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新見峠から白樺岳、シャクナゲ岳、チセヌプリとぐるり周遊

土曜日は雨だったけど日曜日はよい天気だということで、新しく買ったスマホを持ってニセコに出かけた。去年のモデルだけど「SONY Xperia Z1 f SO-02F」はαと同じ画像処理エンジンを積んでるとのことで、家の中で試し撮りしても中々の出来栄えに、風景を撮ったらどうなるんだろうと楽しみにしていました。実際、使ってみると、中々、素晴らしい写り(^^)。そんなわけで、今回は写真を撮ってはツイートしつつ、一つ一つの山を走破していきました。

ルートは新見峠をスタートして白樺山、シャクナゲ岳、チセヌプリを経由してパノラマライン峠へ下山。パノラマライン峠にデポした自転車で新見峠まで戻るというものです。シャクナゲ岳では去年の10月に引き続き、またまた、偶然、ピータンままさんにお会いしました。紅葉は結局のところ新見峠周辺が一番きれいだったかも…まぁ、それを目当てに行っているわけではなかったので別に見れなくてもいいのですが、できれば見たいよねぇ。

白樺山への尾根。ここは隊長殿の御膝元ですから、何回もこの絵は見てたんですけど、実際に歩いてみるのは初めてです。距離は短いですが、とても気持ちのよい稜線でした。

白樺山の山頂に着きました。天気が良いのに誰もいません。一人占めです。少し歩くだけで稜線に立てて、とても気持ちのよい山ですね。ここまで1時間弱。隊長殿が、ちょっとしたハイキングでここまで登って食事して帰るというのもうなずけます。お腹が空いたのでtarumae-yamaさんにもらったカロリーメイトを頂きます。

一番右奥がチセヌプリなんですけど、結構遠いぞ(^^;。あそこまでいくのかぁと少しゲンナリ。自転車のデポ地点、パノラマライン峠か神仙沼か、迷ったあげくチセにしたのだけど、神仙沼で良かったんじゃないの?ともう一人の自分が心の中でささやきます。

縦走路はとてもよく整備されているのですが、笹薮に覆われて景色が見えないのです。だったら上見ようとか言って、いい感じの風景を切り取って見ました。こんなことでもしてないと、結構退屈な笹薮道です。

シャクナゲ岳の近くから、白樺山を振り返ります。白樺山よりも目国内岳がめだっちゃってますけど、とてもいい景色でありました。

シャクナゲ沼からは、目国内岳の山頂だけがひょっこり見えるんですよ。とても面白い風景です。

でも道はこんなのが続きます。これはシャクナゲ岳への登りです。よりいっそう、ハード感がましてきました。

シャクナゲ岳に着きました。で、ここでピータンままさんに声をかけられました。偶然ってすごいです。適当に作ってきたカレーピラフおにぎりと味噌汁という変な組み合わせでお昼を食べつつ、しばらくお話させていただきました。

ここで未踏区間終了です。これでアンヌプリから目国内岳までが繋がりました。

この場所はきらいです。昔、テープがなかった頃に、この水たまりに足を踏み入れて、はまったことがあります。いや、水たまりなんてもんじゃないですよ…腰ぐらいまではまるんですから。今回は滑って転んで泥だらけになりました。

チセヌプリ山頂直下から白樺山方面です。白樺山、存在感ないですね。全然どこだかわかりません(^^;。

チセヌプリを越えて下山。パノラマライン峠から新見峠まで自転車です。何かトライアスロンやってるような心境です。でもずっと下りだから楽。だけど汗かいてるし、気温が低いのでとても寒い。時速40km/hに達すると凍りつきそうです。

新見峠に向かう途中、白樺の隙間から岩内の街が見えます。結局このあたりの紅葉が一番きれいだったような気がします。

そんなわけで新見峠に戻ってまいりました。気のせいか、峠の先には海が見えた気がするんですが、実際のところはどうなんでしょう。

今日も新見温泉に来ました。紅葉をみながらの露天風呂も風情があってとても良かったです。


ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/mNf0pj3)で高解像度山行写真が御覧になれます。今回は山で色々ツイートしています(https://twitter.com/suzunanami)。

新見峠(8:55)→白樺山(9:40)→シャクナゲ岳(11:20←昼食→12:00)→チセヌプリ(13:00)→パノラマライン峠(13:50)→新見峠(14:40)

今回のカメラ:
 「Nikon D7000」+「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」
 「SONY Xperia Z1 f SO-02F」
 ※16:9の写真がXperiaです。

