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藻岩山旭山記念コース ~Caputure NX-Dの感想を添えて~

本当は百松沢山に行きたかったのだけれども、今週の月曜日に高熱が出てから、ずっと体調が悪く、昨日、一日寝て大分回復したとはいえ、何せ山に登るのも二ヶ月ぶりということで無理は禁物。今日は藻岩山で我慢しつつ、ペースなどを確認しながら体調把握登山に徹しました。ブランクはあったものの結構行けそうな感じです。膝も痛くなりませんでしたし、毎日の通勤で1万歩以上歩いている効果が出ているようです。春らしい暖かい天気の日が多くなってきて、いつまでも冬眠していられませんからね(^^)。

旭山記念公園。夏場の夜は多くのカップルで賑わいますよね。その光景は京都の鴨川、札幌の旭山記念公園と言っても過言ではないですが、今は雪に埋まってます。


途中の見晴らし台から札幌中心部。ちょうどカラスが飛んできたのでフレーム入れて撮りました。

藻岩山山頂から豊平川方面。写真には写っていませんが、今日は良い天気に恵まれて、暑寒別から大雪山系まで見えていたと思います。

本日登りたかった百松沢山と烏帽子岳。今日、登ったら最高の景色が望めたのだろうと思うと少し残念です。

樽前山の溶岩ドームもクッキリ見えました。これほどきれいに見える日は中々ないのではないかと思います。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/oMZTbN0)で山行写真全てが御覧になれます

旭山記念公園(11:05)→馬の背(12:00)→藻岩山(12:20←ティータイム→12:40)→馬の背(13:00)→旭山記念公園(13:35)


今回のカメラ:「Nikon D7000」+「AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR」

これらの写真はNikonから新たにリリースされた「Capture NX-D」でRAW現像しています。「Caputure NX2」の後継ソフトのβ版で、今夏にフリーウェアで公開される予定です。「View NX-2」よりも出てくる画が素直で、プレビューや画像変換も速く好印象を持ちました。ただ3枚目の写真のように、傾き補正をするとただ傾くだけで、自動でクロップしてくれないのは何故なのだろう…説明書を読むとそういう仕様のようです。傾き補正に関しては自動でクロップしてくれる「View NX-2」のほうが優秀ですね。

手稲山 ~晴れ間を狙ってピークハント~


週末の度に「大気の状態が不安定」「ゲリラ豪雨」などにされされて気がつけば、もう夏山シーズンも終盤に。なんてこったい。今日も不安定ながらも札幌だけは長時間の晴れ間が見込めるということで、近所の手稲山に行くことに...朝5時に起きていながら、グタグタと録画したアニメとかを見つつ、ゆっくりと御飯を食べて、準備していたら8時スタートになってしまった。8時の時点で、あこを最後に平和の滝駐車場は満車。盛況。ただ発達しそうな雲が山頂上空にある。

この山は巨岩帯に入るまで殆ど眺望がないので少し退屈しながら登っていく。北電の高圧伝送路泊幹線のあたりで、手稲山のアンテナが見えてくるが、このあたりの景色は結構好きだ。

北電の伝送路から少し進むと冬道の分岐。冬に来たのは一度だけだが、この一体だけ樹林が薄く、記憶の風景とも一致した。GPSも同じポイントを差している。これだけの鬱蒼とした熊笹が雪に埋まるっていうのが、少し信じられないような印象を受ける。冬道分岐を越えてデジャヴポイントを通過すると布敷の滝。ここでXF1とD7000の撮り比べをしたが、それはまた次の回に...デジャヴの話は下山時に写真を撮ったので後程。行きは賑やかな御一向様がいたので、できるだけ離ししつつ行きたかったのでありマース(^^;。

苔むした滑る岩場を経て、足場の悪い巨岩帯へ。そして思い出すこの景色、蘇る記憶。今年の冬に先行パーティを追尾していたら丁度、写真の下側の樹林帯に出てしまって、ここまで直登したことを...。

その後、紆余曲折を経て真っ白な山頂へ。一等三角点「手稲山」は残念な状態。足蹴にでもされたのか、上部四隅が大幅に削られてコンクリートで補修してある。そして補修した周囲をコンクリートで埋められて沖ノ鳥島みたいな状態に...一辺の大きさで一等三角点だとわかるが文字も読めない。大切にしましょう三角点。右側の写真は白い山頂に集う人々。私は写真を撮ってすぐに引き返した。

