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あことドライブ ~北北海道一周ルート 2日目~

翌朝はほぼ日の出と共に出発。結構眠れましたけど、深夜に車中の気温が-7℃まで下がって寒くて目が覚めました。0℃ぐらいまで暖気してからまた寝ました。そんなわけで少しボーっとしてしています。朝日を横目に意味もなく南下します。通勤ラッシュの紋別を過ぎ、湧別町の芭露水芭蕉群生地を散策してみました。いや、もちろん水芭蕉なんて季節的にないんですけど、何となく朝の空気を吸いたかったので。で、発見しました。鉄道林標識です。標識には中湧別の文字がありますが、場所的には旧国鉄湧網線の芭露駅近くでしょうか(http://www.saboten.sakura.ne.jp/~suzu/image/train/rosen_1976_r2_1.jpg)。路盤の上に木道を敷いて散策道にしたみたいです。100mぐらいの木道ですが木道の終点からもずーっと線路幅の空間が延びて行く光景は廃線跡ならではです。

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廃線つながりということで芭露の隣、計呂地駅跡にある計呂地交通公園にも行ってみました。ここは旧駅舎と鉄道記念碑と夏場は簡易宿泊施設にもなるSL機関車C58-139番に連結された客車スハ45-6とオハ62-91が保存されています。今現在はC58はシートで覆われた状態で寂しい廃線駅という光景ですが、夏場は駅舎内の鉄道資料室も見られるようなので、また夏にでも来てみたいと思います。

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計呂地駅のすぐ傍はもうサロマ湖ということで、少し南下して展望の良さそうなところで写真をと思ったら、完全なる青と白のコントラストで分離された光景しかありませんでした。まぁ、こういうのも珍しいかと思いつつ写真を撮ってみましたが、やっぱり白と青の世界。うーん、何撮ってんだろうなぁ。真夏は水蒸気で遠景がモヤっぽくなることが多いので、その意味では写真自体はかなり奇麗に撮れてますが...やっぱサロマ湖撮るなら新緑の季節ぐらいが一番いいのかも。

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サロマ湖の後は内陸に入って温泉に向かいます。瀬戸瀬温泉か丸瀬布温泉か悩みましたが、丸瀬布は多分夏の登山帰りに行くような気がしたので瀬戸瀬温泉にしました。除雪された山道をひたすら走っていると「あれっ、ここ何か来たことがあるような..」とデジャブを感じつつ瀬戸瀬温泉到着。湯船を見た時に10年前に来たのを思い出しました。当時は全然気付きませんでしたけど、あらためて見るとこの温泉、とても贅沢な作りをしていることに気が付きました。ガラス面以外は窓枠も天井も全面タイル細工がされているんです(普通天井はコンクリート剥き出しだったりするのに)。今でこそいくつかタイルが剥がれてみすぼらしい感じがしますけど、開業当時はさぞハイカラな湯船だったんだろうと思いを馳せて楽しみました。あと、ここ温泉のお湯が汲めるみたいです。汲んでる人が何人かいました。

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ここから生田原までつながっている道道も通行禁止ということで、本当に山奥の一軒宿で静かです。1956年開業ということなので、この建物も開業当時から建っているんじゃないかと思います。正面のセトセ温泉ホテルっいう銘板も時代を感じさせますしね。こういう雰囲気が好きな人には最高のロケーションかもしれません。

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温泉につかったら眠くなってきたので、もう帰るかと丸瀬布から高速に...途中白滝から雪が降って来て、まだまだ春は遠いなぁと思いつつ帰路についた。


今回のあこの燃費:13.9km/Lだったかと(14にギリギリ届かなかったので、こんなもんだったような)

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