新見峠から秋晴れの目国内岳

ニセコ連峰ってチセヌプリ、ニトヌプリ、イワオヌプリに大谷地からの沼めぐりしかり、低木が登山道にずっと覆いかぶさっていて、ずっと屈んで歩いているから、腰が痛くなるイメージしかなくて、少し敬遠していたところがありましたが、今回は大雨の影響が少なさそう場所ということで、ニセコ連峰の未踏区間を歩いてみようと思い立ち、目国内岳に登ってきました。いや、素晴らしい山ですね。特に、ニセコ連峰の稜線が一望できるなんて想像もしていなかっただけに驚きでした。これは癖になりそうです。

ただ途中22名の登山愛好会御一行様に前目国内岳で道を塞がれたのは少し残念でした。目国内岳の山頂付近で彼らとスライドしてから、1時間20分も山頂にいたので、さすがにもう下山している頃合だろうと思っていたのに、前目国内岳で休憩している彼らに不本意ながら追いついてしまうとは…内、一人は休憩中に登山道を塞いで座ってるんですよ。あげく私が通ろうとしたら、自らは道の上から微動だにせずに「そっち迂回してください」って脇の草むらを差されて唖然としました。普通「すみません」とか言って避ける動作ぐらいするでしょうに…。もちろん全員が全員そういう人ではないんでしょうが、こういう団体さんの中には必ずと言っていいほど感覚のずれた人が混じっているので、何回出会っても気分悪い思いをしますね。

まぁ、そんな思いをした後には、良いこともあったりして、結局、終わりよければすべて良しということで、楽しい山行になりました。

四合目を越えるとチセヌプリとニトヌプリの間から羊蹄山がひょっこりと顔を出してきます。羊蹄というと全体の山容がハッキリとわかる山という印象がありますが、ここから見た羊蹄山の自己主張のなさは独特の風景ですね。

前目国内岳から目国内岳。穏やかで楽しそうな稜線です。実際歩いてみるともっと楽しい。

岩の門。見た目そのままの名称ですけど、中々良い景色でした。くぐって裏側から見るのも味があります。

そんなわけで色々とすっ飛ばして山頂です。この山頂直下の岩場で永山登山愛好会22名パーティとスライドして、えらいことになりました。この後、山頂標識にたどり着くのに5分ぐらい待つことになります。

そして、この十勝岳連峰に勝るとも劣らない美しい稜線を目の当たりに。最奥の羊蹄山へと果てしなく続いていく美しい稜線…これがニセコ連峰真の姿なんですね。御見逸れしました。

そして下山中に少々気分の悪い思いをしたものの、初めて訪れる新見温泉へ。混浴露天風呂に入っていたら、艦これの明石さん似の美人さんが入ってきてビックリ。本州から温泉めぐりで来ているとかで、しばらく、一緒に楽しくお話をさせていただきました。その後はいつものビュープラザで買い物。駐車場待ちができるほどの混雑っぷりでしたが、食材はちゃんとゲットできました。終わりよければ全て良しです。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/Uw89Nf5)で高解像度山行写真が御覧になれます。


今回のカメラ:
 「Nikon D7000」+「AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR」
 「Fujitsu F-04A」

後方羊蹄山比羅夫コース ~ほぼ盛夏の登山道を延々と~

本日は前々から4人の学生さん達と計画していた後方羊蹄山行。一週間の疲れが週末にドッと来る中、朝3時と変な時間に目覚めてしまったために妙に身体が重たい。全員の装備をちゃんと確認できていないので少々不安もあるが、天気はこの上なく良さそうなので大きな問題はないかと思いつつ、念のため水・食料などはいつもより多目にザックに詰め込んだら全部で13kg近くになってしまった。この荷物背負って登れるだろうか...うーむ、不安。倶知安町に入ると天候一変して雲が多り、半月湖の比羅夫コース登山口は完全に曇に覆われた。気温の上昇と共にスカっと晴れるだろうと思いつつ入山。

先頭を行くN氏のペースに引きずられるように早いペースで序盤のハイキングコースに突入。どのみち安全確保のため最後尾を行く予定だったが、これはついていくのが精一杯ペース。よく考えてみたら20近くも若いのだからさもありなん。若いっていいな(^^;。

2合目の手前あたりから、先週も真狩コースから羊蹄に登ったU氏と私がパーティから分離してゆっくり登っていく。先発隊にはホイッスルと高度計と地図を渡してあるので、セオリー通り初回の30分休憩後は60分ずつの大休止を挟みつつ、休憩時間都度合流するというスタイルで行く。

