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イワオヌプリ ~ほんの少し色付いたニセコの秋~

今日はボチボチな天気ではあったけど、冬眠モードで引きこもるにはまだ季節が早いのでニセコに行ってみた。スーパーGTをダラダラと見てから11時30分頃に出発。時間が押しているので高速を使う。

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五色温泉への登りでキタキツネがお出迎え。餌が豊富なのか立派な体格に毛並み。大雪のキタキツネはこの時期でも痩せてる印象なのにキツネさんも御土地柄ですね。五色温泉駐車場にあこを停め、ザックだけ背負って出発する。今日はトレッキングシューズ1本...登山靴と違って軟らかくて軽いので運転もしやすいし、山道も結構歩ける。

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ニセコアンベツ川の橋を渡って本日のゆるゆる登山スタート。早速目に入ってくるニセコの紅葉も微妙なようです。アザミの他にも白い花(低山の花はよくわからない)などまだまだ花も咲いている。ここから石段を登ると登山口。爺様が先行記帳中。

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前に隊長さんのブログで見たけれど、ここの階段は本当に立派になった。きれいな上に歩きやすい。記帳をすませると後ろが急に賑やかに...高校生らしきジャージの集団が登ってくる。山頂で聞いたところによると、北海学園の剣道部の合宿で来ているらしい。午前中に練習をやって、午後は登山...若者達は元気ですな。途中にマイヅルソウの赤い実などを見ながら、低木帯を進んで行く。イワオヌプリの手前までは良かったが砂礫地に入るとルートが、訳のわからないことになっていた。北ルートはかつてトラバースだったと思ったが、現在はピークを貫いて通っているらしく、以前の記憶を便りになんの疑問もなく巻き道に入った私は途中からルートが不鮮明になり、道なき道を進むはめに...「こんなにわかりにくくなかったけどなぁ」と思いつつ結果オーライで山頂の尾根に立つ。

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大沼方面を見てみると無名峰の二本ピークの向こうに日本海が見える。ここのところ内陸の山ばっかり行っているから山から海が見えるっていうのは何か新鮮だ。イワオヌプリ山頂を踏んだ後、ついでなので1116m点も踏んでおこうと行ってみる。山頂碑のある点は高度的にはまぎれもない頂点だけど、山頂から眺めると向こう側のほうが高く見えるのは何故だろう。ここも以前、来た気がするが記憶が定かでない。踏跡は微妙ながら繋がっている。

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1116m点までは途中ピークを一つ経由する。写真はこのピークからのイワオヌプリ山頂。学生さん達で賑わっている。ここからは踏み跡不明瞭。1116m点まで行ってみたものの、景色も微妙で、正直ここまで来る必要もなかったかと引き返す。が、帰り道がよくわからなくなってしまった。ハイマツが邪魔して歩けるルートは限られている。何とか踏跡に戻ったが、帰りのほうがルートロストしやすいので要注意。

帰りは南ルートから下りるがここもなんだかルートが交錯してよくわからなくなっている。100mほど進むとペンキが出てきてわかりやすくなってきたが、北ルートとの分岐手前でペンキがなくなって訳がわからなくなる。砂礫の台地の真ん中にはもはや登山者を困惑させるしか能のない大きなケルンが立っている。以前登ったときはルート選びに苦労した記憶はなく、先行していた爺様の記憶とも随分と違うそうで、ここも大雨などでルートがグチャグチャになっているようだ。まぁ、そんなわけで以外と難易度が上がったイワオヌプリだったが、それなりに楽しんで下山した。

五色温泉駐車場(13:15)→イワオヌプリ登山口(13:25)→イワオヌプリ分岐(13:45)→イワオヌプリ(14:05←散策→14:30)→イワオヌプリ分岐(14:45)→イワオヌプリ登山口(15:00)→五色温泉駐車場(15:10)


P.S. 今回財布を忘れたのでニセコビュープラザも温泉も入れず、お腹が空いても非常食を食べるだけという...何をしにいったのかという感じ(^^;。

ホシガラスさん写真館

9月22日(土曜日)に米沢ケルン付近で撮影したホシガラスさんです。正面から見るとオヤジっぽいですね。後ろ姿もよく見るとオヤジっぽいですね。足の運び加減がオヤジなんだろうか...実際、ホシガラス界のオヤジだったりして。トリミングでお送りしています。

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9月23日(日曜日)にコマクサ平で撮影したホシガラスさんです。首のツッコミぐあいが半端ないです。何かの実を取ってるんですけど何の実なんでしょう。夢中になってて我々に気付かないで目の前まで近づいてきました。そんなわけで、こちらはトリミングなしで動画もあります。

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高根ヶ原通信2012(2日目) ~星空と白雲岳と赤岳の風景~

朝、3時一旦起床。実は2時過ぎにはもう起きていたが寒いのでウダウダやっていた。昨夜は雲が多かったが、もういい加減晴れているかもしれないとカメラを持って外にでる。満点の星空が広がっている。目が悪い私でも多くの星が見える。東の空には緑岳の山頂上にオリオン座、北の小泉岳の稜線上には明けの明星が綺麗に見える。写真は緑岳とオリオン。北斗七星と北極星、カシオペアのコラボレーションも中々だけど、フレームの中には入らなかったのが残念。

