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恵庭岳 ~不本意ながら(^^;山頂まで~

「デジカメ持って野に山に」のtarumae-yamaさんにお誘いを頂き、初対面のひかるさん、ぶるままさんと四人で恵庭岳に登ってきました。高所恐怖症はまだ完全に克服できているわけではなさそうで、岩塔登りの最後のロープ場に立つと足が震えて危険信号を知らせていました。単独だと絶対やりませんでしたけど、皆が山頂からおいでおいでというので、仕方なく(^^;、足場の良さそうな場所を確認しながら登りました。こんなに不本意に山頂に立ったことって初めてかもしれませんが、思いもかけず、山頂の土を踏んで三角点を撮影して無事に帰ってこられたのは僥倖と言えるかもしれません。もう絶対、岩塔上まではいきませんからね(^^;。

3合目と4合目の間にいたエゾシカです。二頭いてこちらを警戒していました。今日は広角レンズしか持っていませんでしたが、XF1があるとこういうときに役に立ってくれますね。

ロープ場を行くひかるさん。「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」はダイナミックで立体感のある絵になるのが好きなのです。

第一見晴らし台。溶岩むき出しの気持ちの良いスペース。青空の下、下から見上げると圧巻ですよ~。

ガスった中、恵庭岳の岩塔が不気味にそびえたってます。悪の秘密結社のアジトでもありそうな感じですね。

岩塔を登ってきました。山頂はもうぐなのですが…

予想通り大いなる問題発生です。あとはこの三本のロープのうち、一本を選んで山頂に立つだけですが、高所恐怖症なのでとてもいけそうもありません。皆さんは真ん中のロープで行きましたが、私はここに留まることに。暇なのでロープ場を見て回っていたら左のロープ場に安全そうな足がかりを発見したのと、tarumae-yamaさんが上からひょっこりやってきて登っておいでということで、不本意ながら登りました。

そんなわけで山頂で記念写真です。真ん中で不本意そうな顔をしているのが私です。やっぱイヤだっんたですねぇ~、表情が如実に心境を表しています(^^;。その後、1時間以上山頂で待ちましたが視界は晴れずやむなく下山。「もう二度と来ないからな」と固く心に誓うのであります。

下山中に…ミヤマクワガタというらしいです。ひかるさんが見つけてくれました。山登っててこんなのを見たのは初めてでした(^^)。

第一見晴らし台まで降りてくるとだいぶ天気が回復してきて支笏湖の風景が見えてきました。

下りロープ場を降ります。ストックがロープにからまって結構大変でした。横着しないでロープ場の前にはちゃんと仕舞いましょうね←私(^^;。

きのこの山。んー、きのこってどういうルーツで食べられるようになったんだろうと考えさせられる一枚。写真のは食用かどうかはしりませんけど、その昔に誰かが食べて実証したんだろうなぁと思うとものすごい勇気だと思います。だってこんなの食べる気しないよ(^^;。そんなわけで無事に下山なのです。ポロピナイで皆でアイス食べて帰りました。お疲れ様でした。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/74K0NFN)で高解像度山行写真が御覧になれます。


今回のカメラ:
 「Nikon D7000」+「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」
 「Fujifilm XF1」

利尻富士 ~最北の百名山~

朝3時50分起床。うす曇でまぁまぁの天気。多分、気温が上がってくると晴れそうな感じの雲でとても好印象を持って朝4時45に登山口スタートです。久々の本格的な山ですが、昨日眠れなかったせいもあって体調は最悪。時速2kmを保持してゆっくりと登りました。エンジンが掛かったのは長官山を過ぎたあたりからですね。迫り来るガスと山頂を目指すトライアル競争になりましたが、最終的に晴れた風景を堪能できて非常に良い山行になりました。

甘露泉水。利尻島はキツネがいないのでエキノコックスを気にしなくてもいいそうですが、何かこういう水を直接飲むのに抵抗あるぐらい私も北海道の人間になっています。ちなみにクマもいないので鈴もいりません。人間の外敵が殆どないので視界の悪い森林にしても気が非常に楽です。

4合目までは針葉樹林帯でこれを越えると時折景色も見えるようになります。

5合目を過ぎるとハイマツが出てきます。そして更にしばらく行くと、いよいよ長官山が見えてきます。ここまで体調悪いのを引きずってきましたが、中間点とは言え山頂が見えるとヤル気が俄然出てくるのです。