途中で興味深い門標を発見。達筆で最初は「北大雪物理観測所?」と思ったが、ここは大雪山じゃない。帰ってから調べたら北海道大学理学部教授の孫野が建てた「北大雲物理観測所」の跡に残る門標で、題字は旭岳ロープウェーのナレーションにも登場する雪の博士中谷宇吉郎らしい。詳しい文献があったのでURLを記しておく。

www.metsoc.jp/tenki/pdf/2007/2007_05_0089.pdf

その孫野教授が世話になったというHBC送信所の記念碑。HBCが初めて手稲山に送信所を作るということで、当時はそんな山奥にどうやって資材を運ぶんだということで、アホだの馬鹿だのカスだの色々と言われたようだが、結果としてHBCが開削した道路を使ってNHKや民放各局やアンテナが建てられている。先駆者というのは辛いものですな。わかる、わかるよ(T_T)。

下山時にケルンの下の岩場で昼食。そして、本日唯一の眺望が藻岩山。なんかなー。札幌ドームも異様に日光を反射して、雲の中でも存在をアピールしていたのは非常によくわかったが...

で、これがデジャヴポイント。まぁ、ありがちな風景とはいいつつも、初めて来たときから何処かで見たことある景色なんだけど、どこだが思い出せなくて...

XF1のトイカメラモードでトリカブトを...花のクローズアップ撮影に使って見ると、ボケモードよりもこっちのほうが、中央部が強調されて面白い写真が撮れる気がする。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/qCb0X9j)で山行写真全てが御覧になれます。

平和の滝登山口(8:00)→ケルン(10:05)→手稲山(10:20)→ケルン(10:40←昼食→11:25)→平和の滝登山口(13:00)

今回のカメラ:「Nikon D7000」+「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」
「FUJIFILM XF1」

※あこの燃費レポートはありません

三角山山頂までウォーキング

実を言うと、ここのところあまり体調が良くないわけで、寝ても寝ても眠いというか怠いというかそんな感じで、何が原因かはわからないまでも、以前やっていて最近できていないことを洗い出してやってみることに...一つはマジカルアイ、これは目のトレーニングで眼精疲労等に結構効果があってやっていたが、一日三分が中々続かなかったが、最近は少し早起きしてこれをやっている。全頁カラー版なので本で買うと結構いい値段するけれども、最近はインターネット上に画像も転がっていて、結構色んな場面で使えそう。

http://image.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%82%A4

もう一つは一日一万歩を週6日というやつで、今週の月曜日から職場の昼休みに散歩に出ている。下の数字が今週歩いた歩数。昨日は天気が悪くてサボってしまったので、今日は三角山に登ってきた。これで6日の平均が9532歩、四捨五入して一万歩ということで、お茶を濁しておこう。最近、富士フィルムのコンデジXF1が欲しいと言っているのも、この昼休みの散歩に手軽に持ち歩けるカメラが欲しいということで...

8/26 8600歩
8/27 9406歩
8/28 14068歩
8/29 8138歩
8/30 4253歩
8/31 12730歩
平均 9532歩 良しっと!


まぁ、そんなわけで旧国道5号線を渡って三角山へ。雨はポツポツ程度。お世辞にも楽しいウォーキングというわけでもない。本日のカメラはSP-550UZ。散歩の延長なのでD7000を持って行くほどでもないし、Nicon1は少しでも水に濡れると機嫌が悪くなるので、防滴構造ではないけれども比較的水濡れや湿気があっても大丈夫なこのカメラを引っ張り出してきた。


そんなわけで登山口についたけれども暗い。写真はjpegの撮って出しなので比較的明るく写っているけれども実際はこれより一段分ぐらい暗い。テンション下がるわぁ。

途中、通行調査用のセンサー発見。こんなものいつ付けたんだろうと思いつつ通過です。

三の坂につきました。明るいので少しほっとしますが、だいぶ雨が強くなってきました。林の中は暗いけど濡れないので快適ですが、林を抜けると明るくてウキウキしますが、ずぶ濡れになります。

雨はかなり降っているようですが林の中だと音しか聞こえず、殆ど濡れることもなく歩けます。山頂近くのあずまやで大倉山から来た男性に会いました。ここまで降ってくるとは思わなかったのか、雨具もなしでとても気の毒に思いましたが、自宅も近いとのことですから帰って暖かくするのでしょう。そして三角山着。一等三角点「琴似山」です。自分の住んでる街の名前が山名になっているって中々ないことだし、しかも一等三角点の大きく立派で誇らしげな雰囲気も結構好きなのです。


札幌の街並みを...雨風にされされていますがちゃんと撮れました。


とうわけでとっとと下山します。短い山とはいえ下りは結構気をつかいます。この写真も随分明るく撮れていますが、実際は一段分ぐらい暗いです。

下山後に琴似神社前をウォーキングです。9月4日は秋の例大祭。写真の歩道は露店で埋めつくされて、多くの人で賑わうでしょう。そして、また多分一杯飲むと思われ...


