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星置緑地までサイクリング

何だかダラダラのフリーカメラマン生活もすっかり板について来て、こんなんじゃ社会復帰できなくなるんじゃないかと思う今日この頃ですが、まぁ、1ヶ月の長期休みみたいなものなのだから、思いっきり遊ぼうと割り切ることにしました。今日は天気が悪くなる予報が一転して良くなって来たので、星置緑地までフキの父さん(フキノトウ)と芭蕉様(ミズバショウ)の状態を確認して来ようと思いたちましたが、どうせならトレーニングを兼ねて自転車で行こうということで、自転車乗って出発です。


途中、JR稲積公園中の川に掛かる橋上から手稲山を見ています。ちょうどカメラを構えた時に山頂のアンテナ群が隠れてしまって残念です。自転車で進むのも大変なぐらいの風ですからしょうがないですよね。右側の水門は富丘川排水機場です。本流が増水して水位が上がった時に水門を閉じて、支流への逆流を防ぐという装置らしいです。ああ、ちなみに支流からの水はポンプで本流に排水されますのでご安心を...人間の考える装置も中々のもんですな。でも、この設備があるってことは過去に水没多発地帯だった証拠でしょうから、そういう流域にはあまり住みたくないですね(^^;。ちなみに広角レンズではないので捉えられませんでしたが、対岸には西宮の沢川排水機場の水門があって、御対面しているようになってて地形的にも面白い場所でした。

稲穂のJR札幌運転所まできました。ちょうど721系がきたので撮ってみます。電車の架線って円盤状の重りで引っ張っているんですが、この構造を考えた人って頭いいなぁって、いつも思うんです。これなら熱膨張などで架線が伸び縮みしても常に一定の力が掛かりますもんね。ただ重りの上に大量の雪が積もったら、張力オーバーになってしまう気もしますが、そのぐらいの重量は許容範囲ってことなのかな。

途中、JR星置駅の北口から南口までの通路が自転車通れなさそうだったので、一旦、跨線橋のある場所まで引き返したりして無駄な体力使いましたが、星置緑地に着きました。予想していた通り雪が多いです。こりゃ何も被写体になってくれるものが見つからないかと思っていたら、そうでもなかったのです。

バサッバサッ、ジャバーンと何かが飛来して着水したので、「何っ?」と思って振り向いたら鴨でした。メスですね。愛敬たっぷりの顔で餌食べたり毛繕いしたりしています。紫のアクセントが可愛いですね。

オスもいるかなと思って周囲を探したら...いました。ただ、表情も歩き方も何か太々しいんですよね。きらびやかな羽毛に包まれているくせに、なんでそんな愛敬ないかなって...まるで金ピカ衣装に身を包んだ成金親父(^^;。そんなわけで毛繕いであっち向いた時に写真撮りました。

フキの父さん咲いてました。他にも結構咲いていましたが、朽ちた木から芽が出てる様子が何か珍しくて、こいつを写真に撮りました。これを実際に自分の目で見ると春って感じがしますね。

芭蕉様も芽が出て着々と大きくなりつつあります。今はこんなに小さいものが、数ヶ月後には1mを越えるお化け葉っぱになるんだから信じられないですよね。

帰り道、稲穂ひだまり公園に寄ってみました。雪すごいです。公園の正面入口が雪で入れなくて、カタクリ群生地のある山側にまわってきましたが、散策路もすべて雪の下です。これは今年のカタクリの開花は少し遅くなりそうだと思いました。

そのまま山側の道路を公園伝いに走っていきましたが、すずらん群生地のある富丘西公園やその他の公園も深い雪の下でした。地理的に山の北向きの斜面だから雪融けが中々進まないんでしょうね。写真は雪深い宮の沢公園の木々の上の拡がる青空です。

国道5号線に合流して、これを真っ直ぐ帰宅するだけと思っていたら、高速道路と札幌西インターの交差点で自転車が渡れないことに気がつきました。横断歩道もないし、一応、道路交通法では自転車も車両扱いだから、そのまま車と同じように直進せよってことなんでしょうけど、なんか危険な感じがして強引ですが歩行者用の地下通路を通りました。もちろん自転車用のスロープもないので無理矢理ガタンガタンやっておろします。で、こんな空間が拡がっていたと...イヤすぎ。絶対、防犯とか考えてない昭和の産物。女の子だったらこんなとこ恐くて歩けないでしょ。


