いなら銀泉台に降りようとこの時点で決定した。少し先を行くヨッシーさんに追い付けば車に乗せてもらえるかなと思ったけど、エゾタカネスミレやホソバウルップソウが綺麗で、写真を撮っている内に気が付けばものすごく距離が開いてしまっていた。うーむしまった...というわけでバス下山決定です。とはいうものの、ふと前方を見れば小泉岳の稜線がタカネスミレで黄色く染まっている。何てきれいなんだろう。天気も良くなってきたし、15時30分のバスまで山を堪能しようじゃないかと、気持ちが切り替わる。

ファイル 133-4.jpg

小泉岳から赤岳の稜線はエゾノツガザクラ、ミネズオウ、チングルマ、エゾタカネツメクサ、ミヤマキンバイ、チョウノスケソウ、ホソバウルップソウ、メアカンキンバイ、イワブクロなどなど種類が非常に多い。変わり種としては白っぽいメアカンキンバイ?なども咲いていた。赤岳では人が少ないなぁと思っていたら、みんな風を避けて岩陰なので食事をしている。私も彼らに倣って風のない岩陰で昼食にすることにした。

昼食後は銀泉台に向けてのんびり下山。このコースは通しでエゾコザクラが楽しめるので大好きだ。キバナシャクナゲも多くて雪渓の周りはたいてい黄色かピンクで彩られている。エゾイソツヅジやヒメイソツヅジも見られた。コマクサ平に入るとガイドさんが言っていた通りの活きのいいコマクサが数多く見られた。

コマクサ平を過ぎると雪渓が多くなってくる。第ニ花園と第一花園はまだ全面雪で埋まっている。写真はコマクサ平から第二花園に向かう途中の雪渓。こんな感じだと全然良いが、第一花園の雪渓ではちょっと足がすくんだ。軽度の高所恐怖症としては、遠くが切れ落ちているような雪渓は大の苦手だ。登りならともかく、位置エネルギーが高く摩擦係数も低いところを下るともあれば、多少二の足を踏んでしまうのは仕方がない。こんなところでと思う人はいるだろうが、実際問題、身体が勝手に恐がってるんだから当人にはどうしようもない。雪渓の先を見ないように足下だけ見てパパッとやり過ごす。

ファイル 133-5.jpg

第一花園の雪渓を過ぎたあたりの林の中でゴゼンタチバナを見つけた。林の中も夏だなぁと思って写真を一枚。ここまでくれば銀泉台はすぐなわけで、のんびり歩いて下山する。しかし問題が、こんなにゆっくり来たのにまだバスまで1時間半ぐらいの時間がある。バスを待っている人なんて誰もいない。そもそもバス運行が今日からなのだから、みんな存在自体を知らないのでは...退屈なのでコーヒー沸かして飲んだり、開けた場所まで行って東大雪の山々を見てみたりしてバス亭に戻ると、バス待ちをしていた黒岳から日帰り縦走してきた東神楽の男性と出会った。バスの出発までまだ30分近くあるが、話相手が出来て時間の進むのが早くなった。この男性も赤岳登山バスのファンで良く利用していると言っていた。銀泉台-層雲峡温泉が800円だから安いし、何より車を回してもらわなくても縦走出来るのがありがたい。詳しくは道北バスホームページ(http://www.dohokubus.com/12s-kamikawa.PDF)を見てもらいたい。宣伝しているのかって? ええ、そうです。だってこのバスがなくなったらお気軽に縦走なんてできなくなっちゃうし。

バスが出発すれば、あこの待つ層雲峡温泉まで50分ほど、早い早い...林道をものすごいスピードで駆け抜けていくバス。自分の車だと飛び石を気にしてこんなにスピード出せないので、実質、車よりも早いってのも重要なポイントです。そんなわけで層雲峡温泉に無事に帰ってきて、黒岳の湯で1日ぶりの風呂に入ってサッパリとしてから札幌に向けて帰路つきました。



白雲岳避難小屋(7:05)→板垣分岐(8:00)→緑岳(8:15←散策→8:30)→板垣分岐(8:45)→小泉岳(9:55)→赤岳(10:35←昼食→11:20)→コマクサ平(12:45)→銀泉台(13:50←バス待ち→15:30)→層雲峡温泉(16:20)


ちなみに今回も四色ピークを制覇ということで(^^)。やはり前回日帰りでやったときよりも、一泊だと余裕があっていいですね。

http://www.saboten.sakura.ne.jp/~suzu/cgi-bin/diarypro/archives/4.html