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若人達と神居尻山(2013年10月19日)

今年の夏に羊蹄山に登ったメンバーで再び山に登ろうということりなり、もう冬も近いことから、気楽に登れて高山の雰囲気も十分に味わえる神居尻山に登ることに...10月17日には札幌の手稲山の初冠雪も観測されたということで、H947mの神居尻山でも結構な積雪と寒さを覚悟して行ったのだが登山口から見上げる限りでは雪も殆どない。

そしてB・Cコースの駐車場がものすごいことに。紅葉がボチボチ見られてシーズンも終盤ということで皆考えることは同じなのだろう。以前訪れたのは2007年11月10日だけど、その時は、私以外は誰もいなかったというのに...丁度、管理棟の人がやって来たので許可を得て橋の手前にあこを置いた。

登りはBコースから...序盤戦は皆軽快。少し置いていかれつつも、ほんのり色付いた木々を眺めながら、密度の薄い森林コースを登っていく。


ナラ?の巨木だろうか...胴部に穴が空きつつも一株だけ雄大にそびえ立っている。青空をバックにこういう風景って北海道らしいと思う。

Bコース名物の急坂の階段に差しかかると若いメンバーも皆ペースダウン。そして途中の広い踊り場みたくなっているところで休憩。寒いぐらいの状態を予想していたのに、登っていると暑くて、結局、フリースも脱いで夏山登山の格好になっていた。

標高600mぐらいから積雪が見始め、標高700mの尾根に出たあたりでは完全に雪になっている。途中、急坂の連続でA氏の具合が悪くなったり、他の皆も随分と口数が減って心配したが小休止を挟みつつ何とか尾根に到達。ここのベンチで休憩したら、だいぶ良くなったようだ。ともあれ、辛いのはここまでで、ここから先は尾根沿いで緩やかな登りが続いている。

尾根からはしばらく平坦な道が続き、その後、842m峰に向かいやや傾斜がついてくる。尾根の歩き始めは、皆、雪玉を投げたりして盛り上がっていたが、登りに差しかかると羊蹄に登った時の元気はどこへやら...みんな結構ペースが落ちている。私に撮っては後ろで写真を撮って遅れても、すぐに追い付けるぐらいのペースなので丁度良かったが...

登ってきた尾根はこんな感じ、地図上では大した傾斜ではないんだが、ここからみると以外と急な感じがする。

神居尻の山頂に向けて一旦コルまで下りる途中。時折、熊の匂いが風にのってやってきて単独だとあまり気持ちの良いシチュエーションではないが、今日は大勢いるから少し気が楽。山頂への階段道ではスライドした品の良いマダムに声を掛けられて、誰だろうと思って聞いたらピータンままさんでした。単独だともう少し話をしていたかったんですけど、皆が先に行ってしまったので、途中で切り上げて私も山頂へ。

山頂で全員で記念写真の後、カップ麺で食事。今日は若者達が水を運んでくれるというので、水を最低限まで減らして代わりに三脚と2Lのコッヘルを積んできた。Snowpeakの「地」には大きすぎてやや不安定だけど予想よりも早く全員分のお湯が沸いた。嵩張るけど鍋が大きいって素晴らしい。三脚もコッヘルも活躍できて持って上がった甲斐があった。

薄靄が出ていて遠方の景色はそれほどでもないが、山頂は風も殆どなく穏やかで気持ちいい。時間があればこの稜線を歩いてAコースから下山したかったが、メンバーの一人が夕方から予定があるというので、のんびりした後はCコースから下山した。


登りの苦悩の表情から一変、下山時は元気一杯のA氏。ただ、この後、Cコースのピッチの狭い階段と積雪のダブルパンチでは何度も転びそうになって、お互い結構苦しんだ。

標高650m付近。積雪がなくなってまた紅葉が出始める。葉は随分と散っているけれども、 青空がその分望めて気持ち良い。

無事にCコース登山口に。ここから駐車場まで距離はあるけれども整備された林道なので歩きやすい。

20分ほどで駐車場近くの公園に到着。予定通り14時に下山。その後は中小屋温泉に向かう。途中で新しくできた当別ダムでナビ子が戸惑って少し時間をロスして温泉の滞在時間が短くなってしまったけれども良いお湯だった。

用事のあるというメンバー一人を送って、また琴似で飲み会。今回は「ふる里」以外のところが良いというので、琴似発祥の居酒屋チェーン「つぼ八」になった。「つぼ八」に行ったのは何年ぶりかわからないが、低価格でそこそこ美味しくて良い店。一通り飲んだ後は「真武咲弥」でラーメン。2011年11月に丸駒温泉で社長のTOKIさんとお会いしてから、一度行ってみたかったお店。2年越しになったけれども焙り味噌ラーメンが美味かった。朝から晩まで本当に良く遊んだし楽しい一日になった。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/vQbE9Lx)で山行写真全てが御覧になれます

