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Pentium 4 de Windows 7

Windows XPのサポートも今年度限りということで、新規OSの導入を迫られているわけですが、実家のPCもXPで動いているので、この正月休み何とかせねばということでWindowsの載せかえを行いました。Windows 3.1と同じ匂いがして使えないOSとして私の中で認定されたWindows 8を載せる気にはならないので、現状Windows XPと最もインターフェースが似ていて安定して動作するWindows 7にしました。ちなみに実家のPCは私が以前に使っていたPentium 4自作機で、以下のような仕様です。

Mother:ASUS P5GDC-V
Chipset:Intel 915G
CPU:Pentium 4 3GHz
Memory:DDR2-1GB
Audio:C-Media High Definition Audio

メモリー1GBはさすがに少ないだろうと近所のパソコン工房にマザーボードの説明書を持って出掛けて1980円で2GBのDDR2をゲットしてきました。本当は4GBぐらい載せたかったのですが、店員さん曰くこのマザーでDDR2だと2GBが上限とのことでした。

で、早速、マイクロソフトホームページのWindows XP から Windows 7 へのアップグレードを参照にスタートです。まずは「Windows 7 Upgrade Advisor」というのをダウンロードして実行するみたいですな。Windows 7に移行するにあたっての問題点が出てきます。なんだか色々×が付いているみたいですが、何とかなるだろと、とりあえず印刷だけしてそのまま次の工程に進みます。

次は「Windows 転送ツール」で設定等をコピーします。メーラーを含めソフトの設定とかを引き継げるらしくて、これは従来からWindowsの足枷となっていた新規インストールの際の設定作業をものすごく簡単にしてくれる画期的なツールではないかと思いつつ、マイクロソフトのこの手のソフトを信用すると痛い目を見るということは身をもって体験しているので、今回も念のため異なるディスクに3つほど転送データを作成したのですが、同じ内容で転送したのに、ファイルサイズが3GBのものと6GBのものが出来上がりました。ほら、来たよ、やっぱり来たねぇ。この信頼性の低さがマイクロソフトのお家芸ですな。

更に石橋を叩いて渡るべく、万一の時はXPが起動できるようにXPのハードディスクはそのまま引っこ抜いて取っておいて、新しいハードディスクにWindows 7をインストールです。いざWindows 7のCDを突っ込んで起動...何やら黒い画面にエラーメッセージ、「このプロセッサーは64ビットシステムに対応していません」と英語で表示されているようです。ここでふと思い出したのですが、用意したWindows 7は64bit版、そして、Pentium4は64ビットで動かない。「ガーン、そんなぁ」、そういうば、先程、立ち上げたUpgrade Advisorの×の記述を読んで見ると、その内の一つがこれでした(^^;。よく読んどけよって話ですが、しょうがないので再びパソコン工房へ走ります。が32ビット版は品切れ...、しょうがないのでAmazonで注文して到着するまで一時中断です。ここまでは12/31の出来事。

1/2、金剛山から帰ってブログを書いているときに、Windows 7の32ビット版が届いたので1/3に作業再会。CDを突っ込んで、しばらくするとマウスカーソルだけが出た状態で暫く何の表示も出なくて不安になりますが、放置していると無事にインストール画面になりました。マイクロソフトのこういう所って本当いやになります。まず、画面に「今データを読み込んでいます」などのメッセージを表示させとけよって話です。暴走しているのか、正常に動いているのか、そして今何の処理をしているのかがわからない状態になるのもマイクロソフトのお家芸ですよね。いい加減、このユーザーを不安にさせるインターフェースやめろよ、本当に(^^;。

そんなわけでインストールが完了したんですが何やら画面がデカイ。何でこんな低解像度で立ち上がるんだろうと画面のプロパティで解像度を変えようとしたら800×600しか選択できない。「何で?」と思って調べたら、Intel 915GのオンボードグラフィックはWindows 7のサポート外らしい。ドライバーを探しても全然なし。しょうがないので、また、パソコン工房へ...幸いマザーボードに「PCI Express x16」のスロットがあったので、グラフィックカードを購入。4980円の「GeForce GT 610」。再び家に帰ってこいつを投入して電源ON。真っ暗...、「えっ、何これ?!」と思って、よく見たら端子が浮いている。PCIスロットの金具の寸法が少しおかしくて、ネジ締めると端子が浮くんです。金具を修正して再度電源ON。画面でた。良かった。そして、製品に付属のドライバーを入れたら、ちゃんと解像度も選択できるように...ただここで、新しいドライバーありますというので、インストールしたらまた画面が真っ黒に...そんでもって再度付属のドライバーを入れなおすはめに...隊長さんと正月にブログでコメントをやりとりしてたの、丁度、このあたりです(^^;。

