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金剛山で初詣

今日は二ヶ月ぶりの山ということで初詣を兼ねて金剛山へ。内地の山はこれで何座目だろう。まだ数えるほどしか登っていない。金剛山はルートが多くて地図を見ていても、何処から登ったらいいかさっぱりわからない。yamarekoで検索してメジャールートのダイヤモンドトレールと青崩道の二本を利用して一周することにした。

丁度、両登山口の中間点あたりに水越川公共駐車場があるらしいので、そこにあこを置いて出発。いやぁ、内地で札幌ナンバーはさすがに目立つようで、駐車場で「北海道からですか?」と破魔矢をザックに入れた男性に早速声を掛けられた。どうやら彼も初詣に山頂まで行くらしい。一足先に出発し、舗装された林道を水越峠まで歩く。写真はダイヤモンドトレールの入口なのだけれど、ただゲートがあるだけで非常にわかりにくい。ゲートを抜けて少し進むとダイヤモンドトレールと書かれた石柱があるので「ここでいいんだ」と納得して進む。

しばらくは広くて快適な道。ススキの後ろに目指す金剛山山頂が見えている。こういう風景って内地の山っぽいと思って写真に撮った。


さらに進むと雪。ここまで原チャリで登ってきた人もいるみたい。これだけ景色が良いと林道歩きも結構楽しいと思うのだけど...

途中、分岐を折れてダイヤモンドトレールはいよいよ登山道らしくなってくるが、途中に東屋があったりして、やっぱりどこか北海道とは雰囲気が違う。道はずっと階段でいよいよ登山本番。二ヶ月のブランクは大きくて、しばらくは身体が重くて苦労したが、途中から急に楽になってきて、昔、体育で習ったデッドポイントというやつを今越えたなと感じる。

杉林が明るくなってきて階段を登りきると旧パノラノマ台。眺望があるかと期待していたが、木々の間から少し程度。写真も撮ったがブログに貼るほどの景色でもないので、興味ある人はyamarekoかimage spaceを見て欲しい。旧パノラマ台で出会った師弟と思われる二人パーティと、一緒に更なる階段道を登っていく。標高1125mということで、比較的簡単な登山を想像していたが、このコースは結構登り応えがある。

階段道を登っていると途中に葛城山のビューポイントが...久々に開けた眺望に気分はウキウキ。周囲の木々もちょうど葛城山方向だけが開いていて、本日のベストショット言っても良い風景。


道は山頂が近づくに連れて凍って滑りやすくなってきて、階段道が雪で埋まって急斜面になったここが最大の難所。ここまでアイゼンなしで登ってきたので、途中で着けるのが面倒でそのまま何とかやり過ごした。

そして難所から10分ほどで山頂へ...立派な鳥居がドーンと出てきて驚いた。山頂の神社なので、小さい御社のようなものを想像していたのに、これでは平地の神社と遜色ない気がするのだが...


参道には仁王杉と書かれた立派な杉が...樹齢約500年だそうです。参道には石灯籠などもあって、何だか本当に平地の神社の境内にいるような気分になってきて、山ウェアにザックを背負っている自分の姿に違和感を感じてきたのだが...(^^;。

そして葛城神社の階段下に到着。この上が山頂なのだけれど、こんな山頂って初めてで、何か感慨深いものがある上に、何だか大社様以上に本当に神様がいそうな気がして不思議な感覚に陥る。

拝殿も立派なもので、。参拝客が多いのも頷ける。山頂の最高部に拝殿があるので、山頂を踏むことを許されているのは神様と神事に携わる方々というところも神秘性を感じるのでありマース。

葛城神社周囲は食事ができるような雰囲気ではないので転法輪寺に移動。途中で滑って転びそうになったので、ようやくここでアイゼンを履く。転法輪寺近くの広場にベンチがあったので、そこでいつものカップめんとおにぎりを頂いた。

食後は青崩道から下山するのだけれど、登山道の分岐が多すぎて、地図とGPSで確認し、それらしき方向に移動すると山頂標識のある広場に出た。眺望はそれほど大したものではないけれど、いつも私がよく見ている山頂の風景で何だか少し落ち着いた。

落ち着いたのも束の間、青崩道の標識を見つけたたら「この先道標なし」の不吉な文字が...「えっ」と思い、不安を抱えつつ、人のいない登山道へと足を運んだが、いざ歩いてみると、次々に登ってくる人々とスライドするし、要所には標識もちゃんとあると、特に心配することもない立派な道が続いていた。青崩道は眺望が殆どなく延々と続く階段道で、途中、ひざが痛くなりつつも無事に下山。

下山後、駐車場まで戻る途中には竹林があって、思わず珍しく思って写真に撮ってしまうあたり、自分も完全に北海道の人間になってしまったなぁと思いつつ、あこの待つ駐車場への歩みを進めていった。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/ftZiNtL)で山行写真全てが御覧になれます

水越川公共駐車場(7:30)→水越峠(7:40)→金剛の水(8:10)→旧パノラマ台(8:35)→金剛山・葛城神社(9:40←参拝→9:45)→金剛山・転法輪寺(10:00←昼食→10:40)→セト(11:05)→水越川公共駐車場(12:30)

今回のカメラ:
「Nikon D7000」+「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」

実家から往復50km弱のため、あこの燃費レポートはありません。

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コメント一覧

隊長 URL 2014年01月02日(木)23時10分 編集・削除

スズさん、こんばんは。

金剛山、グルリと一周するコースを楽しまれたのですね。
写真を見るに、やはり北海道の山とはまるで違って見えます。
杉林、スラッと高くて気持ち良さそうだなぁー。
登山道も綺麗に整備されているようですね。
雪は重たそうな雪がたくさん積もっている様子。
山頂の雪だるま、ほのぼのします。
正月で食べ過ぎて、しかも運動不足な自分にはとても羨ましい限りです。
最後の竹林の写真。その気持ち、分かるなぁー。
スズさん、すっかり北海道人ですねぇー(笑)。
(^_^)

スズ(管理人) 2014年01月04日(土)14時13分 編集・削除

隊長さん、こんにちは。

金剛山のルートは全部で20本ぐらいあるんじゃないでしょうか。
ルート図見てたら頭が痛くなってきて、
初めて登る人にはルート選びが難しいです。
今回一周したルートはyamarekoでも多く報告されている
メジャールートと思われ、多くの人々とスライドしました。

森林はちゃんと間伐がされていて、間伐材を使って登山道の階段なども
整備されていて、人の手が入っている森ってきれいだなぁと
つくづく思います。もちろん北海道の原生林もいいですが、
それとは別な魅力がありますよ。

雪は年末の大雪で積もったものが残っているみたいです。
途中でスライドした方に話しを聞いたら、
数日前は樹氷がきれいだったそうです。

私は二ヶ月ぶりの山だったので筋肉痛と疲労感が結構きました。
そんでもって、また食って寝ての生活に戻ってます(^^;。

yah URL 2014年01月04日(土)15時02分 編集・削除

明けましておめでとうございます。

今年はどこに登るのだろうと思っていたら金剛山だったのですね。
といっても本州の山(というか山以外もなんですが)のことは全く疎いのですが、、、

しかしさすが本州の山!
山頂にこんな立派な施設があるとは、北海道しかしらない僕には信じ難い光景です。
しかもこんな山の上なのに参拝者が多いんですか?
こんな場所にある神社が営業?していけるんでしょうか・・・。

ヤマレコ見ようと思ったけど、まだ公開してないんですか?

スズ(管理人) 2014年01月06日(月)00時57分 編集・削除

yahさん、こんばんは。

金剛山は大阪府からも登山口がありますが山頂は奈良県にあります。
ロープウェーも通ってますし、
1時間ちょっとで登れる短いルートもあるみたいで、
山頂は多くの人でにぎわっています。
ザッと見た感じ登山客とロープウェー客が半々ぐらいでした。

内地の山は神事などに使われてきた歴史もあるので、
こういった施設が山頂にあるのはさほど珍しくないんですよ。
同じ奈良県では百名山の大峰山とか未だに女人禁制区域があって
女人結界門が登山道や登山口の複数個所にあるらしいです。
一度、登ってみたいんですが実家から遠いし、
この時期の天川村は雪がすごくて敬遠してしまいます(^^;。

実家に帰ったら帰ったで色々と用事があって忙しくて、
ヤマレコはほったらかしです。
すみませんが、もう少々お待ちください(^^;。