北海道の大きさ・距離感

北海道一周の行程シミュレーション(一般国道経由) 北海道の大きさを実感し、距離感をつかむ
道路名 地名 区間距離
[km]
積算距離
[km]
国道228号 函館 0.0
87.7
松前 87.7
63.8
江差 151.5
国道229号 190.4
岩内 341.9
74.0
積丹 415.9
23.5
余市 439.4
国道5号 19.3
小樽 458.7
16.7
銭函 475.4
国道337号 17.1
石狩 492.5
国道231号 100.8
増毛 593.3
19.0
留萌 612.3
国道232号 51.3
羽幌 663.6
78.6
天塩 742.2
国道40号 56.5
稚内 798.7
国道238号 87.6
浜頓別 886.3
120.1
紋別 1006.4
70.5
佐呂間 1076.9
45.5
国道39号 網走 1122.4
国道244号 39.6
斜里 1162.0
国道334号 36.9
ウトロ 1198.9
15.7
知床峠 1214.6
17.0
羅臼 1231.6
国道335号 42.4
標津 1274.0
国道244号 62.8
国道243号 厚床 1336.8
国道44号 92.4
釧路 1429.2
国道38号 国道336号 73.4
浦幌 1502.6
76.2
広尾 1578.8
47.2
えりも 1626.0
37.9
浦川 1663.9
国道235号 49.0
新冠 1712.9
70.7
国道234号 苫小牧 1783.6
国道36号 57.1
登別 1840.7
12.0
国道37号 東室蘭 1852.7
37.4
洞爺湖 1890.1
43.4
長万部 1933.5
国道5号 65.2
1998.7
39.1
函館 2037.8
※重複している部分は国道の重複区間
  各距離は北海道開発局提供のデータ
管理人が京都を訪れた午後、ガイドブックを見ながら話をしている外国人観光客と出会いました。彼らは、これから富士山でも見に行こうとか、じゃあその後は広島もいいなとか全く距離感のない話しをしています。教えてあげようかとも思いましたが、自分達で地図見て気づいたようです。「マジかよ」っていう反応でした。まぁ、笑い話的なエピソードですが、北海道の観光客からも似たような話を良く聞きますので、ここでは北海道の大きさについて考えてみようと思います。

北海道の大きさは概ね東西500km、南北400kmです。これだけ聞いても大きさのイメージがつきにくいですが、直線距離で福岡-大阪が約500km、大阪-東京が400kmということを考えると、北海道の大きさが理解して頂けると思います。直線距離でこれですから、実際の距離はこれを遥かに上回るわけです。

では、北海道に来る方々が一度はやってみたいと思う北海道一周旅行はどの程度の距離になるのか、試しに北海道の玄関口、函館から出発して函館に戻ってくるシミュレーションを行ってみました。結果が左の表です。データの都合上、国道だけを経由して根室には立ち寄らない試算ですが、それでも総距離は2000kmを超えてしまいました。これは沖縄-青森の直線距離に匹敵します。日本列島を縦断するぐらいの覚悟と日程が必要ということです。一日300km移動するとして6泊7日の行程です。一日300kmというのも、そこそこ根拠のある数字で、法定速度での移動を考えると300kmで5時間ですから、観光する時間などを考慮すると、一日の移動距離としてはもうちょっと少なくても良いと思われます。

では各都市の距離はどのようになっているでしょうか。下の図にまとめてみました。概ね函館-札幌が5号線経由で300kmですが、これを実際に走るとやっぱり5時間ぐらいかかります。交通量の多い道路は大体50km/h、少ないところでは80km/hぐらいで流れていることが多く、都市間を移動すると相殺されて、どうしてもこのぐらいの時間になってしまいます。(スピード違反を奨励するつもりはありませんが、)北海道というとアウトバーン的なイメージを思い浮かべますが、実際にはそういう道路は限られているということを念頭において、計画を組まれると良いかと思います。


北海道の各都市間の区間距離

参考文献:観光体験ハンドブック北海道(北海道観光連盟発行)、北海道道路時刻表(国土交通省北海道開発局)