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イチャンコッペ山 ~雪の支笏湖の展望台~

先週の紋別岳でイチャンコッペのほうが支笏湖の景色がいいとのことで、今回はtarumae-yamaさん(http://tarumaezan.exblog.jp/)と、その山友達のH原さん、シマエナガさんとイチャンコッペ山に御一緒させて頂きました。支笏湖までの道程は今年初の雪道で、かなり楽しみにしていたものの、街中のミラーバーンに今年初のポンピングブレーキ+ABS発動というあことのコンビネーションプレーで追突を回避しつつ街中を抜けて、ようやく圧雪になって「いけるぞ!」と思ったら、工事車両に前を塞がれて不完全燃焼という何とも残念な結果に...まぁ、そんな感じで集合時間ギリギリに現地に着いた頃には皆さん準備万端という感じ。

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私も早速準備をして向かった頃にはH原さんとシマエナガさんはガーミン製のGPSを握り締めつつ、一生懸命なにやら設定をしている様子。同じ機種ながら歩行距離が異なったりするようで...「むぅ、さすがアメリカ製、結構、そういうとこザックリ?」みたいな印象を受けつつ、私の使っている日本が誇るエンペックスの高度計も結構ザックリだったのを思い出し、まぁ、そんなもんかと思っていた最中...なし崩し的に出発です。

天気予報はウソのように外れて、晴天、風も穏やかで暑いくらい。H原さん先導で出発です。この人、かなり速いなと思いつつ、何とか着いて行きつつ標高580mのトラバースルートに出た段階で小休止。後続のシマエナガさん、tarumae-yamaさんまではかなり空いています。この段階でこのパーティのスタイルを何となく理解しました。何とかいうかフリースタイルです(^^:。行きたい人は行き、止まりたい人は止まれと...そういうことのようです。

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ということで、ここからは写真など撮りつつマイペースで行くことにしました。今日はとにかく空の青が奇麗で、これを写真に撮りたくてダケカンバの後ろに拡がる空を撮ります。熊笹に積もった雪がサチュレートしてしまいましたが、空の青は見たまんまバッチリです。ここからは比較的なだらかな道が続きます。植林の林を抜けると今度は785mピークへの登りです。マイペースで登っている限りはこのぐらいの傾斜は管理人にとっては好きな部類です。途中からは支笏湖と恵庭岳の眺望が拡がります。「うーん、来て良かった」と思います。

イチャンコッペ山までは漁川ダム反射板のある785mピークに荷物をデポって空身で進みました。元が日帰りの軽装なので、きわだって軽くなった感じはないものの軽快に進んで行きます。先導はキツネの足跡です。イチャンコッペ山山頂の印象としては、風景的に785mピークのほうが良いですが、山頂は風が穏やかでのんびりできる感じです。地図上には山頂に三角点があるんですが、歩いて来たルートを考えると山頂標識のあるのは三角点の50mほど手前側のような気がします。予測される三角点の位置は熊笹の茂みの中です。こんなところに設置する人間の力もすごいですが、それをいとも簡単に覆い隠してしまう自然の力もすごいです。

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イチャンコッペ山から引き返す途中、コルから見える樽前山からは真っ直ぐに噴煙が立ち上っています。こちらは風速3m/sほどの冷風が吹いてますが、支笏湖を挟んだ対岸はほぼ無風のようです。天気はますます良くなってきた感じです。785mピークに戻って、そこで昼食にします。シマエナガさんからアルコールフリーのビールを頂きました。山で飲むお酒は大好きですが日帰り登山ではそれもできず、もどかしい思いをしていましたが、アルコールフリーでも結構いい雰囲気を味わえるものだと実感しました。本当に感謝です。私の昼食は、昨晩時間がなかったので、その辺に転がっていたカップめんと慌てて作ったおにぎりですが、山のスパイスは驚くほど美味しい味に仕上げてくれました。

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下山する頃には天気はさらに良くなって雲一つない快晴になって来ました。空の青がますます奇麗になって来ました。今回、早めに出発したのもあってここから続々と登ってくる人達に遭遇します。途中で出会ったSONYのNEXをぶら下げて登って来たmoriさん(http://blog.goo.ne.jp/mori_burarin)も空の青さが気に入ったようでした。下山後は、会合があるとのことでtarumae-yamaさんは早々に帰宅され、残された三人でガーミンの設定をあーでもない言いつついじって見るものの結局のところ、結論は出ないまま皆さんはそのまま帰宅されるとのことでしたので、管理人は汗を流しに単独で丸駒温泉に向かうことにしました。

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ほぼ4年振りの丸駒温泉ということで楽しみにしていましたが、カメラを持って湖畔の露天風呂に向かうと何やらワインの入ったカップを片手に持ったかっちょいい兄ちゃんがポーズを決めて写真を撮っている最中に出くわしました。折角のいい被写体を前にして思わず「私も写真撮っていいですか?」と言って写真撮らせてもらっちゃいました。風呂上がり色々と話をしていると、この人、管理人のすぐ近所にあるラーメン屋「真武咲弥(http://samurai-noodle.jp/)」の社長で留萌出身の華ノ陣TOKIさんだそうで、今は、東京の本店にいるそうですが来週から香港に行かれるということで、その前に北海道に戻って来たそうです。他の二人は店の常連さんということで、しかも二人とも管理人と同じ町内という思わぬ偶然にびっくり。ご近所話に花が咲き、楽しい気持ちで温泉を後にして帰路につきました。


登山口(8:40)→漁川ダム反射板785mピーク(9:55)→イチャンコッペ山(10:10)→漁川ダム反射板785mピーク(10:20←昼食→11:05)→登山口(11:55)


P.S. 
帰り道は道が空いているのをいいことに、あこのテールを滑らせたりしながら楽しくドライブしつつ帰りました。ようやくあこの4WDシステムにも慣れてきて、どうやって滑らせつつアクセル開けてコーナー抜けるかが分かってきました。FFっぽくトラクションかけつつステアリングを多目に切ってアンダーステア的に曲がるのはダメだというのは去年学習したんですが、今年はリアルタイム4WDを逆手にとって、最初に通常の切り角でアンダーステア的に突っ込んでからアクセルを開けるとリアルタイム4WDで後輪が駆動してググッとオーバー方向に持っていってくれるようです。まず最初に滑る挙動から入るのでFF式と違って心理的にかなり恐いですが、うまくコーナーを抜けられるとあことの一体感を感じてものすごく楽しいです。これは病み付きですね。

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