自宅(13:50)→稲積公園中の川(14:10)→JR札幌運転所(14:25)→星置緑地(14:40←散策→15:10)→稲穂ひだまり公園(15:30)→宮の沢公園(15:45)→宮の沢1条3丁目(15:55)→自宅(16:20)

今回のカメラ:Nikon1 V1 + 1 NIKKOR 10mm f/2.8/1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6

輪カンの修理

以前にtarumae-yamaさんとH原さんに教えて頂いた情報を元に、先日の百松沢山で壊れた輪カンの修理をしました。

まずは修理前の状況ですが、こんな感じでリベットがピュッと飛び出していて、歩く度に引っ掛ってとてもいやな感じなのです。

リベットの裏側はこんな感じで所々外れています。どのリベットも耐久的に持ちそうもないので、まずは全部のリベットを外します。

リベットを全部外すとセンターのクランポンを中心に前後に別れました。クランポンはステンレスですが、それ以外はすべてアルミです。おおぅ、こんなになっていたのかと改めて感心します。

外したリベットは全部アルミ製で、みんな中央部が曲がった状態になっています。アルミリベットでは耐久的にクランポンに掛かる力に対して強度不足なんだと実感しました。

そこでアルミリベット代わりにステンレスボルトを入れることにしました。リベット穴に入る丁度良いネジということでM4×30に、緩み止めにスプリングワッシャーを噛ませます。外側にネジの先端が飛び出ていると歩きにくいのでトラスネジを使います。

外側の仕上がりはこんな感じ。トラスネジのおかげで出っ張りもなく歩きやすそうです。

トラスネジの反対側は緩み止めにスプリングワッシャーにナット1本にしました。更なる緩み止めのためナット2本にしようかと思いましたが、経験的に2本まとめて外れてしまうことが多いので、スプリングワッシャーを信用することにしました。見た目も結構美しいです。

そんな訳で修理完了。少し紐が痛んで来てますが、まだまだ大丈夫でしょう。これで、実際に歩いてみてネジの緩みなどがないか確認してみたいと思います。

宮城沢ルートで百松沢山

本日は一日ものすごく穏やかな天気になりそうなので、家から近くてアクセスが良いにも関わらず、1回も登っていなかった百松沢山に行くことにした。コースは3本あるみたいだが、林道が続いて最も歩きやすそうな宮城沢コース。自宅から20分ほどで手稲平和霊園。平日なので誰もいないと思ったが車が2台停まっている。更に準備をしている内に更に2台がやってきた。挨拶を交わして出発する。ツボ足で行けるかと思ったけど、陽のあたる場所が沈みやすいので輪カンを履いたところでトラブル発生、輪カンのリベットが外れて飛び出て、時折、足に絡まって歩きにくい。左右を逆に履きなおして問題解決と思ったが、しばらくすると別な所が飛び出てきて、要修理ということであきらめた。

コースは宮城沢川に沿って続く広い林道でとても気持ちが良い。途中何回か川を渡るが、その中にはスノーブリッジもある。写真のはとても丈夫で安心して渡れたが、別の箇所では周囲に亀裂が入って、しかも下をゴーっと音を立てて水が流れているような場所もあり、当たりを引かないように慎重に渡った。


広い林間コースがしばらく続いて林道が終わると沢地形に入って進む。ここまで1時間以上の単独の森歩きだが不思議と飽きがこない。林道の終点あたりで休憩していたおっちゃんと出会いしばらく一緒に歩いていたのも大きい。

沢地形が終わると急坂が続く。GPSが示す山頂までの距離が中々縮まらない。途中で何回も小休止して、疲労困憊で何とか山頂に到着。

登っている最中は、今日は北峰でやめようと思っていたが、実際に山頂に立って見た南峰があまりにカッコイイし、景色も良さそうな気がする、そして膝がまだ大丈夫だったのもあり行くことにした。

南峰に向かう途中からも烏帽子岳が見えていたが、山頂に立つとすぐ近くに神威岳、そして向こうに烏帽子岳と続く稜線の美しいこと。山頂も4人と賑やかで楽しい。

樽前山方面もバッチリ見えている。隊長さんに感化されて持ってきたYASHICAの双眼鏡でも見てみる。山で双眼鏡使うは初めてだったが、肉眼では見えなかったイチャンコッペの反射板まで見えて驚いた。対岸の北峰には二人パーティが増えていたが、この人達、山頂に居合わせた人の情報では阿部山ルートで下山すると話していたそうだ。昼食後には姿が見えなくなっていたので、本当に行ったんだろうかと興味が出てきて、また北峰に戻って彼らのルートを双眼鏡で追ってみた。846mのコルまで降りて登っている所を発見。時間はもう13時を過ぎているので大丈夫なんだろうか思いつつ、人の心配より自分が安全に降りること考えようと気持ちを切り替えて下山した。