6合目を過ぎると展望もだいぶ開けてきます。振り替えれは海・左右には長官様の裾と、時折風景を眺めながら登っていきます。7合目を越えて更に進むと開けた展望スペースに出ました。第二見晴らし台です。夏山らしい雲が眼下に立ち込めてきました。

第二見晴らし台から、少し登ると長官山に立ちます。やはり海が見える山っていいですね。最高です。

長官山から先はなだらかな尾根道です。ここでだいぶ体調が回復しました。

尾根を越えるとガスが眼下まで迫ってきました。ここからはガスと頂上争いです。去年の羅臼岳の轍を踏むまいと、もう一心不乱に登りました。有名な侵食登山道のところでは完全にばててましたけど、あまりの凄さに絶句しました。こりゃ下山したらコマドリプロジェクトに課金せねばと思いつつ通過しました。

山頂です。到着時はガスに包まれていましたが、その後、見事に晴れてくれました。北の空の秋の様相です。

利尻富士の南稜に続く道とローソク岩。南の空は対称的に夏山らしい雲に包まれています。ちょうど山頂を境に夏と秋が変わるような、そんな不思議な感じでした。

礼文島もきれいに見えます。大きな山はないですが、今度は礼文にも行ってみたいものです。

上空をツバメが飛んでいます。風も穏やかで滑空には最適なんでしょう。時折、群れをなして飛んでいました。

帰りは花を見ながら下山します。驚いたことにリシリヒナゲシが一輪だけ残っていました。目だたない色なので注意していないと見落としていたかもです。

そして、これが本場のリシリリンドウ…と言いたいところなんですけど、なんか微妙に形が大雪山系に咲いているやつと違うような気がして。似たようなのでチシマリンドウというのもあるらしいのでそっちかもしれないです。5~10cmほどの背丈の小さい花だったので、チシマリンドウよりはリシリリンドウの可能性が高いと思うのですが、正直見分けつきません。

下山時のほうがガスが晴れて景色がきれいだったので、もちろん時折風景も撮影します。素晴らしい長官山ですね。この手前の沓形分岐で、ちょうど沓形から登ってきたアディダス帽をかぶった男性(HYMLの有名な人らしい)が登ってきました。沓形コースの様子を聞いたら、結構、すべりやすくて大変だったらしいです。登りはともなく下山に使うのはお勧めしないとのことでした。

キンポウゲ科のこの花は、どこからどう見てもトリカブトそのものなんだけど、リシリブシというそうです。確かにトリカブトよりは花の付き方が盛大ですね。でも前情報がなければ立派なトリカブトだなぁってスルーしてしまいそうです。

そしてこれが長官山の尾根から見た利尻山です。ものすごくカッコいいです。道中が辛い山だけど、何度でも登りたくなる山です。

下山後は鴛泊の町に買出しと温泉に入りに行きましたが、ここで自転車のブレーキとラブルで全く効かなくなってしまって怖い思いをしました。鴛泊のセイコーマートのとなりにホームセンターがあったので、そこで部品と工具を調達して応急修理をして事なきを得ました。セイコーマートでおつまみを買って、利尻富士温泉でひとっ風呂後、ビールを買って再びキャンプ場まで登ります。この標高200mが意外とつらいですが、でも、この後のビールが最高でした。

そして締めくくりに二日間隣のテントでお世話になったHYMLの中年スイマーさん御夫妻に焼肉をごちそうになりました。とても美味しかった。やはり山の後のお肉は素晴らしいです(^^)。本当にありがとうございました。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/v0B9sgY)で高解像度山行写真が御覧になれます。

鴛泊登山口(4:45)→長官山(7:40)→沓形分岐(8:25)→利尻山山頂(8:50←食事等→10:10)→沓形分岐(10:45)→長官山(11:50)→鴛泊登山口(13:30)