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30分ほど撮影した後、寒くなってきたので再度就寝。昨日、再開を果たした男性は板垣新道で相棒と星を撮っている。一眠りして周りが明るくなってきているのに、まだ、帰って来ていないところを見ると、そのままご来光に行ったらしい。この寒いのに元気な話だ。昨日の山行疲れと飲み過ぎとが相まってなんともだるい。yahさんとshizuさんはもう起きて準備をしている。しょうがないので朝飯だけでも作ろうと起き出す。朝食はレトルトの赤飯に味噌汁と質素だが、今日はyahさんにもらったデザートがある。食事後もダラダラと準備を続けた私のせいで小屋発時刻は8時をまわっていた。

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白雲小屋は25日まで営業ということで管理人さん達は忙しそうに作業に没頭している中、挨拶をして小屋を後にする。今日の予定は白雲のピークを踏んで銀泉台に下山するだけ。チングルマの紅葉やウスユキトウヒレンのドライフラワーなどを写真に撮りながら、のんびり進む。前の二人には大きく離されてしまった。白雲岳分岐に荷物をデポして、空身で白雲岳に向かう。白雲岳の岩場ではナキウサギが岩の上に出てきてくれたがかなり遠い(T_T)。気が付いたら二人ともいなくなっていたが、すぐ先で偶然会った知り合いと話をしているようだ。まぁ、あまり邪魔しても悪いし、そのままスルーして山頂を目指す。後ろからは銀泉台からの日帰り登山者の姿も多くなってきた。

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白雲岳山頂はボチボチの天気。小旭岳近くの沼々の景色が美しい。今回は山頂から少しだけ岩尾根を辿って見た。ここから見たほうが岩尾根の曲線が断然美しい。白雲の山容が非常によくわかる興味深い1枚になった。来年、機会があれば、雪の残っている頃に、この岩尾根の上を歩いてみるのも良いかもしれない。白雲岳の帰りは再度ナキウサギタイム。yahさんとshizuさんは早々に離脱。みんな、ナキウサギしゃんにあまり興味がなくなって来ている? そんな中、私一人粘って良い写真が一杯とれた。今回、動画も撮って見た。これも中々良い出来。後ほどアップしたい。

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赤岳では長年の念願であった三角点を探してみる。当初、赤岳の岩場から見える先にあるのかと思っていたが、ここではなかったようで、再度地図とにらめっこしつつ100mほど離れた小高い岩場ではないかと当りをつけて向かう。基本的にルート外れは私も良くは思っていなくて、岩場以外は外れることは殆どしないが、ここは岩伝いにいけそうだったので、高山植物や土壌への影響も配慮しながら進んでいく。案の定、岩が露出していて岩伝いでも問題なく歩ける。最初に目星を付けた岩場には三角点はなかったが、その次の岩場にケルンらしきものを発見する。きっとあれがそうに違いないと思って移動。三角点に出会えた。昭文社地図にはこの三角点を経由して山頂に至るルートが書かれているが、ただの誤記なのか、かつてはそんなルートがあったのだろうか...そんな思いにかられる。

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赤岳三角点からは沢を挟んで烏帽子岳が裾野まできれいに見える。それに賑やかな赤岳山頂から200m程しか離れていないのに何て静かなんだろう。しばらく静寂と景色を楽しんだ後、雑踏の赤岳山頂に戻る。ところが戻ったところに運悪く森林パトロールと鉢合わせて、ルート外れを注意されてしまった。まぁ危険行為をしている訳でもないので、注意と言っても軽いものだったがルールはルールなので謝っておく。赤岳からは銀泉台に向けて下山。途中の第四雪渓で昼食にするが雨が降リ始める。やはりこのメンバーで山歩きするとロクなことにならないらしい。それでもまだポツポツ程度だが第一花園で本降りに。そのまま走って樹林帯に駆け込んでカメラをしまってザックカバーを掛ける。後から来る二人は置いてきた(^^;。この辺りまでは一般の観光客も多く登って来ている。ポンチョを着ている人はまだ良ほうで、傘片手に雨の登山道を登っている人達も多くいた。さぞかし帰りが辛かろうに...と、濡れた道に滑って転んで滑落とかにならなければ良いなと思いつつ下山した。


白雲岳避難小屋(8:20)→白雲分岐(9:00)→白雲岳(9:30)→白雲分岐(10:30)→小泉分岐(10:45)→赤岳(11:05←散策→11:30)→第三雪渓(12:20)→駒草平(12:40)→第一花園(13:05)→銀泉台(13:35)

今回のあこの燃費:14.2km/L

高根ヶ原通信2012(1日目) ~紅葉のはずがまだ夏山~

予告した通り、大雪湖始発のバスで高原温泉から高根ヶ原を目指そうということで、朝3時に札幌を出発。5時30分に大雪湖に着くには着いたが、ものすごく眠い。何か忙しかったこの1週間の疲れがドッと出ている感じ。今日は辛い山になりそうな予感がする。この時期は混雑緩和のため林道が通行規制のため、シャトルバスが走っている。せめてバスの車中で寝ようと、朝ご飯を食べて早めに準備をしてバス待ちの列に並ぶ。銀泉台行きは大盛況だか、高原方面はやや少なめ。yahさんshizuさんは来ない。特に待ち合わせをしていたわけでもないので、静かな山行も悪くないと思い、車中でウトウトしていたら彼らに声を掛けられた。

高原温泉を7時過ぎに出発。足取りも重く階段道を進んでいく。第一、第二花畑ともに花もなく淡々と進んでいく。天気はものすごく良い。途中の雪渓が溶けてできた小さな沼が青く染まって美しかった。緑岳の巨岩帯ではナキウサギが2回ほど顔を出してくれた。

