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空沼岳 ~泥んこ道と樹林帯を延々進む~

段々と寒くなってきて朝のつらい季節になってきましたが、頑張って起きて空沼岳に行ってきました。それでも登山口到着が10時前になってしまいましたが...

登山道はいきなりの徒渉(丸太が一本掛ってます)で始まり、多少ぬかるむが緩やかな勾配の針葉樹林帯を進んで行きます。密度の低い明るい樹林帯で青空ものぞき気持ちいいなぁと、思いつつ歩き続けること約1時間...飽きた(^^;。やっぱり樹林帯は景色が単調で性に合わない。と思ったら、丸太橋が見えてきた。また渡るようです。泥んこになった登山靴のせいで、ツルっと滑って危うく沢に落ちそうになりました。泥道と丸太橋の相性は最悪ですね。しばらく進むと、今度は沢の高巻きです。だいぶ楽しくなってきました。ここを抜けると視界が拡がりました。万計沼です。万計小屋の前に良さそうなベンチがいくつかあったので、帰りにそこでお茶することにして写真だけ撮って進みます。

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しばらく退屈な樹林帯を進むと30分ほどで真簾沼に着きました。沼というよりは湖といったスケールで、澄んだ水がとても美しいですね。途中にこういう景色がいくつかあると、ここまで来たかいがあったなぁという気になってきます。

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湖畔にある女性的な顔をした龍神地蔵を過ぎて登り坂を登り切るとようやく、目指すべき山頂が見えてきました。が、しかし、ここから一旦コルに下りるようです。折角視界が拡がったのにまた退屈がやってきます。変わったのは針葉樹林がダケカンバと熊笹になったぐらいでしょうか。しかしこの山、景色も勾配も単調で距離もそこそこあるので思ったよりも遠く感じます。それがいいという人も多くいるようですが、残念ながら私はダメみたいです。

札幌岳の分岐もダケカンバ林の中です(この縦走ルートは見るからに楽しくなさそうだ)。ここから山頂までは尾根道だけあってまだ良い感じ。ダケカンバの葉はすべて落ちてしまってもう冬はすぐそこと行った感じです。

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目指すピークが近づいて来たら、少し巻くような感じで登るともう山頂です。キター、開けた~360°全開!。思わず嬉しくなってしまいます。少し霞んでますが後方羊蹄山もバッチリです。

恵庭岳や風不死もきれいに見えるなぁと思っていたら、支笏湖もバッチリ見えていることに気付きました。こんな遠くから支笏湖が見えるとは思っててなかったので感動です。今日はいい天気なので恵庭岳や風不死からも、さぞきれいな支笏湖が見えることだろうと思いつつ、細長い巨岩帯が続く空沼の山頂の風景もすっかり気に入ってしまいました。

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支笏湖の見える岩場に腰かけて昼食にして、その後は、万計沼まで降りてお茶にした後、転がるようなスピードで下山して帰路に着きました。途中でトレイルランナーに抜かれた時はびっくりしました。こっちも競歩ぐらいのスピードで下山しているのに、まさか、追い付かれるなんて思ってなかったですし。単調だの退屈だの色々と言った割には、全体的には良い山だったかなと思います。


登山口(10:00)→万計沼(11:25)→真簾沼(11:55)→札幌岳分岐(12:35)→空沼岳(12:40←昼食→13:20)→真簾沼(13:55)→万計沼(14:15←Teatime→14:30)→登山口(15:25)

三角山・大倉山シャンツェ ~午後からお気楽登山~

昼から晴れてきたので三角山に行ってきました。唯一、家から歩いて行ける山ということで、たまには歩いてみます。舗装路って案外タルいですね(^^;。途中、旧5号線の金の魔女に魔女っ子シューを買いに寄り道です。山頂でおやつ代わりに食べようという寸法です。山の手登山口からは、最短ルートを通るとすぐ終わってしまうので、一番遠まわりで一番気に入っている砕石場跡ルートにします。

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登山口から少し登って最初の分岐で、二人静かの道方面に折れます。ひたすらまっすぐ行くと「この先私有地」という看板がでますが突き進みます。私有地を横切るのでコースマップには載ってませんが、国土地理院の地図には林道のような感じでルートが書かれています。もちろん車の通れるような道ではないです。採石場跡は南の斜面にえぐれた所が二ヶ所。何か痛々しい気もしますが、男の勲章のような誇らしげな印象も受ける不思議な傷です。でも大地は女性に例えますし男ってどうでしょう...う~ん。

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山頂手前の東屋に何故かトライアングルが吊るしてありました。競輪のラストラップっぽく鳴らした後、山頂までダッシュしますが、途中で力尽きました(^^;。山頂では魔女っ子シューを頂きます。その場でクリーム入れてくれるので、外がサクサクのままでとてもおいしいんです。1個130円というのも嬉しいです。

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その後は尾根伝いに大倉山シャンツェに行きます。木々の隙間から見える手稲山も良い天気のようです。こんな天気になるってわかってたら、朝からダラダラしないでちゃんと準備して手稲山行けば良かったかなと少し後悔です。

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大倉山シャンツェにつくと展望台から身を乗り出して、定番のアングルを撮ります。これは札幌の風景って感じして好きです。左手にはさっき登った三角山が...ここから見る形はほんとに最高ですね。

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帰りは途中まで同じルートを戻って、哲学の道から下山します。砕石場跡は目と鼻の先なので(見えませんが)、これでグルっと三角山を一周したことになります。まぁ、森の中なんで、色んな角度から山頂を見られるなんていうこともないですが...地図上はそうなっとるという話です。


自宅(11:55)→山の手登山口(12:30)→三角山山頂(13:10←おやつタイム→13:20)→大倉山シャンツェ(13:40)→山の手登山口(14:10)→自宅(14:40)


下山後はあこに乗って買物に...一旦家に入るのも面倒だったので登山靴のまま乗っていったら、思ったよりもアクセルを踏みすぎて駐車場で他の車に擦ってしまいました。微妙なアクセルワークができないので登山靴は要注意ですね。幸いどちらの車も軽傷で、保険で対応できそうです。よかったよかった。

春香山 ~春の桂岡コースで足慣らし~

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今日の最高気温は18℃。何だかいきなり春になった気がする。管理人にとっての山開きということで、ここ数年ゴールデンウィークは春香山と十勝岳に行ってるが、今年も春香山からスタート。コースは例によって桂岡の砂防ダムコース。去年から不法投棄防止の規制線が随分手前に張られて、あこの駐車スペース探しに随分と苦労しました。不法投棄は問題でしょうけど、登山する身としては人気の山だけに何とか駐車スペースを確保してもらいたいものです。

砂防ダムを出発して、裏手にまわるとキクザキイチゲの白い花が見えて来る。なんと幸先のいいことかと思いきや、華やかだったのはここだけで、去年は福寿草やエゾエンゴサクが咲いて春の明るい感じに満ち溢れていた砂防ダム周辺はなんか寂しい感じ。確かに残雪も多くさもありなん。天気は快晴だが、爽やかな春の風が吹くわけでもなく、春一番のような強風に煽られつつ、ひたすら登っていく。冬眠で増えた重い身体の割には順調に高度を上げていく。山頂付近の直登は傾斜がきついので夏道をトレースしつつ2時間ちょっとで山頂到着。

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山頂に立つと風がいよいよ強くなって、ああ山に来ているなぁと実感しつつ10分ほど山頂を堪能。風のせいでお湯を沸かすのが面倒そうなので、山頂ランチは諦めて久々に銀嶺荘を使ってみようということで早々に下山。

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銀嶺荘は人気の山小屋で、春香山のピークを踏まずとも小屋を目的に来るという人も多くいるほど。この日もおばちゃん御一向様で大賑わい。さっきまで山頂の静寂に身を置いていただけに落ち着かないといったらないです。幸いだったのが4年前に訪れた時に当時の小屋の管理人さんに撮ってもらった写真を、膨大なアルバムの中から見つけたことでしょうか(今の管理人さんになってからは写真は撮ってないみたいですね)。御一向様が下山してからは、山小屋らしい静かな雰囲気の中、お茶とお菓子と花の本を楽しんだ後、荷物をまとめて下山。