B・Cコース駐車場(9:50)→Bコース登山口(10:00)→H700m尾根(10:55)→B・Cコース分岐(11:30)→神居尻山(11:55←昼食→12:35)→B・Cコース分岐(12:50)→Cコース登山口(13:35)→B・Cコース駐車場(13:55)

今回のカメラ:
 「Nikon D7000」+「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」
 「Fujifilm XF1」

コメント一覧

隊長 URL 2013年10月27日(日)21時16分 編集・削除

スズさん、こんばんは。

神居尻山、いいねー。
若い方々の表情も素晴らしいです。若いっていいなー。

そして、相変わらずスッキリとしたいい写真を掲載していますね。
空の色のグラデーションがとても繊細で素晴らしいです。
いい腕+いいカメラです。

それにしても、標高600mから雪ですか。
もうそんな季節になったのですね。
(^_^)

スズ(管理人) 2013年10月27日(日)22時18分 編集・削除

隊長殿、こんばんは。
神居尻はいいですよ~。標高1000m切ってるんですが、
周囲に高い山もなく、そのくせ尾根がずっと続いていて、
高山にいるような雰囲気にさせてくれる山です。

写真のほうはレンズに少し手を加えています。
天塩岳であまりに12-24mmレンズの逆光フレアが酷かったので、
今回、気休めにでもなればとMC-UVフィルターを入れてみました。
UV領域はカメラ搭載のCMOSセンサーでは拾わないというのが一般論ですが、
センサー特性的に400nmあたりで急峻に感度が落ちるということは考え辛く、
ダラダラとした特性を持って感度が落ちていくと考えれば、
標高が上がるほど紫外線強度が増すことが自明の理である以上、
少なからずUV領域で起きているだろうフレアが低減できれば、
写真の写りにも影響するんじゃないだろうかと思ったのですが、
思っていたぐらいの効果はあったようです(^^;。

ちゃんとフィルタ有無で比較してないの気のせいかもですけどね(^^;。

ピータンまま URL 2013年10月28日(月)22時36分 編集・削除

スズさん、こんばんは。

品の良いマダムのピータンままです(笑)
声を掛けるのにずいぶん躊躇しましたよ~
人違いだったらかなりカッコ悪いですからね(。>0<。)

いつも友人もtarumaeyamaさんのブログを見てるので
友人のほうが先にスズさんだと気づいたようです。
単独だとちょっとわからなかったのですが
元気な学生さんたちと一緒だったので
『もしかして?』と気づいたのかもしれません。

『実物のほうがかなりカッコいい!!』と話題にしながら
楽しく山を下りられましたよ♪

折角お会いできたのでもう少しお話がしたかったですが
あの場所だったのでちょっと難しかったですね。
神居尻山はかなり気に入りました!
お花の時期にまた訪れたい山です。

スズ(管理人) 2013年11月01日(金)22時01分 編集・削除

ピータンままさん、こんばんは。
中身はカメラ好きのただの飲んだくれ親父ですが、
カッコいいと言って頂けるのは嬉しいような気もします。
なんだか、最近、山で声を掛けてもらえる機会が増えた気がします。

私、単独の山行のほうが圧倒的に多いので誰かと一緒に登っている時に、
逆によく気がついたなぁと思っていましたが、
例の羊蹄山の記録を見られていたんでしょうかねぇ??
メンバーの時間の都合もあってあまり話せませんでしたが、
単独だったら、時間を気にせずに、ずっと喋っていたかもです(^^;。

tarumae-yama Eメール URL 2013年11月01日(金)22時57分 編集・削除

今晩は。
私も品の良いマダムにお会いしたかったですね。
スズさんの嬉しそうな顔が目に浮かびます。

ピータンままさんが塩谷丸山に登った同じ日、私のブログにリンクしている「活力鍋と山歩きと日々のこと」のmiton-chuさんも登っているようです。
miton-chuさんのお顔は私のブログで紹介しているので、品の良いマダムが気がついたかどうか・・・・。

明日は3連休の中で、唯一山に行けそうな日ですね。
多分、私は休養日です。

冬眠に入る前に一度どこか一緒しませんか?

スズ(管理人) 2013年11月03日(日)19時05分 編集・削除

tarumae-yamaさん、こんばんは。

いや、マジで平日休日関係なく毎日眠いです。
この季節ならではのがキターって感じです。
ちなみに学説的には人間も冬眠に似た状態になるっていう話も本当にあるんですよ。
内地にいた頃は全然こんな感じなくて夏よりもむしろ冬のほうが元気でしたが、
北海道に移り住んでからは本能に目覚めた感じです(^^;。

確かに天候的には明日は山日和ですね。
しかしながら冬眠の呪縛に打ち勝って出撃できるかどうかは微妙な状勢です(^^;。
冬眠に入る前にというか、もう既にドップリと入った感がありますが、
冬眠中に起き出した熊よろしく恵庭かイチャンコッペあたり今年も行きましょうか?
ハードなのと、断崖高所系は駄目ですよ(^^;。

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