今回のカメラ:Olympus SP550UZ
1/2.5インチccdだけど710万画素に抑えられていて、ノイズも少なくダイナミックレンジもそこそこワイドで、今更ながら中々綺麗な画がでますねぇ。ケースの中で眠らせておくのは少し勿体ない気がします。

海抜0mから銭函天狗岳

ゴールデンウィーク以来、週末の微妙な天気が続いているが、そんな中でも日曜日は比較的、良さそうな予報が出ていたので、景色の良さそうな低山ということで銭函天狗岳に行くことにした。この山、駐車スペースが少なくて混むという噂なので久々にJRで行くことにした。途中、車窓から見た手稲山は完全にガスの中で、これは期待できないかなと思いつつ銭函駅に到着。JR銭函駅から登山口まで25分、と数字で見ると長いようだが、意外と気にならない距離だった。

登山口では早速一波乱。ゲートに表示された登山口の矢印表記のほうに向かうと、やたらとピンクテープがある道に出て、これが高圧伝送路の鉄塔に沿って続いている。「む、これ違う」とUターンして再スタート。ただ、このあたり結構花が綺麗に咲いているので帰りに散策いてみようと思う。正規の登山道はそのままゲートをくぐって進めば良いだけで、何というか深読みしすぎが仇となった感じ。


途中の銭天小屋。低山にしては立派な山小屋でビックリ。「山に登れ 山に登れ 山に登らねばならない」の銘が張ってある。なんだか文字だけ見ていると呪いのようですな(^^;。小屋を越えると残雪が見えはじめるが、途中の谷地形で左に高巻く踏み跡があったので辿ったら途中で消えて、正規ルートに戻るのに難儀した。向こう側にゴルフ場、それを左手に見ながら進むと急坂、ロープ場と中々面白い。しかし、足下が泥濘むので滑らないようにするのが結構大変。

それらをクリアすると岩塔部が見えてきた。しかしガスってますな。やはりこうなるのか...トホホな気分。ここで18名御一向様とスライド。登り優先とはいえ足場の狭い道では多勢に無勢。


岩塔部、ドーン。「おお、すげぇ」と思わず声にでた。道は右から巻いている。とはいえ、巻いた先には残雪があり少し思案したが、崖近くの残雪に乗って万一滑ったら人生終了なので、雪のないところを選んで進んだ。

やれやれ山頂に出たかなと思ったら、まだ少し崖沿いに道が続いているよう。山に登るようになって、大分、高所も慣れたとはいえ、こういうところ嫌なんだけどなぁと思いつつ通過。

山頂着。しかしながらガスって眺望なし。そんなわけで達筆な山頂標識と愛用のBDストッくんを写真に。今回、ストックはスノーバスケットのまま登ってきたわけだが、これが低木の枝とかに絡まって鬱陶しいことこの上なし。やっぱり雪のない山では夏道用のバスケットのほうがいいなと改めて感じた。帰りは、行きに迷いこんだ高圧伝送路沿いの北電作業道を散策したりして、花を見ながら下山したが、それはまた別な機会に...

最後に海抜0mを謳う以上やっぱり「海は行っとかなくちゃ」ということで銭函の海岸にやって来た。このあたりは、丁度、石狩湾の砂浜が途切れていて、歩ける海岸線がない地域だが、漁師さん達が船を出す用の場所を狙って海岸線に到達。GPSの高度計は-5mを差していた。

ヤマレコとNikon image space(http://img.gg/jT339Ck)で今回の山行写真全てが御覧になれます。

JR銭函駅(11:10)→銭函天狗岳登山口(11:35)→銭函天狗岳(12:40)→銭函天狗岳登山口(13:50)→北電作業道散策して登山口→(14:10)JR銭函駅(14:40)

<行き>
JR琴似駅からJR銭函駅まで列車利用(260円)
 3164M [区間快速]いしかりライナー 小樽行き

<帰り>
JR銭函駅からJR琴似駅まで列車利用(260円)
 2778M [普通] 苫小牧行き 手稲で乗り換え
 3940M [快速] エアポート150号 新千歳空港行き