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緑岳からは白雲小屋を目指す。途中、板垣新道の雪田が殆ど融けてポッカリと大きな雪洞ができていた。例年だととても考えられない光景に新鮮さを感じつつ、今年の猛暑のすごさを思い知った。白雲小屋に着くとトシさん(管理人)が出迎えてくれた。もう一人の管理人、有馬さんも今日登ってくるようだ。今年は9月25日で営業終了という話を聞き、今日登って本当に良かったと思う。白雲小屋で水汲み(水場は水量豊富)とシュラフ等セッティングした後、10時40分に再出発。今度は忠別沼を目指す。今日の高根ヶ原はものすごく静かだ。米沢ケルン周辺でshizuさんがシマリスを発見したのを最後に鳥の声も聞こえなくなる。

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高根ヶ原からは高原温泉の沼々が美しい。空沼は文字通り完全に干上がっていた。こんな光景は初めてだ。縦走してきた人にも話を聞いたが、忠別小屋の雪渓も完全に融けて水が取れなかったらしい。今年色んなところで猛暑の影響が出ている。平ヶ岳近くのハイマツと低木に囲まれた空間ではすごい数の熊の掘り返し、忠別沼近くではキツネとの遭遇と獣臭の襲来と、それなりにイベントはあるものの、睡魔がすごくて、足をして動かしているのが精一杯。よくこんな状態で忠別沼までたどり着けたものだ。

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忠別沼で昼食。沼のほとりでのんびりする。途中に鳴き声が聞こえた方を見たらキツネがやって来ていた。食糧を狙いに来たのかと警戒していると、すぐに去って行った。沼の周りも花はなくワタスゲとチングルマの綿毛が一面を覆っている。快晴だった空も雲が多くなり、時折、日が差すような感じになってくる。日が差している内は暖かくて気持ち良いが、曇りになると肌寒い。それでも例年よりは十分暖かいハズだが、ここ何日かで急に寒くなったので体がついてきていない。

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帰りは早めに切り上げて引き返す。途中、前から気になっていた三角点のようなものを写真に収めた。「四等」という文字が見えたので四等三角点かと思ったが、地図上には標記がなく管理も言い果然で、辛うじて周囲に積まれた岩に支えられているうな状態だったので調べてみると、どうやら旧御料地内にある宮三角点というものらしい。大雪山の歴史の1頁を垣間見た気がした。三笠新道を超えて白雲小屋に向かう途中ではホシガラスに遭遇。餌集めに夢中なのか、彼らのほうから近寄ってきてくれて良い写真が何枚も取れた。

小屋に戻ると驚いたことにいつも閑散としている1Fが満員。2Fも踊り場まで埋まっていて驚いた。テント場ももうスペースは殆ど残っていない。ちょうど階段付近で話をしていた有馬さん(管理人)と無事会えて今年の報告をする。今年は7月に白雲小屋泊ったきりなので、仕事が忙しくて山に来れてないんじゃないかと心配してたそうだが、あちこちの山域に行っていた話をしたら安心してくれたようだ。午前中に陣取った場所に荷物を置くと、もう一人男性が声を掛けてくれた。どこかで見た顔だけど...と思って記憶を探っていくと、今年唯一泊った7月にお会いした方だった(http://www.saboten.sakura.ne.jp/~suzu/cgi-bin/diarypro/archives/133.html)なんという偶然。

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その後は水場で冷やしたビールにソーセージ、その他、諸々のおつまみを用意して飲みつつ、暮れ行く風景や星空などを写真におさめながら慌ただしくも楽しい夜が更けていった。

コースタイム後程アップします。

グルメ三角山 ~山頂にてビールと食事を堪能~

三連休なのに天気がパッとしない中、札幌市内はそれでいてたまに晴れ間ものぞくという中途半端な天気。家でグダグダしているぐらいだったら、三角山に登って酒でも飲んで来ようと気楽に出掛ける。ちなみに今回は自宅から全行程徒歩であこの出番はなし。

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途中、琴似屯田兵屋に寄り道。随分、久しぶりに寄ったけどすごく綺麗になった。管理人さんに話を聞くと、雨もりが激しかった屋根を張り替えたということだったが、それ以外も手入れが行き届いていてとても気持ちが良い。

その後30分ほど歩いて登山口。ビックリしたのは規制線が隙間なくビッシリと張られていること。熊出没が原因だけど過剰すぎ。五の坂と小別沢で目撃があったらしいが、いずれの記録も1ヶ月前だし、多くの人が登っているようだったので乗り越えて進む。途中、森林パトロールの人にも出会ったが何も言われない。「市としては通行止にするから何があっても責任は持ちませんけど、登るのなら御自由にどうぞ」そう言われている気がした。まぁ、一応気を付けつつ歩いた割には、登山道に熊の形跡は一切ない。彼らの食事となる木の実も豊富で、わざわざ人間が多くいる地域まで来る理由もなさそうだ。そのことを知ってか知らずか、小さいお子さんを連れた家族連れなど多くの人が登っている。今日も30人近くの人と擦れ違った。

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食事は旬のものということで、鮭の炊き込み御飯に自家製のいくらのしょうゆ漬けをのせた鮭いくら丼、お手製卵焼き、途中「肉まん屋シナモン」で買ったボリューム一杯の肉まん(120円)の3品。お酒はトップバリューだけど本物のラガービールが2本。やっぱり山頂で飲むビールは格別です(^^)。もう、すっかりお腹もいっぱい。

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さて、山頂には三角山の名前の由来ともなった一等三角点があるが、これがとても立派。一辺の長さは四等三角点が12cm、三等・二等が15cm、そして一等三角点が18cmとその差3cmずつしか違わないのに「デカっ」と思ってしまう。三角点をクローズアップしたことは無かったので撮ってみる。デカさが伝わるね。きっと。

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下山時にはエゾリスを発見。望遠レンズが間に合わなかったので、トリミングですみませんが、しっぽダラーとさせて枝にしがみついている姿を捉える。エゾリスってイマイチ素っ気なくて愛敬もないけど、見掛けると嬉しくなるのは何故だろう?

