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武華山・武利岳 ~前ムカから吊り尾根経由~

大雪の縦走から帰ってきてから、tarumae-yamaさんとの話題にのぼった「吊り尾根の縦走路を使って前ムカから武利岳」に行く計画...夏休み最終日で天気も良さそうだということで、前日に「明日とかどうですか?」と急な提案をして見たところOKがでた。江別東インター近くの公園で朝4時に待ち合わせて武華山登山口へ出発。早朝出発で道路が空いていたのもあり6時30分ぐらいに登山口着。準備をしてすぐに出発する。

tarumae-yamaさんは相変わらずスタートからペースが速い。こちらの身体が暖まらないうちからドンドンと進んでいく。このペースに惑わされてはいけない(^^;。ライオン岩コースと東尾根コースの分岐から少し進んだあたりでようやく身体が動くようになってきて、ペースが安定したが、とにかく今日は暑い。なんだか消耗しそうな予感がありありだ。登山口あたりは白樺林だったのが、標高1570m地点からはアカエゾマツの林に変わる。そして標高1660mではハイマツに、短い距離なのに変化に富んでいて中々楽しい。途中であった御夫婦と4人で前ムカまで行き、一緒に武利岳の眺望を楽しんだ。

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前ムカから先は地図には記されていないルート。御夫婦と別れて標高1480mの最低コルまで下って行く。シャクナゲなどの低木のブッシュが続くが踏跡は明瞭。ただ、踏跡の片側が崖になっていたりするので足を滑らさないよう注意して進む。標高1500mぐらいに差しかかったときに問題の笹薮が見えた。最初は大したことないかなと思ったが、通る人が少ないためか踏跡の判別が難しく、ピンクテープを頼りに踏跡を進むも、たまに見失ってどこを歩いているのやら。最低コルから少し登ったあたりまで笹薮は続いていて、ここで踏跡を見失ったのが辛かった。登ろうにも押し戻されて登れない。濃い笹薮を抜けた辺りでフラフラになってしまったのでtarume-yamaさんに先頭を変わってもらう。まだ朝露で濡れた笹薮を強引に突破したのでパンツもビッチョリで気持ち悪い。

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その後も低木のブッシュが続き、息も切れ切れに尾根に上がる。気持ちいい風が吹き抜ける。「稜線っていいなぁ」と心底思う。そしてここからは大好きな稜線歩きが始まる。地図上にルートのない稜線だからどれだけ険しいのかと思っていたが、ここから武利岳までは登山道と行っても過言ではないような良い状態だ。楽しみながら歩いて最後の武利岳への標高差170mほどの急坂を登ると山頂標識が見えた。

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武利岳山頂からは北見富士も近くに見える。15日にトムラウシ山から見た存在感のあるピークはやはりこれではないかと思う。昼食を取りながら山座同定を試みるが、私は北大雪は殆ど登ってないので何が何やら、tarumae-yamaさんは意外なことに山座同定自体が苦手だと話していた。帰ってから調べたら北見富士に向こう側に雄阿寒岳、雌阿寒岳、阿寒富士が見えているようだ。他にも平山、ニセイカウシュッペ、愛別岳、トムラウシ山、石狩連峰にニペソツ山...と一望できる。

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昼食後はまた気持ちのいい稜線を戻っていく。で、覚悟を決めて最低コルの薮に...行きは朝露に濡れて写真撮るどころでなかったので帰りに写真を撮っておく。帰りはtarumae-yamaさんが先頭に行ってくれたので随分と楽だし、後ろにいると随分と冷静にルートがわかるもんだと感じた。ここからの登り返しがかなり大変。標高差的に行きよりも帰りのほうが辛いし、低木が足にまとわりついて鬱陶しい。お互いに息絶え絶えに前ムカまで帰ってきた。前ムカからはtarumae-yamaさんの提案でライオン岩コースで下山する。途中、エゾウサギギク、ミヤマアキノキリンソウ、エゾウチバチソなどまだ花が残っているがリンドウ種は見られない。武華山までの稜線も溶岩で出来た痩せ尾根があったりと結構面白い。

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武華山を越えて、途中、ライオン岩の上で休憩しようということになり踏み跡を辿ってみるが、ハイマツがビッシリで岩の上に上がれない。別ルートを探して見たものの、垂直に切立った岩があるばかり。しばらくルートを探したが、それらしき物も見つからず断念することに...tarumae-yamaさんは残念そうだったが、高所恐怖症気味の私としては少しほっとする(^^;。下山途中に見えたライオン岩が本当にライオンの形に見えたのが驚きであった。



武華山登山口(6:40)→コース分岐(6:55)→前ムカ(8:10)→最低コル(8:45)→尾根取り付き(9:25)→武利岳(10:20←昼食→10:50)→尾根取り付き(11:50)→最低コル(12:05)→前ムカ(13:00)→武華山(13:30)→ライオン岩(13:55)→コース分岐(15:00)→武華山登山口(15:10)

今回のあこの燃費:14.5km/L

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tarumae-yama Eメール URL 2012年08月21日(火)00時27分 編集・削除

早々に山レコ共々アップですね。さすがに早い!
私の2回目の記事は、スズさんのブログを紹介して手を抜こうかと考えています。

山レコで沢山の写真を拝見しましたが、デジカメやGPSが先日の雨の影響を受けなくて本当に良かったですね。

また魅力的なコースの山があれば声をかけて下さいね。

motti 2012年08月21日(火)07時25分 編集・削除

地形図にないルートって、本当に最悪か、今回のように天国かに二分される気がします。
良いルートは誰もが通るから自然と「私道」が出来るんですよね(笑)

今回は家庭の都合でご一緒出来ませんでした、残念。
天気良くて良かったですね。

yah URL 2012年08月21日(火)07時44分 編集・削除

ここも笹薮漕ぎが大変な場所があるのですね。
ルートの不明瞭な笹薮漕ぎっていうのはかなり自信ないです。藪漕ぎ自体が好きじゃないのですが、、、
それさえ除けば林道の状態もよいようですし、行ってみたいとは思うのですが・・・。

あの山は北見富士なんですね。夏山ガイドで写真を確認しました。確かにあの山です!でも北見富士自体の紹介はなかったので登山道はないのでしょうね。

スズ(管理人) 2012年08月21日(火)12時22分 編集・削除

tarumae-yamaさん、こんにちは。
お互い転落しかかったり、滑って足を捻ったりと
大変な目にも合いましたが何事もなく帰ってこれてよかったです。
私の足のほうはもう治りました。

カメラは絶好調です。辛い経験をして一回り大きくなった気がします(^^;。
GPSログは樹林帯でやや迷走気味でしたが、
以前からこんな感じだったので大丈夫かなと...

もう今年は未踏の山を行くのは石狩岳ぐらいにしようと思っています。

スズ(管理人) 2012年08月21日(火)12時25分 編集・削除

mottiさん、こんにちは。
先人のブログとかを調べていると、
かなり人が通っていて稜線が天国だってのは予想してましたが、
実際に歩いてみると本当に天国でした。
但しコルには地獄が待ち受けてましたが...(^^;。

スズ(管理人) 2012年08月21日(火)12時29分 編集・削除

yahさん、こんにちは。
また笹薮漕ぎしてきました。
私、笹薮漕ぎ自体はそれほど嫌いではないですけど、
今回、前回と条件が悪すぎました。

北見富士、tarumae-yamaさんに聞いたら
作業道みたいなのがあって結構上のほうまでいけるって聞きました。
地図とか調査してみると面白いかもです。

さー 2012年08月22日(水)16時34分 編集・削除

おじゃまします、途中ご一緒させていただいたさーです。
日曜日はホントに暑かった(というか風が無かった)ですね。
そんな中、武利までおつかれさまでした。

tarumae-yamaさんのブログにもコメントしましたが、
相方は問題ないでしょうが、私の体力だと3時間はかかると思います。
お誘いを断って正解だったと思います。苦笑
ライオン岩は近くからはマンモス?のようにしか見えず、
少し下ってようやくライオンの意味がわかりました。

ブログ、ブックマークに入れさせていただきました。
これからもよろしくお願いします。

スズ(管理人) 2012年08月22日(水)22時10分 編集・削除

さーさん、こんばんは。
対岸の武利岳に通じる尾根に着いたら気持ちいい風が吹いてましたが、
武華側はそうでもなかったですか?

いやいや「tarumae-yamaさん、あの道なき道を誘っちゃうんだ」と思いましたが、
私も断って正解だったと思いますよ。尾根は最高でしたがコル本当に辛かったです。

ブックマーク登録ありがとうございます。
ブログCGIの制限で写真は1記事5枚しか貼れないので見映えのしないブログですが、
その分、ヤマレコのほうに写真を一杯貼るようにしています。
(GPSログの「山行記録のページへ」からリンクします。)
冬になると全然更新しないブログですが、たまに遊びにきてくれると嬉しいです。