今回のカメラ:「Nikon1 V1」+「1 NIKKOR 10mm f/2.8」

和宇尻山 ~桂岡から林道経由で道なき道を~

今日は朝から快晴だったが午後には曇ってくる予報で、気象レーダーの画像では南西から雲が近づいてきていたので、札幌近郊のほうが天気が持ちそうだと判断して、登りたい言いつつ行ってなかった和宇尻山に行くことにした。春香山の登山コースを使うので桂岡からスタートするのだが、ここ車停めるスペースが全然ないので電車バスにしようか迷ったが午前中に山頂に着かないと晴れの景色が見れないということで、あこにごめんなさいして路肩に止めて行くことにした

和宇尻山付近は道なき道を行く予定なのでアイゼンと輪カンを付けてスタートしたが、銭函川沿いの林道では、早くも路面が出ている箇所が何ヶ所もあって輪カンで強引に歩くことになり少し後悔した。林道の分岐で右に折れ銭函峠川沿いに進むと雪が多くなってきて、輪カンでも随分と歩きやすくなってきた。

このコース2年ぶりだが、林道の幅が両側ニ車線の道路みたいに広くて驚いた。以前に来たときはゴールデンウィークの前半なので積雪量の関係もあるのかも知れないけれど、それにしても立派な道。スノーモービルっぽいトレースがずっと続いている。夏道登山道への分岐では「らくちん林道迂回コース」って標識もできていて、「こんな標識前はなかったな」と思いつつも、もちろんらくちん林道コースへ。ただ、すぐにらくちん林道が大きく迂回したので、結局、ショートカットで夏道登山道に入ったが、ショートカットを終え、また、らくちん林道に合流して土場まで登る。土場までの登山道は500m尾根の東側を通っているが、林道は尾根の西側を通っていて和宇尻山を眺めながらの林道歩きは中々気に入った。あと登山道側は道幅の狭いトラバースがあり、プチ高所恐怖症としてはこれを避けて安全に進めるのもすごく嬉しい。

土場に到着すると石狩湾と銭函天狗岳がきれいに見える。景色も結構いいので、ここで昼食を食べて引き換えす人も少なくない。

土場から夏登山道は直進だが右側に冬道がついているのでこれを辿る。冬道は時折石狩湾を眺めながらの気持ちの良いルートで何度通っても「いいなぁ」と思う。標識もかなりの数あるのでルートもわかりやすい。

冬道を抜けると春香山のランドマーク的な存在であるピンクテープの付いたケルンのような大木が見えてくる。まだ大半が雪の下に埋まっていて大木という感じはしないが、もう少し季節をずらすと、なるほどケルンっぽいと納得してもらえる光景が見られる。正面に見えるのが春香山だが、今日の目的地はお隣の和宇尻山。和宇尻山へは標識どころかトレースすらなく、単独山行の身としては少し躊躇したが、地図をみながら傾斜の緩い安全そうなルートを選んで、比較的密度の高い山林をひたすら登った。

山頂と思しき所にはピンクテープが張られているが、とても広い山頂でどの点が山頂なのかよくわからない。最高点と思われるピークからの眺望は木が邪魔していて良くないので、景色の良い所を探して散策してみた。

そして正面に13日に登った手稲山が見えるポイントを発見。徐々に薄曇りになりつつあったが、何とか晴天中に間に合ったようだ。

別なポイントからは銭函天狗岳と石狩湾がよく見える。木が多い山だけど山頂付近だけ密度が薄いので歩いて探せば結構いいポイントがある。

定山渓天狗岳の見えるポイント。今年は百松沢山、手稲山、和宇尻山と色んな角度から見た山。札幌近郊の山は殆ど登っていないので、今年はいくつかトライしてもいいかなぁと思う。


景色を楽しんだあとは天気が崩れてくる前に早々に下山したので、双眼鏡も出番なし。昼食もおあずけで土場まで降りてから、石狩湾を眺めながら昼食にした。昼食時に先週修理した輪カンのナットを確認したが、緩みもなくいい感じ。意外とお手製の修理もいけるかもしれないなと思いつつ下山した。

ヤマレコとNikon image space(http://img.gg/09Jv9tz)で今回の山行写真全てが御覧になれます。

桂岡砂防ダム下(8:50)→分岐(9:25)→土場(10:25)→銀嶺荘付近通過(11:00)→和宇尻山山頂(11:25←散策→11:40)→土場(12:15←昼食→12:45)→分岐(13:15)→桂岡砂防ダム下(13:40)

今回のカメラ:D7000+AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED