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手稲山 ~平和の滝・冬尾根コース~

下界では雪も殆どなくなりましたが、まだまだ冬眠覚めやらぬと言った感じで、休日の朝は起きるのが億劫です。ただ、今日は珍しくウェザーニュースでも快晴予報が出ていたため、いよいよ百松沢山に行こうと思って調べていたら、宮城沢コースは先週の段階でスノーブリッジがかなり狭くなっているみたいで、山頂まで辿りつけるか微妙な情勢…そんなわけで手稲山に行き先を変更しました。久々にロングコースの歩きなのでクタクタに疲れましたが、良い出会いと良い天気に恵まれて、気合を入れて出て来て良かったと思います。思えば去年の今日(4月13日)も手稲山に登っていました。去年は道中ヒーヒー言っていましたが、今日は体調も良く、良いペースで登れたと思います。

冬尾根コースの雪庇帯。去年の山行記録によると「こういうところはあまり好きじゃない」と書かれていて確かに好きじゃなかったハズなんだけど、今回は特に何も思わずに通過してしまった。こういうトレーニングを繰り返せば次第に高いところも怖くなくなるんだろうか?

手稲山名物のガレ場。もちろんこの時期は雪の下に埋まっていますが…ここの開放的な感じの景色は良いと思います。去年はルートを間違えて写真のこの斜面を左下から直登しましたが、今年はちゃんと夏道の上から登りました。

程なくしてアンテナが見えてきます。今日は空がとてもきれいでしたが、アンテナと空の景色って良いですねぇ。

ケルンの手前あたりから百松沢山と烏帽子岳方面。スッキリは晴れわたった空がとても爽快感があります。百松沢山、結局、今年は行けませんでした。先々週の土曜日あたりが最高だったのでしょうが、残念ながら闘痔の通院のために行けませんでした(おかげさまで完治しましたが…あれって辛いものですね)。

手稲山ケルンです。宗教画っぽいレリーフも少し欠けていますが健在です。青空の中、サーッと架かった薄い雲が最高です。

今日の手稲山頂からは羊蹄山がきれいに見えました。去年の夏に羊蹄山に一緒に登ったメンバーは卒業して、北海道に残った一人を除き、何の因果か全員私の実家のある関西方面に配属が決まったそうです。

手稲山のシンボルのアンテナ群。山頂で出会った捻り鉢巻の男性との別れ際に撮影しました。山頂で出会った人と山の話で盛り上がるとか、随分久しい感じがして楽しかったです。

ゲレンデの向こうに石狩の市街地と下山される石狩のMさん。捻り鉢巻の男性と入れ替わりに登ってこられて、しばらく話をさせて頂きました。

下山時にスライドした男性が、暖かい中、何やら毛皮のマフラーのようなものを巻いて登ってくるなぁと思いつつ近寄ったら、巻かさっていたのは毛皮ではなくてワンちゃんでした(^^;。ご主人の肩の上でご満悦の姿を一枚撮らせてもらいました。そんなわけで色々な出会いを楽しみつつ無事に下山しました。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/sNG9Obz)で山行写真全てが御覧になれます

平和の滝登山口(9:00)→冬尾根コース取付き(9:35)→ケルン(10:55)→手稲山(11:05←昼食→11:55)→ケルン(12:05)→冬尾根コース取付き(12:40)→平和の滝登山口(13:10)

今回のカメラ:「Nikon D7000」+「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」

帰りに立ち寄ったスーパーで、隊長殿に触発されて、たまには日本酒でもと思い物色していたら良さそうな純米酒を見つけました。「特選純米酒 越乃日本桜」…何処のお酒だろうと思いパッケージを確認したら阿賀野のお酒です。「おお、そういえば今日の旗艦は阿賀野さんだったなぁ」と思い即購入。艦これの阿賀野さんはホワホワした甘口の印象ですが、こちらの阿賀野産は辛口でスッキリとした飲み口です。この記事を書きながらグイグイ飲んでしまって止まりません(^^;。艦これ鎮守府の桜は満開ですが、今年の札幌の桜は何時ごろ咲くんでしょうねぇ…

奥三角山へ昼から登山

ここのところダラダラと食って、飲んで、艦これやって、寝る的な生活が続いていて、この間、何となく体重計に乗ってみたらヤバいことに秋から4kgも体重が増えていた。まぁ、毎年こんな感じといえばそうなのだけど、直接数字を見るとショックなもので、ヘルスメーターの水平を確認したり、服を脱いだり、出すものを出してから乗ってみたりと色々やっても、当たり前のことながら結果は変わらず…

そんなわけで今週の三連休に晴れたら山に行こうと思っていたのだけど、晴れるどころか吹雪いてくる始末。ようやく最終日に午後から晴れ予報が出たので奥三角山まで歩くことにしました。それでも10時ぐらいに出発しようと思っていたら、空が一面の雲に覆われ雪が降ってきたので「こりゃ今日も駄目なのかしらん?」と思いつつグダグダしていたら、11時過ぎぐらいに晴れてきました。そんなわけで私にしては珍しく昼から出発したわけです。踏んだことのなかった奥三角山のピークも踏めましたし、道中の天気が最高に良くて、楽しい山歩きになりました。

冬に三角山から先のルートを歩くのは初めてのような気がするんですが、思ったよりも見通しが効いて驚きました。道中、遠くに日本海が見えます。こんなに近所から海が見えるなんて思ってなかったので、「海だよ、海。海っていいよねぇ、海って!」などと思いつつ歩きました。

大倉山への尾根道に出ると完全に晴天になってきて、出発時は雲の中だった手稲山もきれいに見えてきました。

大倉山のピークを超えた尾根の先端部。ここの景色が一番好きで楽しみにしていましたが、期待を裏切らない絶景でした。百松沢山や手稲山などが見えます。

奥三角山へは急斜面の直登です。地図で見て覚悟してましたが、鈍った身体には、この登りが意外としんどいのです。

山頂着。自宅から近い山なのに初めて来ました。時間も遅いので途中で誰もいませんでしたが、4・5人もいれば一杯になりそうな狭いピークで、一人で満喫できてかえって良かったです。

山頂から市街地方面は開けていて一望できました。写真に写っている円山の先には大雪山系が見えていたのですが…こういう時に限って望遠レンズを持ってきていない。林間コースなので広角一本で十分だろうと思ったんですが、こんなに遠望が効くとは…

帰り道。逆光の百松沢山です。天気はどんどん回復してきています。行きに8割方を覆っていた雲はこの短い時間で四散していったみたいです。

奥三角山を振り返ります。いい山ですねぇ。手ごろな距離と運動量、そして道中のきれいな風景。雪が解けると一面エゾエンゴサクで埋めつくされますし。

大倉山を越えて三角山への登り。ここも夏の印象だと結構な急斜面のはずだけと、奥三角山を登った後だと、とても緩やかに感じのは気のせい?

そして三角山の山頂へ。ここから見ると市街地の道路が一直線に伸びていくのが見えて、札幌らしい町並みが楽しめます。


三の坂の広場にあるかまくらが崩れたような雪の塊。行きにも気になっていて、ちょっと中を覗いてみたら、雪のブロックで作られた本格的なスノードームでした。ただ入り口が小さいので残念ながら大人は入れそうもありません。いやぁ、素晴らしい、一体誰が作ったんだろう…

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/b6I99Lx)で山行写真全てが御覧になれます

と、楽しんで帰ったものの下界では色々トラブル。前の車が車線の右側に寄って信号待ちしていたので右折するのだろうと左からスライドして直進したら相手も直進して来て狭い道をサイドバイサイド状態になるし、踏み切り待ちの交差点で本来踏み切りを通らず左折するはずのレーンからも車が何台も踏み切りに直進してきて踏み切り前が大混乱になったり、年度代わりで新しく引っ越してきてこっちのルールに慣れていない人のせいなのか、札幌の町もだいぶ混乱しているみたいで、久しぶりにクラクションを鳴らすシーンが何度かありました。両方とも本来は非のないはずの私が回避したんですが…ああいう人たちは譲り合いってことを知らないんでしょうかねぇ。


山の手登山口(12:10)→大倉山(13:00)→奥三角山(13:25←昼食→13:50)→大倉山(14:10←ティータイム→14:20)→三角山(14:45←休憩→14:50)→山の手登山口(15:10)

今回のカメラ:「Nikon D7000」+「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」

藻岩山で賑やか登山 ~旭山記念公園から~

昨年夏の羊蹄山メンバーのうちA氏とS氏と再び藻岩山に登ってきました。先週と同じ旭山記念公園からスタートです。降水確率70%とは思えない晴天に恵まれました。二人とも冬の雪中登山は初めてということで、アイゼン・輪カンを使って、ショートカットを開拓したりして楽しみながら登って降りてきました。金曜日の飲みすぎを引きずって体調悪かったですが楽しい山行になりました。特に下山後の温泉とビールが(^^;。