私のほうは登り初めはキツかったが、身体が暖まってくると俄然快調に...反面、先週の羊蹄登山を引きずっているU氏は急坂と共に徐々にペースダウン...とはいいつつも時速1.5kmペースは十分にキープしていて当初の予測時計通り。私自信初の羊蹄山だけれども、は単調な登りが続く林間コースをイメージしてきたが、雲が晴れてくると、時折、木々の隙間から倶知安の街並みが見えて思いのほか快適なコース。

5合目近くにはゴゼンタチバナも咲いていて癒されつつも、午前中の曇り空が一変して青空が拡がるにつれて、暑さが尋常じゃない状態に。水分補給しつつも、補給した分、汗になにって流れていく不快な状態。

5合目を越えるとニセコアンヌプリが見え始める。もう標高的には抜いた感じだけど1900m近くまで登ることを考えると、まだまだ先は長い。


7合目で3回目の大休止。左からN氏、S氏、A氏、U氏。結構、へばっているようだけど、まだまだ余裕ありそう。このあたりはハイマツもチラホラ見えつつ、木々も低木化して明るい登山道。眼下には倶知安・ニセコの街並みとアンヌプリ。8合目あたりではU氏のペースが更に低下して心配したが、なんとか予定してた行程をキープしているので、ペースを乱さないように、極力、話しかけないようにして進む。

そんなわけで何とか9合目分岐点に到着。切込隊長のN氏がいないと思ったら、岩場爆睡中。

景色を遮るもののない9合目分岐点から、遥か眼下に見えるニセコアンヌプリがとても印象的。


9合目分岐からはお花畑状態。この、これでもかと言わんばかりに花びらが開く感じは紛れもなくメアカンキンバイなのだけれど、花びらの形がミヤマキンポウゲのように丸みを帯びていると少し背も高くて何か少し上品な感じがするしどっちなのだろう。山頂付近は他に、シラネアオイ、カラマツソウ、エゾノツガザクラ、キバナシャクナゲ、ウラジロナナカマド、ウコンウツギ、チシマキンレイカ、イワブクロ、コケモモ、ミヤマオダマキ、エゾノイワハタザオなどが咲いている。

これはカラマツソウ。まだ咲き始めでツボミしかつけていない個体も多くあった。この線香花火みたいな外観がとても好きな花。

これはミヤマオダマキ。青い花が先端にいくほど白くなっていく感じがいいですね。随分と久し振りに見ましたがデカい(^^;。

急に快適になった9合目分岐点から北山への登山道。花も咲き乱れる中、傾斜も緩やかになり足取りも軽い。

北山山頂手前の分岐点の岩場の上から雪の残る母釜。父釜に比べると全然小さいけれど圧倒される風景。


北山山頂近くにある三等三角点「雲泉」。基準点データベースでは処置保留となっていたかが、位置ズレを起こしたかのように傾いている姿を見てその理由に納得。ただ、ニセコの山々を背景に絶妙な位置にある三角点は絵になるなぁと思う。ただ北山山頂で会うはずの先発隊の姿がなく、随分と先を進んでいる姿が見える。最高点あたりは人が多いので北山で食事にしてもいいかなと思っていたのだが、しょうがないので北山から300mほど走って、彼らに追い付いて話をして、まずは最高点に行くことに。

途中、何故か人が多く集う京極コース分岐点の1890m峰を迂回するルートを通り、旧山頂である一等三角点「真狩岳」に来てみると先発態が遥か後方に...あれっと思っていたら、1890m峰を最高点と勘違いして登ったらしい。遠くから「騙されたぁ」とかいう声が聞こえてくる。しょうがないなぁと思いつつ、ここは経験の差とばかりに一人ゆっくりと最高点を目指して歩く。

途中、最高点手前の岩場から見る少し水を湛えた父釜の姿が何とも言えないぐらい美しい。

というわけで最高点に到着。写真は山頂標識に立つお騒がせ先発隊(^^;。まぁ、何はともあれみんな無事に山頂に立ったというわけでノンアルコールピールで乾杯しつつ、手直な岩場に陣取って食事にする。

食事の後は父釜の一周ルートを通って避難小屋へ...何でも登頂記念バッヂが売っているとのことで、次の目標はそれらしい(^^;。途中はゴツゴツしたガレ場でルートがペンキで示されているが、彼らにとっては初めての体験でそれもとても面白かったらしい。なんか新鮮でいいですな(^^)。写真はガレ場の上でポーズを撮S氏とU氏。この時 ガレ場の下にしたA氏もポーズを取っていたが見切れました、すみません(^^;。