下り道は気持ちに余裕があるのかエンゴサクが所々咲いているのを見つける。そして紫色の細長いツボミの花も...これ何だっけなと思いつつ下っていくと、咲いているやつを発見です。カタクリかぁ!折り紙で折ったような無機的な花弁が印象的な花です。去年は春香山の登山道では見つけられなくて稲穂ひだまり公園まで見に行ったのに、今年はアッサリ発見。「今年もきっといいことありますよっ!」、なんかそう言われたような気がして、雪解けでぬかるんだ道を軽快に降りていった。

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桂岡砂防ダム(8:57)→分岐(9:15)→土場(10:03)→山頂(11:14)
山頂(11:23)→銀嶺荘(11:45→休憩→13:05)→桂岡住宅街(14:40)

今回のあこの燃費:10.6km/L
(ガソリン少し安くなってたので入れてみた。多分3月中旬頃の安値反映だと思うので、これからまた上がるかなぁ。)

藻岩山 ~冬の旭山記念公園コース~

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ようやく雪もいい感じに積もったことだし、今日は藻岩山に行きました。ここのところダラダラしっぱなしだったので丁度良い運動です。管理人の冬の定番コースである旭山記念公園から登ります。ここは尾根沿いにアップダウンしながら登って行くので、以外と体力を使うため冬場のトレーニングには持ってこいで、途中のいくつかのピークからは札幌の鳥瞰風景も中々良いコースです。前回問題となった登山靴はシューフィッター代わりにスリッパを突っ込んでおいたら足にピッタリ馴染みました。積雪は30cm程度でアイゼンがたまに下の岩に当たって、少し歩きにくい場所もありますが十分です。スノーシューやスキーの人も見かけました。

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藻岩山魅力アップ工事のため、山頂展望台の建物は完全に工事モードで網で囲われて立ち入り禁止になってますが周囲は歩けます。今回の工事では山頂展望台と登山者休憩施設が新築されるようです。前の登山者休憩施設はただのプレハブ小屋だったので、どんな感じに仕上がるか楽しみです。リフト乗り場も撤去されて、ポールはまだ残っているものの随分と開放的になりました。

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藻岩山小林峠ルート ~登山靴のレビューなどを添えて~

昨日ボロボロになった登山靴を修理に出そうと秀岳荘に行ったら「何とかできないこともないけど、もうここまで使ったら十分でしょう」と言われ、セール中だったのもあって新調することに。以前の靴はキャラバンのGK-47でしたが、非常に気に入っていたので後継であるGK-69にしました。

で、本日、慣らしを兼ねて藻岩山へ。せっかくなので、夏道を歩いたことがない小林峠コースにします。以前はなかったトーガードがつま先とかかとに付いて岩場で早速の活躍。耐久性ありそう。内側は皮から布地になって安っぽさもあるが最初から履き心地が良い感じ。唯一気になったのは、頼りなかった靴紐がより貧弱になったこと。フックがボールベアリングになっているためか紐自体も少し滑りやすく、案の定、途中で何回か紐がゆるむ。これは結構危険かも。ベアリング機構が使えなくなってもいいから紐だけは昔のものに変えようと思った。

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冬に小林峠コースを歩いた時はピークを直登で繋いでいったのに対して夏道はトラバースやジグの連続。冬には標識の表示と歩いた距離感にかなりの差があった理由がよく分かった。今日は北の沢コースを経由して藻岩山と思っていたが、分岐の406mピークに着くと国土地理院の地図ではあるはずのルートが熊笹で埋まっている(↑)。しょうがないので、そのまま進み慣れた旭山コースと合流。特に新たな発見もなく山頂に。展望台が工事中で登山者休憩所やリフトなどもなくなっていた。

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昼食の後、下山すると下り坂で足が痛くなってくる。さすがにまだ靴が合ってないみたいだ。片道4.5kmと藻岩山で最長コースだけに慣らしには選択ミスだったかなと思いつつ下りきった。

あことお茶した後、じゃあ帰ろうとあこをバックさせるとガリガリと嫌な音が...駐車スペースに停めた時に気がつかない内に縁石に乗り上げていたらしい。降りてよく見たら前オーナーが着けた古傷が更に広がっていた。まぁ、同じ部分だし下側なので見た目には何の変化もないが、一応帰宅後に補修。罪ほろぼしに汚れていたアルミホイールも掃除してやる。おおぅ。アルミがピカピカになったので見た目的にはむしろ良くなったんじゃ(^^;。

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今回あこの燃費レポートはありません(移動距離が短か過ぎるし)。