今回のカメラ:「Nikon D7000」+ 「AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR」

明日から利尻島に渡ります

台風でフェリーが欠航して一日伸びましたが、
明日、利尻島に向かう予定でいます。
順調に行けば14日に利尻富士に登れると思いますが、どうなることやら。
多分、土曜日まで行ったっきりですので、
現地情報はツイッターでつぶやこうと思っています。
興味があればどうぞ。

https://twitter.com/suzunanami

暑い日中を避けて藻岩山へ ~慈啓会コース~

今年は仕事がいそがしいせいか、何かあまり積極的に山に行く気が起きなくて、休日もダラダラと過ごしがちです。ただ、夏休み山行に向けて身体能力が心配になってきたので、今週は山に行こうと思ってましたが日中の異常な暑さで気力ダウン。そんなわけで、夕方から藻岩山に登ってきました。登山口は何年ぶりかわからないぐらいぶりの慈啓会病院です。普段は人が行きかう登山道も夜は殆ど人がいないんですね。真っ暗な中、うっそうと木々が生茂る道はあまり気分のよいものではなかったですが、運動不足は解消できた模様です。次はいよいよ夏休み山行です。今年は自転車を持って利尻島に行く予定ですが天気がどうだろう。

夕日に赤く染まる木々が綺麗でした。この時期に藻岩山に登るのは何年ぶりでしょう。慈啓会コースを歩くのはもっと以前ぶりですね。


馬の背につく頃には日がすっかり暮れました。

藻岩山山頂から神威岳、烏帽子岳、百松沢山のシルエットです。きれーですね。こんな時間にこの山々を見たのは初めての気がします。

藻岩山のシンボル、レピータアンテナを月と一緒に。きれいな空でとてもよかったです。

下山時に馬の背近くから。隙間から見える月の絶景です。思わず足を止めて見入ってしまいました。馬の背から先、急速に湿気り初めてせいか、XF1がレンズエラーで動かなくなってしまいました。今、デシケータで乾燥中。多分、治ると思うけれど、ダメなら一年保証で修理だそうっと。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/Sf1VNKP)で山行写真全てが御覧になれます。

慈啓会病院登山口(18:20)→馬の背(18:50)→藻岩山(19:10←休憩→19:25)→馬の背(19:45)→慈啓会病院登山口(20:10)

今回のカメラ:「Fujifilm XF1」

雨が降る前に奥三角山まで

今月は車の修理に、自動車税に、住民税に、勢い勇ん買ったサンヨンの支払いにと給料以上に使いこんでいて、更に7月1日から高速道路料金値上がりと、相変わらず続く不安定な大気状態、遠出しない理由としては十分なほど揃っているわけで…。かといって、ここ数週みたいに引きこもっているのも何だなぁということで、たまには外に出てみようと運動不足の身体を引きずって、ご近所の奥三角山まで行ってきました。暑い一日でしたけど、久々に良い汗かいて気持ちよかったです。来週は三連休…天気がよければ層雲峡本流林道も開通したことですし、クチャンベツからヒサゴ沼に行ってみたいのですが…。

この写真を撮った後、大倉山のベンチで少し休憩。出会った男性とずっと話こんでいたら、見覚えのある人が…snufukinjrさん…恵庭岳でお会いして以来でした。相変わらず健脚のようでした。

奥三角山山頂から円山の風景。この隙間から見る風景好きですねぇ。もちろんもう少し前のほうに行けば札幌の風景が一望できますが、こっちのほうが好きなもんで…

クルマユリでしょうか? 道中でひときわ目をひきました。北大の黒百合もそろそろ頃合でしょうか。最近忙しくて昼休みもまともに取れてなかったけど、先週で一段落したので行ってみないと…

帰りに大倉山ジャンプ競技場の展望台へと登ってみると○×クイズ? 何か結構盛り上がっているのが上からでもわかりましたよ。そんなわけで三角山によって下山です。雨もポツポツ降ってきて早めに下山してよかったです。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/SqXNwiT)で山行写真全てが御覧になれます。

山の手登山口(11:20)→大倉山(11:55←休憩・雑談→12:15)→奥三角山(12:30)→大倉山(13:00)→三角山(13:20)→山の手登山口(13:35)

今回のカメラ:「Fujifilm XF1」


ちなみに最近ブログはあまり書いてませんがちゃんと生きています。ツイッターのほうでは結構書いているのですが、山以外のことしかツイートしてないので…。山はブログとヤマレコ、その他はツイッターで、気が向いたらブログも書くといった住み分けが出来つつあります。