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手稲山 ~晴れ間を狙ってピークハント~


週末の度に「大気の状態が不安定」「ゲリラ豪雨」などにされされて気がつけば、もう夏山シーズンも終盤に。なんてこったい。今日も不安定ながらも札幌だけは長時間の晴れ間が見込めるということで、近所の手稲山に行くことに...朝5時に起きていながら、グタグタと録画したアニメとかを見つつ、ゆっくりと御飯を食べて、準備していたら8時スタートになってしまった。8時の時点で、あこを最後に平和の滝駐車場は満車。盛況。ただ発達しそうな雲が山頂上空にある。

この山は巨岩帯に入るまで殆ど眺望がないので少し退屈しながら登っていく。北電の高圧伝送路泊幹線のあたりで、手稲山のアンテナが見えてくるが、このあたりの景色は結構好きだ。

北電の伝送路から少し進むと冬道の分岐。冬に来たのは一度だけだが、この一体だけ樹林が薄く、記憶の風景とも一致した。GPSも同じポイントを差している。これだけの鬱蒼とした熊笹が雪に埋まるっていうのが、少し信じられないような印象を受ける。冬道分岐を越えてデジャヴポイントを通過すると布敷の滝。ここでXF1とD7000の撮り比べをしたが、それはまた次の回に...デジャヴの話は下山時に写真を撮ったので後程。行きは賑やかな御一向様がいたので、できるだけ離ししつつ行きたかったのでありマース(^^;。

苔むした滑る岩場を経て、足場の悪い巨岩帯へ。そして思い出すこの景色、蘇る記憶。今年の冬に先行パーティを追尾していたら丁度、写真の下側の樹林帯に出てしまって、ここまで直登したことを...。

その後、紆余曲折を経て真っ白な山頂へ。一等三角点「手稲山」は残念な状態。足蹴にでもされたのか、上部四隅が大幅に削られてコンクリートで補修してある。そして補修した周囲をコンクリートで埋められて沖ノ鳥島みたいな状態に...一辺の大きさで一等三角点だとわかるが文字も読めない。大切にしましょう三角点。右側の写真は白い山頂に集う人々。私は写真を撮ってすぐに引き返した。

途中で興味深い門標を発見。達筆で最初は「北大雪物理観測所?」と思ったが、ここは大雪山じゃない。帰ってから調べたら北海道大学理学部教授の孫野が建てた「北大雲物理観測所」の跡に残る門標で、題字は旭岳ロープウェーのナレーションにも登場する雪の博士中谷宇吉郎らしい。詳しい文献があったのでURLを記しておく。

www.metsoc.jp/tenki/pdf/2007/2007_05_0089.pdf

その孫野教授が世話になったというHBC送信所の記念碑。HBCが初めて手稲山に送信所を作るということで、当時はそんな山奥にどうやって資材を運ぶんだということで、アホだの馬鹿だのカスだの色々と言われたようだが、結果としてHBCが開削した道路を使ってNHKや民放各局やアンテナが建てられている。先駆者というのは辛いものですな。わかる、わかるよ(T_T)。

下山時にケルンの下の岩場で昼食。そして、本日唯一の眺望が藻岩山。なんかなー。札幌ドームも異様に日光を反射して、雲の中でも存在をアピールしていたのは非常によくわかったが...

で、これがデジャヴポイント。まぁ、ありがちな風景とはいいつつも、初めて来たときから何処かで見たことある景色なんだけど、どこだが思い出せなくて...

XF1のトイカメラモードでトリカブトを...花のクローズアップ撮影に使って見ると、ボケモードよりもこっちのほうが、中央部が強調されて面白い写真が撮れる気がする。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/qCb0X9j)で山行写真全てが御覧になれます。

平和の滝登山口(8:00)→ケルン(10:05)→手稲山(10:20)→ケルン(10:40←昼食→11:25)→平和の滝登山口(13:00)

今回のカメラ:「Nikon D7000」+「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」
「FUJIFILM XF1」

※あこの燃費レポートはありません

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tarumae-yama Eメール URL 2013年09月08日(日)20時28分 編集・削除

もうすこし晴れると思いきや雲が広がってきましたね。
千歳は今雷雨となっています。
光ってからすぐの雷鳴ですから迫力があります。

ところで、6月23日恵庭岳に一緒に登った札幌のN君も、同じ時間帯に平和の滝から手稲山に登ったとの電話がありました。
きっとN君とスライドしていると思います。
6月23日のURLを貼っておきます。
4枚目の写真にN君が写っています。
http://tarumaezan.exblog.jp/19886354/

だからどうということではないのです。
変なコメントでスミマセン。

隊長 URL 2013年09月08日(日)20時49分 編集・削除

スズさん、こんばんは。

おーっ。手稲山に行きましたか。
正解ですねー。こういう天気が読めない日は、近場をサクッと登るのがよろしいかと思います。
私の場合、手稲山はガレ場までで引き返す事が多いです。
何故かあのガレ場で食事しながらノンビリするのが好きなのですよねー。

XF1のトイカメラモード、フワッとした写りになっていいですねー。
そうなんだ、そういう使い方があるのですね。
ふむふむ。参考になります。
っていうか、いいカメラだなぁー。
(^_^)

スズ(管理人) 2013年09月09日(月)20時39分 編集・削除

tarumae-yamaさん、こんばんは。
天気は大体想像していた通りで空を見上げて「まぁ、こんなもんか」と思いました(^^;。
雨に降られなかっただけでも良かったです。
千歳は雷雨だったんですか。手稲山方面は雲が掛かってましたが、
札幌の市街地はずっと晴れてたのに...本当にゲリラ的ですね。

札幌のNさんですか? うーん、スライドした人が多すぎてわかりません。
数分おきに誰かとすれ違ってるような感じですから、
この日は車の台数を鑑みても100人以上は登ってるんじゃないですかね。
林間の眺望がない上、体力的にもキツい山なのに何故か人気なんですよね~(^^;。

スズ(管理人) 2013年09月09日(月)20時39分 編集・削除

隊長さん、こんばんは。
手稲山行きました。自宅からあこで20分。近いナー(^^;。
人が多すぎて何だかちょっと微妙な感じでしたが...
まぁ、歩数も20,000歩を越えて良いトレーニングになりました。
この山はガレ場とケルン近くが一番落ち着きますね。
今回も山頂を踏んでとっとと下山してケルン近くの岩場で食事にしました。

ときにガレ場で食事をしてコッヘルとか岩の隙間に落としませんか?
私、一度、十勝岳山頂ガレ場で落として大変な思いをして回収しました。
あれ取ろうとすると余計奥に入っちゃうんデスよ(^^;。

XF1は他にも360°パノラマやミニチュアモードなど面白い機能があるので、
シーンに応じて色々使ってみたいです。
しばらくはD7000のサブカメラとして持ち歩くことが多そうです。

隊長 URL 2013年09月09日(月)20時55分 編集・削除

スズさん、こんばんは。

ガレ場で物を落とすこと、あります(笑)。
一番困るのは、封を切る前の食料を落とすと泣きそうになりますよー。
もう、泣き笑いッス。今までは、なんとか拾い上げていますが...

XF1、使い勝手が良さそうですねー。
飛行機とかで旅行に行く時は、荷物にもならないでとても良さそう。
お洒落な外観もいいですよね。
カメラは所有しても、写しても楽しくなくっちゃ。
(^_^)

スズ(管理人) 2013年09月09日(月)23時52分 編集・削除

隊長さん、こんばんは。
そうですか、やはりガレ場の隙間に物を落としてますね(^^;。
私の場合はチタンコッヘルのフタでした。がっつりハマって動かなくなっちゃって、
岩の隙間にストックを突っ込んだりして、無理やり取り出しました。
食料もショック大きいですが、数千円の代物も結構なショックですよ(T_T)。

XF1の使い勝手は中々のものですし、バッテリーも長持ちしています。
先程、Amazonで注文した予備の純正バッテリーが香港から届きましたが、
結局の所、一週間使って一度も充電することなく満タン表示のままです。
予備バッテリーなんて要らなかったかもですね~。
まぁ、1,216円と超安価だったので良しですが...

D7000の表現力には到底敵いませんが、XF1は使っていて楽しいカメラです。
たまに風景写真なのに人物モードに切り替わって、
顔追尾フォーカスが起動したりしてドキっとしますが...「何かいる?」的な。