記事一覧

カムイワッカ・知床自然センター・木下小屋から斜里グリーン温泉

8月15日。無事に硫黄山から下山した後、木下小屋まであこを回収しに行かねばならないが、岩尾別温泉まではバスが通っていないので、素直にタクシーに乗ることにした。道道の監視小屋にいたおっちゃんから聞いた情報では、知床五湖では、タクシーは乗せてきた客がそのまま乗って帰るため拾えないそうで、知床自然センターで呼んでもらうのがいいようだ。ただウトロにはタクシーが二台しかないので、相当待たされるとも言われたが歩いても1時間ちょっと掛かるのだから、そのぐらい待っても全然良かろうと思う。

カムイワッカ湯の滝から一先ずバスに乗ると、チケット制で車内精算ができないので、結局のところ自動的に知床自然センターに連れて行かれることに...。いや、しかし、車内は冷房が効いていて非常に気持ちいい。人間のテクノロジーって素晴らしいなと、ありがたく涼ませてもらって、途中、駐車場待ちの長蛇の列が出来ている五湖を経由して知床自然センターに着。

ファイル 247-1.jpg

自然センター内のチケット販売所で精算を済ませて、タクシーの電話番号を聞こうとカウンターで声を掛けたら、親切にもタクシーを呼んでくれた。しかも10分ほどで来るので、階段の下で待ってて下さいとのことで思わずガッツポーズ(^^;。タクシーの運転手さんは千歳の人らしいが、「自分は車で千歳まで行く気がしないなぁ」と話していた。斜里でいいから宿を探していると話したら、いくつかの宿を紹介してもらい、タクシー料金のカラクリなどの話で盛り上がっている内にアッという間に岩尾別温泉に到着。「領収書いりますか?」というので、じゃ記念に貰おうかなと思い、少し悪のりして「登山記念って書いて下さい」って言ったら本当に書いてくれた。「こんな領収書書いたの初めてだぁ」と言いつつもノリのいい運転手さんで、本当にいい記念になったと共に、非常に気分良く岩尾別温泉まで運んでもらえたことに感謝した。

タクシーの運転手さんに紹介してもらった斜里の「グリーン温泉」の電話番号を、ウトロの道の駅で教えてもらい、早速、連絡、急なので夕食は用意できないけど全然OKとのこと。早速、ナビ子にグリーン温泉の電話番号を入力して40分ほどで到着。カーナビってやっぱり便利だわ。

部屋は狭いながらも快適な我が家と言った感じで、まずは温泉に。驚いたことにモール温泉。そして羅臼岳の工事関係者多数。「羅臼岳の登山道工事さ。今日も昨日も羅臼岳だ」って話しているのが聞こえた(^^;。「すみませんなぁ、あなたがたが頑張ってくれているおかげで、我々は安全に登山が楽しめるのです。頑張って下さい」と心の中でエールを送りつつ、2日間の汗を洗い流してからコーヒーブラウンの湯に浸かった。やっぱり風呂はいいなぁ。ちなみに天然温泉ホテルグリーン温泉は朝食込みで5,500円でした。結構、リーズナブルな温泉宿です。紹介してくれたタクシーの運転手さんの話では夕食も結構美味しいらしいです。

その後は、宿で紹介してもらった「しれとこキッチン熊湖」へ。途中、少し寄り道して、新しくなったJR知床斜里駅の駅舎の写真を撮りに行ったら、駅の向こうに斜里岳が綺麗に見えていた。

そして「しれとこキッチン熊湖」。ビール片手にハンバーグ定食。ビールの美味いことと言ったらない。ちょうど8月3日に黒岳石室で一緒に過ごしたTさんから携帯メールが届き、山の話をメールでしつつ美味しいお酒を頂いた。


そして数量限定メニューの牛ヒレステーキも。美味いっす。山であまり手のこんだもの食べられなかったので、余計に美味しく感じる。

食事を堪能した後、外に出ると盆踊りが...そうかぁ、今日って8月15日だもんなぁと思って、平地の賑わいを嬉しく思いつつ、宿へと引き返した。

今回のカメラ:「D7000」+「AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR」

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://www.saboten.sakura.ne.jp/~suzu/cgi-bin/diarypro/diary-tb.cgi/247

トラックバック一覧