百松沢山南峰からの動画。D7000で動画機能使ったは初めだが、レンズが良いせいもあって恐ろしく綺麗に撮れて驚いた。

ヤマレコとNikon image space(http://img.gg/PNb46L2)で今回の山行写真全てが御覧になれます。


手稲平和霊園(8:45)→阿部山分岐(9:10)→357m分岐(9:45)→百松沢山北峰(11:35)→百松沢山南峰(11:50←昼食・双眼鏡タイム→12:35)→百松沢山北峰(12:55←双眼鏡タイム→13:15)→357m分岐(14:05)→阿部山分岐(14:25)→手稲平和霊園(14:40)

今回のカメラ:D7000+AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED

まだまだ雪深いイチャンコッペ山と幌平山

本日はリハビリを兼ねてイチャンコッペ山。1ヶ月ぶりに札幌から外に出た気がする。最近凸凹道路がニュースなどで話題だが、ウチの近所や通勤路ではあまり見掛けず、何のことだろうと思っててたが、真駒内あたりで横断歩道等のマーキングが全部剥がれて、路面がダート道みたいになっていて驚いたと同時に納得。10時前に幌美内展望台の駐車場に着。誰もいない。準備して登山口で入山届をチェック。平日とは言え、こんな晴天にも関わらず誰も登っていない。単独ということもあり、雪に埋まってケガとかしないように、ゆっくり慎重に行くことにして登り始めた。ちなみに今回のカメラはD7000+AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED。

登り始めてすぐ恵庭岳が顔を出す。いいねぇ。心配した割には雪も硬くて埋まるようなことはなさそう。ただ昨日多くの人が登っているはずなのに、風が強いせいかトレースが殆ど埋まっていてルート探しに苦労した。イチャンコッペは最初から急坂だが、いつも以上に辛い。雪かきのおかけで腕と心肺は全然問題ないけれど足が全然ついてこない。思えば山に登ったのって室蘭岳以来だから、1ヶ月半のブランクは大きいようだ。

幌平岳との分岐点から、いつもの景色だけど広角の縦アングルで撮ると雰囲気が全然異なることに驚いた。何だか今日は驚いてばかりだ。ここからは幌平岳には向かわずにイチャンコッペ山の反射板を目指すが、何だか夏道が完全に雪で埋まっているらしくて、トレースは緩やかに登り始める。

緩坂を登り切ると何だか開けた所に出た。「うーむ、もしかしてここって614mピークかなぁ」と思って写真だけ撮っておいて、帰宅後にGPSログと照らし合わせるとやはりそうだった。夏道はこの左側を巻いている。通ったことのないルートなので結構面白い。


この冬道トレースは眺望がバッチリで何回も支笏湖が見渡せる上に、ピークを繋ぐように通っているので反射板も全体が綺麗に見える。とてもいいルートだ。「夏道もこちら側に付け替えてくれれば良いのに」と、そんなことを思ってしまう。

支笏湖の眺望を楽しみつつも風は結構強い。風の通り道では頻繁に地吹雪が起きている。下山途中に気付いたことだが、登りで付けた自分の足跡さえ1時間足らずでほぼ完全に消えていた。これでガスったりしたら、完全にルートを見失いそうなので今日はラッキーだったと思いたい。


そんなわけで反射板到着。足はフラフラ、北風ピーフーだけど景色は最高。まずは恵庭岳を。雲が恵庭岳を中心に放射状に拡がってくれているような気がして(そんなことはない)、とても気持ちの良い写真になった。

お次は反射板から見た支笏湖をフレーム内に独り占め。誰も登って来ないので文字通り独り占めだけど、こんな画を撮りたかったというのを具現化してくれたような写真になった。

イチャンコッペ山自体はあまり眺望が良くないし、もう足がもたなさそうなので、今日は反射板で引き返した。下山中にユニークな雲を捉えたので写真に撮った。「イチャンコッペ山に遊星爆弾飛来中」みたいな感じか(^^;。

下山中に「今日は名のあるピークを一個も踏んでないな」とふと思い、前方に見える幌平山に前回登ったときはガスの中で眺望もなかったので、登ってみようかと興味が湧いてきた。足は重かったけど、トレーニングだと思って登る。ここも支笏湖も眺望がとても良いし、反射板から見る景色とは角度が変わって楽しめる。