琴似屯田兵屋(10:40)→山の手登山口(11:10)→三角山(11:40←昼食→12:05)→山の手登山口(12:30)→地下鉄琴似駅(13:00)

暑さを逃れて三峰山 ~富良野岳・三峰山~

三連休初日。微妙な天気。朝2時に目が覚めてしまったので天気予報などをチェックしつつ、グタグタと用意をして、避暑とナキウサギをメインに三峰山を目指すことにしたのは朝の4時。30分後に出発して凌雲閣前に6時30分着。駐車場は二週間前の賑わいがうそのようにガラガラ。やはり天気が微妙だということで、皆、二の足を踏んでいるらしい。

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今回は私にしては珍しく、たまには富良野岳を踏んで行こうと、あのトラバース路を行った。先週の大雨で安政火口徒渉点周辺の道が流されたらしく、少しわかりにくくなっていた他は特に何事もない。三峰山沢から見る三峰山はちょっと新鮮だった。ここから見ていると確かに3つ峰があって。漢字の「山」の字そのものだ。他にこの行程で驚いたのはキバナシャクナゲが一輪咲いていたことで、他にも稜線上にはイワギキョウに混じってメアカンキンバイやエゾノツガザクラなどもポツポツと咲いていて何とも不思議な感じがした。

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富良野岳山頂は雲の中。高層には秋の薄い雲があるが、下層に夏の雲が覆いかぶさってこんな感じになっている。風がそこそこ強いので、たまに雲が切れて晴れ間がのぞく。ここで本州からの旅行者に出会う。北海道の山が結構好きなようで私よりも多くの山に登っているようだ。たまたまナキウサギの話になったので「三峰山にもいますよ」という話をしたら見てみたいということになった。私はお腹が空いたので遅い朝食をすませて早々に三峰山へ移動。

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で、三峰山西峰1860mに到着。かつてはナキウサギが飛び回っていたが全然見掛けない。本州の彼と合流後、粘って探している内に、今年7月1日の縦走時に銀泉台から層雲峡へのバスで一緒になった旭川のおっちゃんと偶然再開した。最初、富良野岳山頂付近で擦れ違った時に、どこかで見たことがある人だなと思っていたが、結局、向こうから声を掛けてもらうまで気付かなった。こういうことがあるから、山はやめられない。

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というわけでナキウサギ探索隊は三人に増えたが一向に姿は見えない。とりあえず三峰山に移動してみるが変わりなし。私が諦めて昼食にすると他の二人もボチボチ下山するということで、急編成の探索隊は解散。昼食後は今回ナキウサギ用に担いで上がった400mmレンズを手に、もう一度岩場でトライすると、結構、色んな場所に顔を出してくれた。

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目的の写真も撮れたことだし、上機嫌で先に行った二人を追う。三峰山から上富良野岳へと続く稜線も晴れたり曇ったり目まぐるしい。それでも最初の予報を考えられば上出来すぎるぐらい。旭川のおっちゃんは上ホロを踏んで来たということで、D尾根の上で何とか追い付いた。色々と山の情報を交換しながら下山。話に夢中で途中の写真撮るのすっかり忘れていた。来週は私と同じく赤岳、緑岳方面に行くと行っていたので「また来週会えるかもですね」と言って別れた。本州の彼とは駐車場でバッタリ。凌雲閣で温泉入っていくというので御一緒する。彼も上ホロ分岐で偶然ナキウサギに遭遇したと話していて、お互い見れて良かったと。彼は阿寒の山々が目的だったらしいが、さすがにこの天気だとということで、温泉三昧をして帰ると話していた。

ヤマレコにも写真アップしましたのでご覧ください。

十勝岳温泉凌雲閣(6:45)→三段山分岐(7:00)→上ホロ分岐(7:30)→富良野岳分岐(8:30)→富良野岳(8:55←朝食→9:10)→富良野岳分岐(9:30)→三峰山西峰1860m(10:05←ナキウサギタイム→10:35)→三峰山(10:45←昼食・ナキウサギタイム→11:45)→上富良野岳(12:05)→上ホロ分岐(12:40)→三段山分岐(13:05)→十勝岳温泉凌雲閣(13:20)

今回のあこの燃費:13.1km/L

三峰山よりナキウサギ便り

今回は山行というよりは避暑とナキウサギメイン。ナキウサギを撮るための秘密兵器として、前回使ったNIKON1用のAマウンアダプターにSIGMA AF APO 400mm F5.6を付けて持っていく。場所は三峰山頂の巨岩帯。岩に腰かけて待ちました。中々出てきてくれなくて苦戦したが、結果は上々。

今回かなり離れた岩場に多くいたので、NIKON1に装着すると1080mmの超望遠になるレンズの効果は大きかった。フォーカスも露出もオールマニュアルで難しかったけど持っていって正解。ただ、やはりこのレンズかなりダメージを受けてるみたいで、元々の撮影写真はコントラストがなく、とても見れたものではなかったが、画像処理でコントラストを付けて何かと見れる絵になった。


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岩場からナキウサギしゃんを弩アップ。ピンボケになったが構図的には最高に気に入った一枚。


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岩場に佇むナキウサギ。


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「ピチッ」と言っている。


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伸びをしている。

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立った!

NIKON1四方山話

今年の夏休みに沼ノ原から忠別小屋でびしょ濡れになり、一時、動かなくなってしまったNIKON1。前にshizuさんが話していた、サブカメラに防水コンデジとかいいなぁと思ってカタログを眺めていてふと思った。じゃあ、一体何のためにNIKON1買ったんだ。コンパクトで、いつでも取り出して気楽に撮影できつつ、画質も良いというのを目指して買ったのに、この上、もう一台カメラを持ち歩くなんて本末転倒で愚の骨頂だ。

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Itchan in DICAPAC: face side
 
 
でも、雨の日に撮れないといやだしと思って、防水ケースを買ってみた。DICAPACのWP-610。マニュアルが英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、韓国語、中国語と来て...日本語がない(T_T)。うーむ、日本やっぱ嫌われてる? さすが韓国製。本家ホームページの適合表によると適合メーカーが「SAMSUNG、Canon、Panasonic、FUJIFILM、Nikon、OLYMPUS、CASIO、PENTAX、SONY、Kodak、RICOH、SANYO、KYOCERA、Konica Minolta」ってSAMSUNGとKodak以外、全部日本メーカーじゃないか! 何故、日本語マニュアルがないんだろう?? 中国、アメリカとヨーロッパ圏主要言語と韓国メーカーなので韓国語はともなく、ロシアがあって何で日本がない? 日本の人口って少子高齢化とか言われてるけど世界で10番目に多いし、確かにロシアのほうが人口が1300万人多いけど、こういうレジャー需要を考えたらロシアより上だろうという気がする。いや、そもそもヒンディー語がないのはおかしい。第二公用語が英語だから? 日本も同じ扱い? いやまさかね。やっぱ独島がらみ? なんか政治と経済は別って思ってたけど、こういう疑わしき事象を突きつけられるとちょっとゲンナリする。

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Itchan in DICAPAC: back side
 
 
ただ私はできる子(^^;。英語は読み・書き・カタコトはできますから、早速英語マニュアルを読んでレビューです。我が愛しのいっちゃん(NIKON V1)をパンケーキレンズごと入れてみた。ぐぉ、入らん。ならばとパンケーキを外して本体をケースに入れてから、ケースのレンズカバーを外して、パンケーキを装着して、レンズカバーを戻すという面倒くさい工程を経て何とか入りました。防水ケースと言ってもチャックとベルクロテープだけです。カメラとレンズが入ってしまえば後は簡単。でも、なんだか窮屈そうです。早く出してあげたいという衝動にかられます(^^;。この状態で何枚か写真撮りましたけど、焦点合わせも普通にできますし、とてもいい感じに写ります。IPX8対応とのことで、沢や沼の水中撮影ができそうで面白そうです。エゾサンショウウオとか撮れそうですね(^^)。難点はアイセンサーが作動してしまって電子ビューファインダーしか使えません。いや、これはNIKON V1の大いなる欠点で、強い太陽光が入ったり、結露したりしてもセンサーが作動してファインダーに切り替わってしまいます。電子ビューファインダーを使いたいシーンと、液晶画面を使いたいシーンがマニュアルで切り替えられないのは、その名も高きNIKON製品としては本当にお粗末です。こんなもんファームアップでチョチョッとやれるだろ!とっととやれ! というか店頭でニコンの応援販売の人にも、これは致命的だと言っておいたのに伝わってないのね。話が横道にそれましたが、ケースの問題点に戻ると、あと、モードダイヤルがまわせない(^^;。あとレンズカバーがプラスチックでできていて折り畳めないのです。うまくたたんでも、結構かさばります。まぁ、欠点はあるものの、カメラが濡れて写真撮れなくなることを思えば全然OKです。マニュアルでちょっとゲンナリ来たけど、とてもいい商品じゃないか!! あとはフィールドで試してみようということで...でもあまり雨降るとわかってて出掛けたくないような(^^;。

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えーと、こっからは全然違う話です。先週の晴れた日に仕事から帰ってきたら、近くの高層マンション建設現場が何ともいい感じだったので写真撮りました。NIKON1で夜景撮るのってもしかして初めてかもです。えっ?白雲小屋で撮ったじゃんって? いや、確かに山の夜景は撮りましたけど、夜景って言ったら普通、街並みでしょ。ISO800だったかな...いつもはブログアップ時に消してしまうEXIF情報残して置きますので保存して見て下さい。いやいやなかなかどうして、街中ならISO800でもいけるじゃんって感じです。「今年はホワイトイルミネーション行って見るかぁ」みたいな気分にさせてくれますね。あっ、でも節電で中止とか(^^;。

ギンザンマシコとエゾシマリス

ギンザンマシコとエゾシマリス

石狩岳-音更山の稜線で出会ったギンザンマシコとエゾシマリスの写真です。

ギンザンマシコのほうはメスですね。すぐ近くのハイマツにとまったんですが、最初あまりの地味さに何だろうと思って写真撮ったらギンザンマシコでした。こうやって写真で見たら鮮やかですけど、実物は本当に地味子ちゃんでしたよ(^^;。ギンザンマシコはやっぱりオスのほうが綺麗ですね。

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エゾシマリスは食事中のところをお邪魔しました。「目線下さ~い」、「ありがとうございます」...いや違うから(^^;。この後、すぐに走り去ってしまいました。何回見ても可愛いですねぇ。

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石狩岳・音更山 ~晩夏のシュナイダーコース~

もう6年ぐらい前だろうか...まだそれほど山に頻繁に登っていなかった管理人がたまたま登った低山で石狩岳の話を聞いて、「いつかは登ってみたいと」思っていたが、ようやくそれが今日実現する。ルートはシュナイダーコース。とにかく辛いと言う人もいて賛否両論のコースだが、地図を見ているかぎりは私にとって「むしろ好きな部類のコースでは?」と思っていた。

tarumae-yamaさんから事前に聞いていたので林道の分岐も難なく通過。朝4時に札幌を出発して7時20分に登山口着。もう少し早く着ける予定だったけど、紋別自動車道が通行止めで愛別インターで下ろされてしまったので仕方がない。早速、出発しようと思ったが登山ポストがない。「まぁ、いいや」と思って無記入で入山したが、帰りに気がついたが、実は国道の林道入口にポストがあった。

登山口からはいきなり熊笹の林間コースが始まった。「いきなりかよっ」と思ったが、熊笹が覆い被さってる場所もあるが、それほどひどいと感じるほどでもなく順調に進んでいく。30分ほどで音更川源流の渡渉点に到着。倒木の白樺を頼りに渡るが足下の岩は滑って全然使い物にならない。結局、何本かある倒木の高い方を手で支えて、水面に近いところの倒木に足を掛けて渡った。tarumae-yamaさんが迷ったのもこの辺りで、「迷ったら沢筋に」と私のポリシーと逆のことを言っていたのを思い出し、その通りに進んだら迷い道に足を踏み入れた(^^;。私の聞き違いだったのかもしれないが、やはり沢筋は間違いなくNGだ。

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渡渉を終えると程なく登りに取り掛かる。シュナイダー尾根の突端だ。林間コースで風もなく暑い。途中で先発した帯広の女性二人パーティに追い付いた。このコースは何回も登っているとのことで、話を色々と話を聞いてみると、このコース、残念なことに尾根に出るまではずっと眺望なしだそうだ。話ついでの小休止の予定だったが、あんぱんやトマトなど色々とご馳走になってしまった。その後、彼女達に先行してスタートする。コースは段差の木の根を登ったり、巨岩をよじ登ったり、中々に大変だが、辛いことは全然なくてむしろ楽しい。時折、ニペソツ山や、ユニ石狩方面の稜線が顔を出す。

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途中の巨岩を勢いつけてよじ登ったら、登ったすぐ向こう側が崖でバランスを崩してヒヤっとした。シュナイダー尾根は熊笹や低木で覆われて良くわからないが、実際かなりの痩せ尾根らしい。1600mを越えるとそこそこ視界も開けてきて稜線が見え始める。まだ結構あるなぁと思っていたら、急に視界が拡がって、シュナイダーコース分岐の稜線に出た。「あれ、もう終わり?」。正直、拍子抜け。私が稜線だと思っていたのは石狩岳の山頂だったようだ。

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ともあれここまで3時間結構費やしている。石狩岳のほうが距離が短く、下山までの時間が計算しやすいので、まずは音更山を目指す。途中で低木帯もあるが快適な稜線が続く。途中、ギンザンマシコがやって来て至近距離のハイマツにとまった。「レンズ、レンズ」と望遠に切り替えて撮影。いい絵が撮れた(この絵はでアップします)。頂近くの巨岩帯はペンキが薄く、目印に乏しいので、ケルンやピンクテープを探しながら進む。巨岩帯は浮石が多くい何度かヒヤッとしたが無事に山頂に到着。音更山は岩場の広大な山頂が拡がっていて、昼食にするのに最適。姿は見えないまでもナキウサギの声も多く聞こえる。表大雪が結構近い。緑岳から高根ヶ原、十勝岳連峰も全部見える。例の北見富士も鮮やかだ。メインは石狩岳のハズだったが「もうここでいいかも」...そんな気にさせる。この段階で、沼ノ原山がちょうど石狩岳山腹にかかってしまって見えないのが残念だったのが、唯一、石狩岳に行くモチベーションになっていた。

もっとずっとのんびりしていたかったが、石狩岳に行ってから下山することを思うと早々のんびりもしていられない。昼食後は早々に石狩岳に移動する。山頂近くではエゾシマリスも食事中だったようで写真を撮らせて頂いた他、ギンザンマシコとも再び遭遇した。分岐で念のため、休憩されていたパーティに下山時間を訪ねると2時間半との答えが、コース状態から3時間はかかるかもと思っていたので、少し余裕が出た。石狩岳への登りは稜線歩きというよりシュナイダー尾根の続きと思ったほうが良いほどの急坂が続く。音更山で結構疲労したようで、さすがに息が上がった。途中は片側が急斜面の崖になっている場所もあり慎重に足場を選んで進む。30分ほどで山頂。

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10人も人が来れば一杯という感じの狭い山頂だが、予想通り、沼ノ原から五色ヶ原の景色がすぐ近くに一望できて最高。本当の山頂は隣の1967m峰という話もあるが、こっちの1966m峰には山頂標識という強い味方がいるし、何より今日は疲れた。こっちが山頂と勝手に定義して一息つく。

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時間が13時ということで、もうだれもいないだろうと思っていたら、まだ人がいた。向こうも同じ考えのようで、こんな時間に登ってくる人がいるとは思わなかったそうだ。彼は昨日もシュナイダーを通って石狩岳に登ったそうだ。岩間温泉に行ったりしてこの周囲を満喫しているらしい。「だったらニペソツも登ってきたら?」と薦めてみる。何せ100名山になりそこなった山だし、時間的に余裕もあるのに石狩岳を登ってニペソツに登らないっていうのも勿体ない。彼も話を聞いて興味が出たようで最終的には登ってみたくなったと言っていた。林間コースで日が暮れるのも嫌なので、石狩岳を堪能した後は早々に下山。帰りも沢で道を間違えたがすぐにルートに復帰。結局2時間15分ほどで下山できた。下山後は幌加温泉鹿の谷で温泉を楽しんだ(ここ内湯も含めて完全混浴で驚いた)あと三股山荘で食事を...と思ったら休みということで無念の帰宅となった。

例によってヤマレコに多数写真アップしましたのでご覧ください。

シュナイダーコース登山口(7:25)→シュナイダー尾根突端渡渉点(7:55)→シュナイダーコース分岐(10:25)→音更山(11:10←昼食→11:55)→シュナイダーコース分岐(12:35)→石狩岳1966m峰(13:00←ティータイム→13:20)→シュナイダーコース分岐(13:45)→シュナイダー尾根突端渡渉点(15:10)→シュナイダーコース登山口(15:35)

今回のあこの燃費:14.4km/L

凌雲閣から十勝岳周遊で白銀荘に下山 ~上ホロ・十勝・美瑛~

先週末に間を空けたせいか体が少し重たいが、天気も良さそうなので、今回は上富良野町営バスを使って、上ホロから美瑛岳まで十勝岳の稜線を全部歩いて白銀荘に降りる計画を実行に移す。5年ほど前に、同じバスを使って、富良野岳から十勝岳まで稜線歩きして白銀荘に降りるということをやったが、途中の稜線上から膝が痛くなった上に、バスにも乗り遅れるという失態をおかしたのでリベンジでもある。

余裕を持って朝4時に札幌を出発して白銀荘を目指す。白銀荘着が6時20分前。温泉道具や着替えの入ったザックを登山ポスト横の看板に腰ベルトでくくりつけてデポしていく。キャンパーのギャラリーが多くて緊張する。盗まれないか心配だったけと、肩紐が破れて使えないザックだし、金目のものが入っているわけでもなし、盗られたら盗られた時と割り切った。その後、凌雲閣まであこを走らせた。凌雲閣前の駐車場はもう半数以上が埋まっている。今日の山は人が多そうだ。

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6時40分に凌雲閣前を出発。歩き慣れたルートを進んでいく。安政火口までのハイキングコースは昨年の大雨の影響か以前よりは荒れている。徒渉点も相変わらずの涸沢だ。尤も、雨が降ると増水することもあるようだが...上ホロ分岐からは涸沢のような登山道を辿り、整備の行き届いた名物の300階段でD尾根に上がる。写真はD尾根から見た化物岩。その向こうには点々とした雲の下に市街地が拡がって何とも美しい光景。初夏のD尾根は花も豊富だが、今はイワギキョウやシラタマノキぐらいで誘惑も少なく淡々と進む。上富良野岳をグルっと巻けばすぐに山頂。何かあっけない。こんなに近かったっけ? 息も絶え絶えだった6月に比べて何気に鍛えられてるようだ。

上富良野岳からはいよいよお待ちかねの稜線歩きがスタート。コルを越えて20分ほとで上ホロカメットク山。ここ最近は三峰山にしか行ってないし、その前も巻き道を抜けたりと山頂に来るのは本当に何年振りだろう。山頂ではオーストラリア人の御夫婦(奥さんは日本人)と、札幌からの御夫婦に出会う。オーストラリアの彼は中々ワイルドで、昨日、上ホロ小屋の近くまで来た熊を見れたと嬉しそうに語っていた。ついさっきも大砲岩の近くにいたらしい。それは見て見たいと思いつつ大砲岩に向けて進む。札幌の御夫婦は凌雲閣から十勝岳ピストンの予定だったが、熊のいるところを引き返したくないということだったので、じゃあ、白銀荘に下りたらどうかと凌雲閣行きのバスの時間を教えてあげる。

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途中、大砲岩で寄り道。大砲岩の向こう側に抜けてOP尾根を見てみる。ものすごい痩せ尾根。一応、昭文社地図には載っているけれども、「とてもこんなところ歩けないよ」というのが第一印象。愛別岳も強烈だけどそれ以上に脆い。歩くだけで足下がパラパラと崩れていく。「いやいや、ないない(^^;」ということで慎重に引き返す。熊の気配もない。自衛隊が下界でドンパチやっていたので、その音で去っていったのかも。なんかちょっと残念な気分。

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その後、痩せ尾根の稜線を辿って十勝岳の山腹に出る。十勝岳の南側は溶岩帯だが緑も多い。程なく十勝岳山頂。新しくなった山頂標識も確認。前のが立派だっただけに、ちょっと残念な感じはあるけれど百名山としての格好は十分につく。

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小休止の後、美瑛岳へと向かう。北側斜面は対称的に荒涼とした砂漠が続く。このルートに入った途端に風景とは対称的な湿った風が新得のほうから吹き上がってくる。上空からは乾いた冷たい風も入ってきてもう大気の喧嘩状態。湿った風が勝てばガスり、冷たい風が勝てば晴れ、目まぐるしく天候が変わる。この辺りは少し盛り上がった2008mピークにちなんで、平ヶ岳なんて名前が付いているが、十勝平とかのほうが名前的にはしっくり来るんじゃないかと思う。よし決めた。命名「十勝平」(^^;。すぐ先には、鋸刃のコントラストが最高に美しい鋸岳が...この辺りは見どころ満載。

鋸岳からは砂漠の道を一気に下り、そして砂のトラバース路と滑りやすい道が続く。最低コルに到達するとややトラバース気味に道が続いていく。ここはイワギキョウとシラタマノキの大群落があって見事。だが、ダラダラと長く続く登りにさすがにバテて来た。美瑛富士まで行こうかと思っていたが、この時点で断念して美瑛岳でのんびりしようと誓う。

美瑛岳の山頂標識も新しくなっていた。せっかくなので後から同じルート来た爺様に写真を撮ってもらった。山頂にはトンボがたくさん。こんなに暑い日が続いているのに虫たちは秋の訪れを感じているようだ。大気の戦いもまだ続いている。眺望がコロコロと入れ代わる。全天が晴れということはなかったが、時間差で360°の絶景を楽しんだ。

いつもは13時近くになると誰もいなくなる山頂だが、今日は間髪入れずに誰かしらが訪れる。凌雲閣からスタートして富良野岳に行ってからここまで来たというおっちゃんもいた。彼も同じバスに乗ると言う。下山の見積もりが私は3時間と見ていたが、彼は3時間半は必要じゃないかと言う。時間は13時過ぎ。私のプランでは16時に下山して、1時間ほど白銀荘で温泉に浸かり、17時のバスで凌雲閣に戻るという感じだったが黄色信号が灯ってしまった。そんなわけで、そこそこ駆け足気味に下山していく。ポンピ沢まで約1時間。雲ノ平分岐の手前まで1時間40分ほど。これはペース早すぎるのではと思ったので、岩の清流でお茶にする。途中の函は少し上流側にハシゴが新設されていたが、これが長いのなんのって。高所恐怖症の私には辛かったが慎重に一歩一歩下りた。

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雲ノ平分岐を過ぎて作業道を使ってショートカットすれば、すぐに白銀荘ルート。このルートは溶岩の巨岩あり、ハイマツ帯あり、徒渉あり、低木帯あり、林間コースありと中々バラエティーに富んでいる。途中の低木帯に九条武子歌碑が道の真ん中にドーンと鎮座していて、何度通っても行き止まりかとドキっとする。歌碑を置くことは否定しないけど「何でこんな邪魔な場所に置くかなぁ」。白銀荘に無事に到着したのは15時40分。美瑛岳から2時間30分。結局、のんびり行けば丁度3時間ぐらいなので私の見積もりで全然OKだったじゃないかと、後で少し文句を言ってやろう(^^;と思いつつ、デポした荷物を回収して温泉に。温泉から出ると美瑛岳で会ったおっちゃんと下山時間の情報を交換。彼も似たような時計で降りて来て途中で早すぎるかもとペース落として、それで3時間だったらしい(^^;。その後、バスが来るまでしばしの山談義。バスが来た頃には朝に上ホロで会った札幌の御夫婦もやって来た。時間的に13時51分のバスに乗ったと思っていたので、少々驚いたが十勝岳でのんびりと昼食にして、楽しみつつ時間を掛けて降りてきたらしい。バスは15分ほどで凌雲閣に到着。今回出会った人達と駐車場で少し話をした後、別れを告げて帰路に着いた。

今回のアクシデントと言えば美瑛岳の山頂で滑落した...満載の水ボトルが(^^;。荷物を整理してた時に、うっかり落としてしまい、100mぐらい下まであっと言う間に転がり落ちて行く。ダイソーの100円ボトルだけど驚くほど頑丈。あれだけの高低差をバウンドしながら、すごい衝撃と共に転がり落ちたのに全然ダメージを負ってない。落下試験結果としては大満足。次も同じものを買おうと思った。

あと宣伝ですが、今回利用したバス路線は上富良野町営バス(十勝岳線)で1日3本。運賃は200円。詳細は上富良野町役場ホームページ参照ということで宜しくお願いします。ちなみに十勝岳山開きの日は運賃が無料になりますのでお得ですよ。

今回もヤマレコにいっぱい写真をあげました。ついでに「山行記録のページへ」のリンクから飛んで見て言ってもらえれば嬉しいです。

十勝岳温泉凌雲閣(6:40)→三段山分岐(7:00)→上ホロ分岐(7:40)→上富良野岳(8:45)→上ホロカメットク山(9:00)→上ホロカメットク避難小屋(9:20)→大砲岩(9:35←OP尾根偵察→9:40)→十勝岳(10:10←休憩→10:20)→美瑛岳分岐(尾根上)(11:45)→美瑛岳(12:00←昼食等→13:10)→美瑛岳分岐(トラバース路)(13:40)→雲ノ平分岐(14:55)→吹上温泉白銀荘(15:40)

今回のあこの燃費:12.4km/L