で画は無事に出たのですが、今度は、音が出ない。LABWAYのXWAVE6000というYAMAHA YMF744チップを使ったサウンドボードを使っていたのですが、色々調べたがこれも対象外らしい。それならばとP5GDCに付いているC-MEDIAのオンボードサウンドもトライしたら、これも対象外...別にサウンドカードを用意するしかないようだけど、もう選んでいる時間もないとしばらくは音なしで...

というハズだったのですが、サウンドカードが意外と安く入手できるみたいで「トライして見るか」と実家からPCを送ってもらい、1月19日に再びパソコンと向き合っています。テレビ画面に艦これを映して、こたつに入りながらマッタリと....何かなぁ(^^;。うまくいくといいんだけど...

というわけでWindows7導入の注意点(特にPentium 4マシンについて)

・Pen4マシンではWindows 7は必ず32ビット版を購入すること!(64ビットは動かない)
・intel 915GチップセットのオンボードグラフィックはWindows 7のサポート外!
 何でもいいからグラフックボートを用意して!
・サウンドについて...
 Yamaha YMF744搭載サウンドカードはWindows 7サポートなし。
 XPドライバで動作するとの記述もあったけど、動作しなかった。
 C-MEDIAのオンボードサウンドもWindows 7では動作しない。
・OfficeはProgram filesのofficeフォルダーから右クリックの「管理者として実行」をしないと永遠に同意画面が出つづける。

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コメント一覧

隊長 URL 2014年01月19日(日)20時48分 編集・削除

スズさん、こんばんは。

ぐわぁーっ!
Pentium 4 をWindows 7 化の作業をしていたのですねー。
いやはや、完全にXP世代のマザーとCPUに7をインストールするとは、なかなか大変そうです。
それでもビデオカードとサウンドカードを揃えると、なんとか7化ができそうな雰囲気ですね。
あとは、7の環境がすべてそろった時に、実用に耐えられる状況かどうかが気になります。
その辺りは7というOSは素性が良いので大丈夫だとは思いますけれど...

このスズさんのレポを見ていて、私のいま使っているメインPCもXP-Proなので、そろそろ代替品に更新しなければと思い始めました。
私の作戦は、PCを新調して、現在のXPマシンはLinux機として使ってみることです。
いずれにしても、XPは4月にOSのサポート切れなので、やっぱりそろそろ本気にならないとダメでしょうか。
悩ましいなぁーーー。
(^_^;)

スズ(管理人) 2014年01月20日(月)22時39分 編集・削除

隊長さん、こんばんは。
はい、そうなのです。Pentium4のWindows7化をやっております。
Pentium4自体はCPUの設計が少し古いだけで、
速度としてはWindows7を動かすには十分な性能を持っています。
インストールは無事に済みまして、今、最終チェックをしていますが
何とウチにあるWindows7搭載のノートPCより高速で動いています。
Windowsエクスペリエンスの比較等々、詳細はその内にアップしますね。
予想外の高スペックぶりに驚きますよぉ(^^)。

でもチップセットを含めオンボード機器や古いボード類はダメダメですねぇ。
不幸中の幸いだったのがPCI expressのx16 x1スロットがあったので、
最新のグラフィックやサウンドカードや使えたことでしょうか。

この上、自分のPCのWindowsXPも乗せかえないと行けないのかと思うと、
気が重いです。不本意ながら間違えて買ってしまったWindows7 home 64bit版が
手元に残ったので、これを入れることになるのですが....
とりあえず動作が不安定なので、電源やメモリなどは新品にしようと思いますが、
Core-i3機なので新機種導入までは踏み切れないですね~。