そんなわけでガレ場終了で、真狩コースの分岐点。3/4周した父釜ともここで別れて外周路に入る。

滑るザレ場ルートをワイワイ言いつつ通り過ぎて、もう細くなった雪渓横切り羊蹄小屋へ。写真は小屋の前で写真を撮るA氏。今日は、山頂で全員にコーヒーを振る舞ったせいもあるが、水の消費量が半端なく、すっかり空になった水筒に水を補給するべく、途中の雪渓で私は水を汲んだので、小屋前のテーブルでそれを煮沸。テーブルに陣取っていた男性はこの小屋の常連らしく、ボトルいっぱいのワインを今晩管理人さんと一緒に飲むと楽しそうに話していた。この人、大雪山系の白雲小屋の情報も詳しいらしく、話をしていると一昨年に辞めた今野さんが管理人として復活していると話してくれた。数年仲良くさせてもらった有馬さんも昨年限りで辞めると言っていて、知り合いが全くいなくなって寂しいなと思っていただけに、とても嬉しい情報(^^)。

そんなわけでバッヂ(700円)も無事に入手して、記念写真も撮ってもらい、楽しい一時を羊蹄小屋で過ごした後は、またあの忌まわしき道をひたすら下山。ザレ場で足を滑らせてN氏が肉離れ気味、A氏とU氏は膝に来ているということで、適宜5本のストックをやりくりする。かつて自分が経験してきた痛みだけに気持ちは人一倍理解できるけれども、どうしてやることもできないことも人一倍理解している。もうペースが落ちてもいいから、ひたすら下山してくれと祈るのみ。自分のストックも全て渡しているので私にとっても初めてのストックなし下山。少し右膝に違和感を感じつつも、木の枝などを利用して無事に下山できたが、この下山は本当に長くて辛かった。

下山後、半月湖の東屋で疲労困憊のA氏、S氏、N氏。何にしても良く登った。こんなに疲れた山は私にとっては芦別岳旧道-新道縦走以来かもしれない。山頂の景色の良さはともかく、延々と続く下山路に辟易としてもう暫くは登るもんかとみんなで決意を固めた瞬間だった。下山後は五色温泉でゆっくりと湯に浸かり、その後は私の自宅近く、琴似の名物居酒屋「ふる里」でうまい飯と酒を堪能して、ここ何年もないぐらい充実した休日が過ぎていった。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/A3bS9Ig)で山行写真全てが御覧になれます。

半月湖登山口(8:10)→二合目(8:50)→三合目(9:10)→五合目(9:45)→六合目(10:15)→七合目(10:40)→八合目(11:20)→九合目分岐(11:35)→北山(12:15)→旧山頂一等三角点真狩山(12:32)→山頂最高点(12:45←食事等→13:20)→羊蹄小屋(14:25←休憩等→14:40)→九合目分岐(14:55)→半月湖登山口(17:20)

今回のカメラ:
「D7000」+
 「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」
 「AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR」
 「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」

今回のあこの燃費:10.8km/L(5人フル乗車+荷物満載でワインディング等々)

ニセコ神仙沼で紅葉三昧

本日は目国内岳・白樺方面に行く予定でしたが、昨日の山行で膝をやられてしまったので中止にしたものの、天気の良い日に家でジッとしていられず、神仙沼まで来てしまいました。歩きやすい木道ですので大丈夫かなと思いましたけど、ここって思った以上に距離があるんですよね。

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ちょうど紅葉の過渡期で色が変わり始めたカエデなどなどカラフルな紅葉を楽しむことができました。

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神仙沼、こんなに快晴の日に来たのは初めてかもしれない。沼の底まではっきり見えました。長沼にも行こうかと思いましたけど、膝に過度の負担をくわえては、来週以降の山行にも影響が出そうなので、大人なしく神仙沼でUターンしました。

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でも展望台までは近いので行っちゃいました。岩内と日本海の風景が美しい~。5分で行けるし、人も少なく、この景色を独り占めなんて価値ありますよねぇ。

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帰りに前回の財布忘れリベンジということで、ニセコビュープラザで野菜を買って帰ろうと思ったのですが、こちらもすごい人だったようで殆ど売り切れ状態であまり欲しいものが変えなかったですが、ハロウィン近しということか、周囲がカボチャだらけで楽しかったです。バス停もカボチャ並んでましたし。

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本日の温泉は羊蹄山を見ながら入ろうと思い真狩村のまっかり温泉まで行きました。夕暮れ時の羊蹄山を露天風呂の中という最高のロケーションで楽しみました。風呂上がりにはもうすっかり赤蝦夷富士状態に...山登れなくても結構楽しめるじゃないか。さいこー。