そんな訳でちゃんとピークを踏んできた。山頂標識を探すのに手間取って随分と奥まで進んでしまったが御愛敬。それもそのはず、イチャンコッペ側から登ると、丁度木の裏側に標識があって全然気がつかない。幌平山ってオコタンペ側から登る山なのかなと思う。ちなみに山頂近くで三角点と思われる四角い土台の部分の雪が窪んでいた。写真は撮ったが掘り出す元気までなく、プチ三角点ハンターとしては少し残念。時にこの三角点、三等三角点「幌平」というのが正式名称らしい。幌平山という呼称は、もしかすると三角点名称から来ているのかもしれないなと思う。ちなみにイチャンコッペも三等三角点でこちらは「一安公岳(イチャンコウダケ??)」。

もう膝が痛くなってきたので、下山はショートカットで。ただ正午をまわって大分気温が上がってきたせいで、輪カンでも気を許すと埋まる、埋まる。膝も痛みも増してきてトレーニング不足を痛感した山行だった。

下山後にあこで昼食していたら、見覚えある車が道路に現れて、クラクションがプップーと...tarumae-yamaさんだ。シマエナガさんと北尾根経由で恵庭岳に登ってきたらしい。またまた自宅に招かれて奥様の美味しいお茶をご馳走になりました。

ヤマレコとNikon image space(http://img.gg/WN0bjV0)で今回の山行の写真が御覧になれます。

幌美内登山口(10:00)→漁川ダム反射板785m峰(11:35)→幌平山(12:45←散策→12:55)→幌美内登山口(13:20)

身体と月とカメラの話

しばらくの間、自由を手に入れたので、山や旅三昧をしようと思っていたのですが身体の調子が悪いのです。3月に入ってから風邪が長引いてグタグタしてただけじゃなくて、左手足が痺れて何とも気持ちが悪い。風邪のほうは、薬もらって数日寝込んだおかげで治ったのですが痺れが取れない。写真は全く関係ないですが、昨日アップしようと思って撮った月の写真ですが、インターネットを立ち上げたついでに、痺れの症状とか検索してたら急に不安になってきて、アップどころではなくなりました。

症状が左に集中しているので脳関係がヤバいんじゃないかと、今日、MRI検査してしきました。脳を輪切りにするやつです。結果、異常なし。入院ぐらい覚悟してただけに拍子抜けでした。触診でも色々と診てもらって「大丈夫」とのこと。はっきりとは原因がわからないので「一応、様子見ましょう」と言いつつも、「まず問題ないでしょう」とのことでした。ならばと「運動してもいいですか?」と聞いてみたところ、OKがでました。良かったぁ。まだ手が痺れて気持ち悪いけど、これで楽しい休日が過ごせそうです。

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撮影は「Nikon1 V1」+「KIWIFOTOSマウントアダプター」+「SIGMA AF APO 400mm F5.6(ミノルタA)」です。ISO100、SS1/20秒、F8相当だと記憶します(色々撮ってたので絞り値忘れた(^^;)。分解洗浄したときの不具合で無限遠のフォーカスが合いにくくて、60°の角度で「キェー」って叩いたりして、そこそこ合いました(^^;。まだボケてますが、これで一杯一杯です。やはりこれはナキウサギ専用レンズですな。Nikon1もまだまだ使いますよ。

Nikon1と言えば、「1 nikkor VR 6.7-13mm f/3.5-5.6」が遂に発売になりました。まだ買ってませんが、デジカメウォッチの記事中の写真がものすごく良くて、恐ろしく素晴らしいレンズに仕上がったようです。↓
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/lens_review/20130318_591687.html
今使っている「1 nikkor 10mm f/2.8」より少し暗いですが、VR付なので実質同じように使えるだろうし、レンズの性能差を考えても、これを買ってしまったら「10mm」は用なしになっちゃうかもしれません。でも高いんです。この金額を出すなら、D7000用に中古の「AF-S DX Zoom-Nikkor 18-70mm f/3.5-4.5G IF-ED」と新品の「AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED」とセット買っても価格はそんなに変わらないし、これで全焦点域カバーできるようになっちゃうので、ものすごく迷っています。そんなわけで今は様子見です。


あとついでと言ってはなんですが、点検から帰ってきたななみちゃん(D7000+AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED)らしい一枚ということで、北大工学部に潜り込んでJRタワー方向を撮ってみました。広角端では少し手前でフォーカスが合ってしまうようなので、望遠側でフォーカス合わせして広角端12mmで撮影しています。いや、この子は本当にいい写真を写してくれます。