旭山記念公園から急坂を行きます。

誰かが下りで使ったであろうショートカットを強引に登ってバテたのと、アイゼン外れたので小休止。A氏元気です。私はこの日は結構体調悪くて着いてくのでいっぱい。

途中の見晴台への登りもショートカットしてバテたので今度は大休止。行きも帰りも同じルートを通ったので、足跡がポツポツだったルートが随分と立派になりました(^^;。


馬の背を超えて藻岩山を目指します。

山頂着です。二人とも元気ですが、私はきつかった。金曜日に飲みすぎたのが尾を引いていた感じでした。

北大の南北の農場と札幌競馬場。街中にだだっ広い雪原が広がっている光景がいつ見ても不思議な感じがします。

恋人の聖地、愛の南京錠らしいです。久々に展望台まで登りましたが、今はこんなのやってるんですね。南京錠が絵馬みたいになってます。


下山時に馬の背から...ここを登らなければ帰れません。いつも何気なく登って下山するのに何故今日はこんなにつらいのだろう(^^;。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/A3A986u)で山行写真全てが御覧になれます


旭山記念公園(10:25)→馬の背(11:35)→藻岩山(12:05←昼食等→13:00)→馬の背(13:20)→旭山記念公園(14:10)

今回のカメラ:「Nikon D7000」+「AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR」

藻岩山旭山記念コース ~Caputure NX-Dの感想を添えて~

本当は百松沢山に行きたかったのだけれども、今週の月曜日に高熱が出てから、ずっと体調が悪く、昨日、一日寝て大分回復したとはいえ、何せ山に登るのも二ヶ月ぶりということで無理は禁物。今日は藻岩山で我慢しつつ、ペースなどを確認しながら体調把握登山に徹しました。ブランクはあったものの結構行けそうな感じです。膝も痛くなりませんでしたし、毎日の通勤で1万歩以上歩いている効果が出ているようです。春らしい暖かい天気の日が多くなってきて、いつまでも冬眠していられませんからね(^^)。

旭山記念公園。夏場の夜は多くのカップルで賑わいますよね。その光景は京都の鴨川、札幌の旭山記念公園と言っても過言ではないですが、今は雪に埋まってます。


途中の見晴らし台から札幌中心部。ちょうどカラスが飛んできたのでフレーム入れて撮りました。

藻岩山山頂から豊平川方面。写真には写っていませんが、今日は良い天気に恵まれて、暑寒別から大雪山系まで見えていたと思います。

本日登りたかった百松沢山と烏帽子岳。今日、登ったら最高の景色が望めたのだろうと思うと少し残念です。

樽前山の溶岩ドームもクッキリ見えました。これほどきれいに見える日は中々ないのではないかと思います。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/oMZTbN0)で山行写真全てが御覧になれます

旭山記念公園(11:05)→馬の背(12:00)→藻岩山(12:20←ティータイム→12:40)→馬の背(13:00)→旭山記念公園(13:35)


今回のカメラ:「Nikon D7000」+「AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR」

これらの写真はNikonから新たにリリースされた「Capture NX-D」でRAW現像しています。「Caputure NX2」の後継ソフトのβ版で、今夏にフリーウェアで公開される予定です。「View NX-2」よりも出てくる画が素直で、プレビューや画像変換も速く好印象を持ちました。ただ3枚目の写真のように、傾き補正をするとただ傾くだけで、自動でクロップしてくれないのは何故なのだろう…説明書を読むとそういう仕様のようです。傾き補正に関しては自動でクロップしてくれる「View NX-2」のほうが優秀ですね。

金剛山で初詣

今日は二ヶ月ぶりの山ということで初詣を兼ねて金剛山へ。内地の山はこれで何座目だろう。まだ数えるほどしか登っていない。金剛山はルートが多くて地図を見ていても、何処から登ったらいいかさっぱりわからない。yamarekoで検索してメジャールートのダイヤモンドトレールと青崩道の二本を利用して一周することにした。

丁度、両登山口の中間点あたりに水越川公共駐車場があるらしいので、そこにあこを置いて出発。いやぁ、内地で札幌ナンバーはさすがに目立つようで、駐車場で「北海道からですか?」と破魔矢をザックに入れた男性に早速声を掛けられた。どうやら彼も初詣に山頂まで行くらしい。一足先に出発し、舗装された林道を水越峠まで歩く。写真はダイヤモンドトレールの入口なのだけれど、ただゲートがあるだけで非常にわかりにくい。ゲートを抜けて少し進むとダイヤモンドトレールと書かれた石柱があるので「ここでいいんだ」と納得して進む。

しばらくは広くて快適な道。ススキの後ろに目指す金剛山山頂が見えている。こういう風景って内地の山っぽいと思って写真に撮った。


さらに進むと雪。ここまで原チャリで登ってきた人もいるみたい。これだけ景色が良いと林道歩きも結構楽しいと思うのだけど...

途中、分岐を折れてダイヤモンドトレールはいよいよ登山道らしくなってくるが、途中に東屋があったりして、やっぱりどこか北海道とは雰囲気が違う。道はずっと階段でいよいよ登山本番。二ヶ月のブランクは大きくて、しばらくは身体が重くて苦労したが、途中から急に楽になってきて、昔、体育で習ったデッドポイントというやつを今越えたなと感じる。

杉林が明るくなってきて階段を登りきると旧パノラノマ台。眺望があるかと期待していたが、木々の間から少し程度。写真も撮ったがブログに貼るほどの景色でもないので、興味ある人はyamarekoかimage spaceを見て欲しい。旧パノラマ台で出会った師弟と思われる二人パーティと、一緒に更なる階段道を登っていく。標高1125mということで、比較的簡単な登山を想像していたが、このコースは結構登り応えがある。

階段道を登っていると途中に葛城山のビューポイントが...久々に開けた眺望に気分はウキウキ。周囲の木々もちょうど葛城山方向だけが開いていて、本日のベストショット言っても良い風景。


道は山頂が近づくに連れて凍って滑りやすくなってきて、階段道が雪で埋まって急斜面になったここが最大の難所。ここまでアイゼンなしで登ってきたので、途中で着けるのが面倒でそのまま何とかやり過ごした。

そして難所から10分ほどで山頂へ...立派な鳥居がドーンと出てきて驚いた。山頂の神社なので、小さい御社のようなものを想像していたのに、これでは平地の神社と遜色ない気がするのだが...


参道には仁王杉と書かれた立派な杉が...樹齢約500年だそうです。参道には石灯籠などもあって、何だか本当に平地の神社の境内にいるような気分になってきて、山ウェアにザックを背負っている自分の姿に違和感を感じてきたのだが...(^^;。

そして葛城神社の階段下に到着。この上が山頂なのだけれど、こんな山頂って初めてで、何か感慨深いものがある上に、何だか大社様以上に本当に神様がいそうな気がして不思議な感覚に陥る。

拝殿も立派なもので、。参拝客が多いのも頷ける。山頂の最高部に拝殿があるので、山頂を踏むことを許されているのは神様と神事に携わる方々というところも神秘性を感じるのでありマース。

葛城神社周囲は食事ができるような雰囲気ではないので転法輪寺に移動。途中で滑って転びそうになったので、ようやくここでアイゼンを履く。転法輪寺近くの広場にベンチがあったので、そこでいつものカップめんとおにぎりを頂いた。

食後は青崩道から下山するのだけれど、登山道の分岐が多すぎて、地図とGPSで確認し、それらしき方向に移動すると山頂標識のある広場に出た。眺望はそれほど大したものではないけれど、いつも私がよく見ている山頂の風景で何だか少し落ち着いた。

落ち着いたのも束の間、青崩道の標識を見つけたたら「この先道標なし」の不吉な文字が...「えっ」と思い、不安を抱えつつ、人のいない登山道へと足を運んだが、いざ歩いてみると、次々に登ってくる人々とスライドするし、要所には標識もちゃんとあると、特に心配することもない立派な道が続いていた。青崩道は眺望が殆どなく延々と続く階段道で、途中、ひざが痛くなりつつも無事に下山。

下山後、駐車場まで戻る途中には竹林があって、思わず珍しく思って写真に撮ってしまうあたり、自分も完全に北海道の人間になってしまったなぁと思いつつ、あこの待つ駐車場への歩みを進めていった。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/ftZiNtL)で山行写真全てが御覧になれます

水越川公共駐車場(7:30)→水越峠(7:40)→金剛の水(8:10)→旧パノラマ台(8:35)→金剛山・葛城神社(9:40←参拝→9:45)→金剛山・転法輪寺(10:00←昼食→10:40)→セト(11:05)→水越川公共駐車場(12:30)

今回のカメラ:
「Nikon D7000」+「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」

実家から往復50km弱のため、あこの燃費レポートはありません。