帰りは国道230号は渋滞するだろうということで、国道5号まで戻って帰りましたが、比較的すんなりでした。230号の札幌方面は中山峠あたりから大渋滞してたようで正解でした。


神仙沼駐車場(13:45)→神仙沼(14:20)→神仙沼駐車場(15:10)→神仙沼自然休養林展望台(15:15)→神仙沼駐車場(15:25)

イワオヌプリ ~ほんの少し色付いたニセコの秋~

今日はボチボチな天気ではあったけど、冬眠モードで引きこもるにはまだ季節が早いのでニセコに行ってみた。スーパーGTをダラダラと見てから11時30分頃に出発。時間が押しているので高速を使う。

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五色温泉への登りでキタキツネがお出迎え。餌が豊富なのか立派な体格に毛並み。大雪のキタキツネはこの時期でも痩せてる印象なのにキツネさんも御土地柄ですね。五色温泉駐車場にあこを停め、ザックだけ背負って出発する。今日はトレッキングシューズ1本...登山靴と違って軟らかくて軽いので運転もしやすいし、山道も結構歩ける。

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ニセコアンベツ川の橋を渡って本日のゆるゆる登山スタート。早速目に入ってくるニセコの紅葉も微妙なようです。アザミの他にも白い花(低山の花はよくわからない)などまだまだ花も咲いている。ここから石段を登ると登山口。爺様が先行記帳中。

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前に隊長さんのブログで見たけれど、ここの階段は本当に立派になった。きれいな上に歩きやすい。記帳をすませると後ろが急に賑やかに...高校生らしきジャージの集団が登ってくる。山頂で聞いたところによると、北海学園の剣道部の合宿で来ているらしい。午前中に練習をやって、午後は登山...若者達は元気ですな。途中にマイヅルソウの赤い実などを見ながら、低木帯を進んで行く。イワオヌプリの手前までは良かったが砂礫地に入るとルートが、訳のわからないことになっていた。北ルートはかつてトラバースだったと思ったが、現在はピークを貫いて通っているらしく、以前の記憶を便りになんの疑問もなく巻き道に入った私は途中からルートが不鮮明になり、道なき道を進むはめに...「こんなにわかりにくくなかったけどなぁ」と思いつつ結果オーライで山頂の尾根に立つ。

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大沼方面を見てみると無名峰の二本ピークの向こうに日本海が見える。ここのところ内陸の山ばっかり行っているから山から海が見えるっていうのは何か新鮮だ。イワオヌプリ山頂を踏んだ後、ついでなので1116m点も踏んでおこうと行ってみる。山頂碑のある点は高度的にはまぎれもない頂点だけど、山頂から眺めると向こう側のほうが高く見えるのは何故だろう。ここも以前、来た気がするが記憶が定かでない。踏跡は微妙ながら繋がっている。

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1116m点までは途中ピークを一つ経由する。写真はこのピークからのイワオヌプリ山頂。学生さん達で賑わっている。ここからは踏み跡不明瞭。1116m点まで行ってみたものの、景色も微妙で、正直ここまで来る必要もなかったかと引き返す。が、帰り道がよくわからなくなってしまった。ハイマツが邪魔して歩けるルートは限られている。何とか踏跡に戻ったが、帰りのほうがルートロストしやすいので要注意。

帰りは南ルートから下りるがここもなんだかルートが交錯してよくわからなくなっている。100mほど進むとペンキが出てきてわかりやすくなってきたが、北ルートとの分岐手前でペンキがなくなって訳がわからなくなる。砂礫の台地の真ん中にはもはや登山者を困惑させるしか能のない大きなケルンが立っている。以前登ったときはルート選びに苦労した記憶はなく、先行していた爺様の記憶とも随分と違うそうで、ここも大雨などでルートがグチャグチャになっているようだ。まぁ、そんなわけで以外と難易度が上がったイワオヌプリだったが、それなりに楽しんで下山した。

五色温泉駐車場(13:15)→イワオヌプリ登山口(13:25)→イワオヌプリ分岐(13:45)→イワオヌプリ(14:05←散策→14:30)→イワオヌプリ分岐(14:45)→イワオヌプリ登山口(15:00)→五色温泉駐車場(15:10)


P.S. 今回財布を忘れたのでニセコビュープラザも温泉も入れず、お腹が空いても非常食を食べるだけという...何をしにいったのかという感じ(^^;。

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